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最後のシーン、大洲城を奥に見る構図。昔連れて行ってもらったなぁ。
「今度四国の田舎に行くことになりまして。今日はもう金はいらない。帰りの電車賃だけちょうだい」売り物のぬいぐるみを振り回す寅さん。>>続きを読む
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「キャスティングがこうだったらいいな」を叶えてくれている。
お話は
パリ→五島列島→韓国→東京
とあっちへこっちへ、さささッと進む。
心配になるくらい、グイッと次の場面に進む。
「スープに国境はない>>続きを読む
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汗を流しギターを弾くBBキングはかっこいい。
レビューでドラマ部分が面白くない、という評価を見すぎてしまった。乗せられた部分があった。ダメな男と見下す世話焼き女、最後は持ちつ持たれつ。「夫婦善哉」の>>続きを読む
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「良くなったの?」
「毎日、そうあろうとトライしているよ」
サイラスが義手でコーラを開けようとするのを助ける"ラシード"。
良い。
ラストのシーン、チキンを取り分けるところで泣けた。絵本を読んでい>>続きを読む
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点数をつける勇気がでない。
「あの戦争は良かった」幼少期に経験した第二次世界大戦は、40年前の良い思い出となっている老夫婦。
東西冷戦の対立が深まる中、主人公のジェームズは近所の図書館で新聞を読み>>続きを読む
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電車の音、教室の音、戦闘機の音。人の声を時にさえぎりながら、摂理として音は鳴る。
徹底的に描かれているのは現実なのに、美しい。
郷愁を感じるのは、自分自身が確かにどこかで(部分的にでも)この景色に触>>続きを読む
思い出しレビュー。
良い話ってこういう映画のことを言うんだと思った。
やたら賭けに結びつける家族と、踊るシーンは覚えてる。
思い出しレビュー。
「先生はヒーローって信じますか?」
「Hero?」このやり取りがたまらない。
原作マンガもすごいが、アニメもまた完璧。
全ての言葉が自分の日常に染み込んでいる。
観てない人はも>>続きを読む
「ガソリンは満タン。タバコもたっぷり。そして、暗闇に黒いサングラスだ」2人を載せたボロボロのアメ車(警察車のリセール品)は、元恋人、バンドマン、ナチの残党、警察とあらゆるものを置き去りにした。
どう>>続きを読む
前に勧められていたが、放置していた映画をうっかり観る。美味しんぼの(負ける時の)山岡が「究極の娯楽映画」として提出してきそう。
笑えるし、ドキドキするし、頭も使う、場面が緊迫すればストレートに雨が降>>続きを読む
笠智衆の映画。「お葬式ですか?」と問われて「うん」という。ウイスキーを頼み、「水割りですか?」と問われて「そのまま」という。晴れ着姿の壮年の、後ろ姿のしぐれていくか。
ビリー・ジョエルは終始子供のようにしゃべった。「アート・テイタムとオスカー・ピーターソンは俺にとって神様さ」。オスカー・ピーターソンを残された映像とインタビューで振り返る映画。
カナダの黒人(あえて書>>続きを読む
トナイサテンの店主に映画の存在を教えられ鑑賞。サイコキラーとヘブンくらいしか知らなかった。
making senseにstopがある通り「意味のあることなんかやめてさ」と歌い踊る90分。単純に好き。>>続きを読む
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「KOMAは家族の酒」兄妹の願いはひとつ。かつて、完成の日の宴で母は微笑み、父は出来の良さを知ると一口含んだ。そして、兄妹でブレンドした「KOMA」もまた母を笑顔にさせた。一つのウイスキーの復活劇。>>続きを読む
思い出しレビュー。一気に観るには起伏がなさすぎて、少しずつレンタル期間目一杯使ってみたなぁ。映画館か金ローでまた見たい!
予告編はたまに見ると面白い。
ロードムービーというやつ。
人生は生きっぱなし、行きっぱなし、という点はとてもよくわかる。
子どもの方が、大人。積み重なって身動き取れない主人公とは、好対照だった。
でもなぁ、弟夫婦、特に奥さん、>>続きを読む
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無駄なことが、世の中を回してる。でも、無駄なことが自分を覆い隠してしまう。無駄は「仮面」。
「どうしましょうかね」
「何がだい」
「定年後ですよ」
あぁ、笠智衆は素晴らしい。
「スパルタでお願いし>>続きを読む
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目覚めるために、作品が眠ろうとする映画。
舞台裏と物語が交錯しながら映画は進む。
フランシスベーコンが、絵画を観る鑑賞者との隔たりを強調するため、よく反射するガラスを選んだ。仮にこれを、絵画-ガラ>>続きを読む
しっかり見たのは初。新宿はシティーハンターが守ってたんですね。
GetWildイントロかかるの中のラストの一言にはしびれまた。
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18世紀後半の冷害が続く東北で起きた「化物の誕生」の物語。
リンは先代の火事の咎を理由に田畑を奪われ、遺体の処理という穢れる仕事をする家族の長女。弟は目が見えず、ことあるごとに姉を頼り気遣う。父は長>>続きを読む
「My Sweet Lord」、「While My Guitar Gently Weeps」は映画館で見れて良かった。
モンティパイソンすげーな。そして、息子が若くてかっこいい。
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大学生の時、大学のビデオブースの小さなテレビにVHSを入れ、ヘッドホンにガサガサの画質で見た。夫婦が上京した頃合いに、すっかり私は寝ていた。映画館で2度目の鑑賞。
「おしまいかぁ」お父さん(笠智衆)>>続きを読む
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「僕のグローブどこ?」WBC優勝の歓喜の中で、大谷翔平はまた少しずつ冷静さを取り戻していた。
栗山英樹の監督就任からWBC優勝までを見届けるドキュメンタリー。栗山監督はメンバー選びから凄まじい熱血。>>続きを読む
「俺は演奏したいんだ!」ムリダンガム工房の息子、ピータージョンソンは叫んだ。
差別を受ける出自を隠し、都会で生きる親はピーターに公務員として生きることを望んだ。しかし、人気俳優に熱を上げるピーターは>>続きを読む
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「この映画は動物を愛するところから生まれた。撮影で動物を傷つけていません」というエンディングの字幕が皮肉めいていた。
点滅する赤い光が映す女とロバ。
ロバのEOはサーカスの見せ物であり雑用だった。「>>続きを読む
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アツくて、激しかった。
大が伝えたかったジャズ、感情があった。
玉田くんは、3か月時点のライブですごい。「あっ」ってなる瞬間からは頭を抱えた。数ヶ月後に渡された言葉「君の成長するドラムを聴きにきてい>>続きを読む
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迫るショッカーは地獄の軍団であり、我らを狙う黒い影である。
仮面ライダーがショッカーの戦闘員を殴ると血しぶき。潰れる音と血しぶき。グローブにこびりつく返り血。
口上のように、とつとつと緑川博士は語>>続きを読む
「このコーヒーをシャンパンと思って乾杯しよう」
「僕は労働者階級のコーヒーが好きなんだ」
モノクロで通した短編集。トムウェイツとゴーストバスターの俳優の方しか分からず。
席交換を何度もする手の震えた>>続きを読む
タイトルがタイトルだなと思い観る。
尻切れトンボのエンディング(映画館の都合?)の直後、拍手が起きた。尻切れの残念感も乗り越える「マスター」。善悪というより、神に近い。
「マスター」は人格形成を学>>続きを読む
「弟たちが戻るなら、成功はいらない」2019年の、ひとりぼっちになったバリーの言葉。
イギリス生まれオーストラリア育ちの兄バリー、双子のロビン・モーリスは、バリーの「名前を残したい」という夢のため、>>続きを読む
ホセ・メンドーサと矢吹丈の世紀の一戦を「アニメ化」した映画。そんな思いすらした。
力石と健闘を讃えあったリング上から始まる。そのすれ違った手はあまりにも有名。
一年リングから離れたジョーは「ただ、ま>>続きを読む
ネタバレせずに思いっきりぶつかるべき。自分の部活を思い出した。
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観た後、目がガンギマリになる映画。
一族のつながりを守るため、攫われた村の娘を助けにデリーで暮らすビーム。彼はそのためにイギリス総督府から追われる身となっていた。バイク整備を営む一家に守られ、自身も>>続きを読む
「ライブに行くこと、レコードで聴くことはフィジカルなんだ」この店の店主、店員、客、棚に曲を置いてもらったミュージャンが異口同音に言う。2016年6月25日閉店した「アザー・ミュージック」ニューヨークで>>続きを読む