もとまちさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌(1992年製作の映画)

4.4

ジョン・ウー、香港ノワール時代最後の傑作。

頭カラッポにして目の前に広がるド迫力の銃撃戦と爆発を楽しめたら勝ち。
ストーリーはあってないようなもの。『インファナル・アフェア』とかなり似ていると思った
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女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.8

囚人に変装した女刑務官を、体で虜にしてオトすナミのエロさ。

青い春(2001年製作の映画)

4.0

題名そのまんま、青い春のはなし。
思春期特有の、やり場のない怒りやどうしようもない閉塞感。クソッタレな現実。わけのわからない衝動。そして屋上。青空。夢。死。

ラストのドロップに切なく弾ける。

確か
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

4.4

バババババキュウーン
ダダダダダダダ
ドーン
最高である。

男が戦争映画に求める全ての要素が詰め込まれていると言っていい。血飛沫飛び交う激しい銃撃戦に、男同士の熱い友情、そ
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.5

ショーン・コネリーの貫禄が全てな映画。
勇ましきテーマソングが結構すき。

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.5

退廃的なセットと、圧巻の映像美を堪能するだけでも見る価値アリの126分。

ライフ(2017年製作の映画)

3.5

グチャグチャドロドロスプラッターなB級SFホラーを期待してた身としては正直微妙だったんだけど、全てを嘲笑うかのような最悪で最高のバッドエンドに免じてこの点数。

あまり深く期待しなければ映画としては普
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キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

4.3

どこまでもイカれてて最高の一品。

B級臭のプンプン漂うパッケージに『キラースナイパー』のタイトルと来れば、そりゃあ多くの人はスルーしてしまうだろう(そもそもスナイパーは出てこない)。しかし、それを惜
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

少し遅い気もするが、アラン・パーカー監督への追悼の意を込めて観賞。十数年前の映画だが、本作が彼の遺作である。

エンタメと社会派がどちらも高いクオリティで成立していて、2時間超えの長尺ながら全く退屈に
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来る(2018年製作の映画)

2.8

ヘンテコなCGで襲いかかる化け物なんかよりも育児ノイローゼに狂う黒木華の方が遥かに怖い。ブチギレて家の物を壊しまくった挙げ句それを化け物のせいにするシーンとか震えた。

岡田准一をぶん殴る松たか子が最
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デストラップ・死の罠(1982年製作の映画)

3.2

原作が戯曲だからなのか、非常に舞台劇的な作品で興味深かった。主人公の劇作家が住む屋敷の中を舞台に、キャラクター同士の様々な心理戦が展開されていく。シドニー・ルメットはこういう密室劇が得意。

しかし、
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炎628(1985年製作の映画)

5.0

心が震えるほどの衝撃を受けた。

ヤバい映画としてよく騒がれているが、全人類が見るべき教科書的な作品でもあると思う。

ただのプロパガンダには終わらない、それだけ強烈なメッセージがこの映画に込められて
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新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争(1995年製作の映画)

3.6

三池崇史の初期衝動。
ネオンに煌く雑多な夜の新宿で、血と汗に弾ける男たちの狂気。

夜の新宿に生首がゴロリと転がり、鑑識がそれを拾って記念撮影のピース。椎名桔平演じる刑事は部下の股間を平手打ちし、取り
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.2

予告編を見る限りオカルトホラーだと思ってたら、想像以上に様々な要素のごった煮だったから驚いた。猟奇サスペンス、オカルトホラー、ゾンビアクション(!?)、人間ドラマ、コメディなどなど。やっぱり予想の斜め>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

面白い。
が、終盤の展開の粗さにはどうしても納得がいかない。
これ見た人は『哀しき獣』も見ようぜ。

オアシス(2002年製作の映画)

4.6

二人にとってのオアシス(幻想)が美しいからこそ、冷ややかな現実が余計に残酷に思える。

アシュラ(2016年製作の映画)

4.9

韓流バイオレンス映画の臨界点。
負け犬の矜持がスパークするラストに泣く。

「こうなると思った。分かっちゃいたけど、しょうがねえ」

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.9

ザ・名画として必ず挙げられる作品。

古典なのか若干退屈さは感じたが、ある富豪が最後に遺した「バラのつぼみ」という言葉から、一人の男の人生がミステリー調に紐解かれていく様は結構見応えアリ。
当時革命的
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未知への飛行(1964年製作の映画)

4.6

強烈。
超地味で硬派なサスペンスだが、見終わった後は言葉を失うこと間違いなし。
この上なく核の恐怖を教えてくれる作品だろう。
派手なシーンはなく、全編のほとんどが会議室と司令室のシーンで構成されている
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モーテル(2007年製作の映画)

2.5

険悪なムード漂う夫婦が体験する恐怖の一夜。山道で車がエンストしてしまい、仕方なく立ち寄ったモーテルはなんと殺人ビデオの撮影現場だった!という話。

こういったシチュエーションスリラーでポイントとなる物
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凶悪(2013年製作の映画)

4.0

とにかく凄まじい描写に圧倒される。
オープニングから暴力で始まり、麻薬、レイプなどがリアリティに満ちたイヤーな感じで展開されていく。タイトル通り凶悪。

ピエール瀧演じる粗暴なヤクザの恐ろしさ。モノホ
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

4.3

生首から蜘蛛足を生やしためちゃキモ妖怪ヒルコvs.おっさん妖怪ハンター沢田研二の熾烈な戦いの90分。

生首妖怪ヒルコのデザインは『遊星からの物体X』のノリスヘッド和風ver. こいつらがストップモ
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