ヘイミッチさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

4.0

ちょうど100年前に作られた今作は無声はもちろんのことサントラも無く、ストーリーを伝える上で過不足ないカットで構成されたモンタージュとなっており、正に映画の原型のような作品でした。
吸血鬼という人知を
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.8

実はエイリアンは「エイリアンvsプレデター」しかちゃんと見た事がなかったという。のでみました。流石に少し古さを感じてしまったけど面白かったです。

モービウス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンパイアっぽい設定は大好物なもので楽しめました。
ジャレット・レトはじめましてでしたがハマりますこれは。マットスミスは変態でよかった。
スパイダーマンと上手く絡める未来がまだよく見えなくて、ヴァル
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

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ハリポタファンこじらせてるので前作が面白くないのがショックで期待値下げ下げで挑みましたが、十分に楽しめました。マッツになってほんと良かった...

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.6

健康で美形で貧乏じゃないけど心にはポッカリと大きな穴が。
現代と通ずる虚無感で驚いた。

場内が満員で酸素が薄く少し眠ってしまったけど、ほんとは退屈だったからかもしれない。
世の中に絶望する気持ちはよ
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

映画のような非日常に憧れすぎてつまらない自分の日常に絶望することがよくありますが、こんなにも当たり前の日々を愛おしく描かれちゃうとそんな自分の思考が恥ずかしくなります

ま、そんなパターソンの生活も充
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(2007年製作の映画)

3.2

出っ歯と毛量が気になる若きドラン
性の目覚めが彼を垢抜けさせるのだろう

伝わり切らない出来

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.8

現代の女の子の葛藤がリアル。流石ピクサーか。

しかしここまで共感性の高い問題を描かれると自分事過ぎて、逆に羞恥心がぱなかった。序盤の母親の暴挙はどんな胸糞映画よりも怒りが湧きました。
リアル過ぎて作
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父を探して(2013年製作の映画)

4.5

素晴らしいアニメーション映画
可哀想なのも楽しそうなのも、夢があるのも絶望的なのも、全部自分の人生。

3DCGやリアルな描写よりも抽象的な線で構成された画面の方が自由な世界を創り出すことを証明してい
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

もはやおしゃれ映画の伝説と化したその所以はなんなのか、しかと見届けました。
ユマ・サーマンの顔面鼻血泡。
当時のトラヴォルタはイケメン枠なのか?
どんどん武器がLvアップするブルース・ウィリスがいっち
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

胸熱合戦
星五に行かなかったのは自分でも驚き。
サプライズは全部嬉しかったけどストーリー展開が面白く感じず。
それでも存在自体が有難い歴史を変えた一本には違いない。マジ感謝

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウッディ・ハレルソンの無駄遣い。

1でトムハとヴェノムの名コンビに続編の期待を膨らませたけど、まさかあのノリを2倍3倍にして乗り切ってくるとは思わなんだ。
SSUと言えどMCU作品で必要のない映画は
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

4.5

ヒーローオタクを全肯定してくれる温かい映画。
アンブレイカブルもスプリットもスーパーヒーローと呼ぶには陰湿すぎてまさか集結しちゃうとはって感じだけど、面白く話が噛み合って無理がなかったのは驚き。なんな
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3

初っ端からお洒落すぎる色彩にあてられて、脳が幸せモードに。
お馴染みの横スクロールや絵画的に計算し尽くされた画面構成が楽しい。

情報量の多い画面はさながら誌面のようで、ウェス作品のプロップとして作ら
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

4.0

目が楽しい良質アニメーション

ストーリーは王道な寓話タッチでマセマセな大人には特別面白く感じられないだろうが、視覚的に新しく子気味のいい作品であることは保証できる一品。

特に本作は色彩が見たことの
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劇場版ポケットモンスター/ピカチュウのドキドキかくれんぼ(2001年製作の映画)

3.8

アニメのクオリティが安定しててすごい。みんな可愛すぎてすごい。これ見て育った子供は犯罪を犯さないだろうな。
そんでこだわりと手間がかかりまくったエンドクレジットがまたすごい。

ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.7

ショメ監督の実写長編。

フランスのファンタジーが混ざりあった人間ドラマが大好物な自分としては見ないわけいないかない。

幼い頃に両親を亡くしたショックで口がきけない青年が、マジックマッシュルームで自
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

5.0

めっちゃ面白かった

三つ巴通り越して六つ巴の様相を呈している愚かな運命共同体ども。

センスの良い長いタイトルを暗記して、機が熟したらみようと思っていたステイサム好きの中学時代の自分が成仏していった
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.2

愛のお話し。

Markを放置してたのでうろ覚えですが、人間愛をこんなにも感じたのは初めてでめっちゃ感動した記憶があります。

とても優しい映画だった。
ジャオ監督の力。長さは感じなかった。

エンド
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.6

ドラン目当てで鑑賞しました。彼は相変わらず魅力的だったのでそこんとこは満足です。

話は良く考えられててとても好きでしたが、ほぼワンシチュエーションの会話劇で、しかも一日にも満たないような時間経過の中
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

デヴィッド・バーンのブロードウェイショー「アメリカン・ユートピア」を見に来たのに、上映時間を間違えてしまって、やむなくこちらのブロードウェイショーを。
ある意味今作は居場所のない人々がアメリカでユート
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コロンバス(2017年製作の映画)

5.0

まず構図が素晴らしくってモダニズム建築の写真集を捲るよう。でもそれだけじゃなくストーリーもいい。

集中力と興味の話が面白くて、最近の若者の本離れは本を読む集中力が衰えてるからという人がいるが、そうで
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.4

グザヴィエ・ドラン初でしたがまんまと心を掴まれてしまった。
何がよかったか言及すると自らの良からぬ嗜好が露呈してしまいそうなので控える。

本作は以前から気になっていたけど、エンディングテーマがルーフ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.9

無機質な寒色の画面に必ずある差し色の赤。まるでMARIA SVARBOVAの写真のような空気感。

死んだ牛のまだ温かい血。冷たいタイルで覆われた工場と吊された肉塊。ロボットのような彼女の中に流れる情
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

クリエイター臭がエガース監督からはとてつもなく臭う。

自分が好きな世界やテーマを見つけてそこを調査し、みつけた文書から想像を膨らませて映画を作っちゃうのとか。

ある意味二次創作をしている皆さんと一
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息ができない(2015年製作の映画)

3.6

サンドアニメと聞くと砂をリアルタイムで動かし連想的に情景を描き出すヤツを思い浮かべますが、こちらは違いまして、絵柄が砂絵と言うだけの普通のアニメ形式でした。
しかし、普通のと言っても全て砂で描いてる訳
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くもとちゅうりっぷ(1943年製作の映画)

3.8

めちゃかわな日本の最初期アニメーション。
ディズニーに強く影響されているのが伺えるのも楽しいですし、負けず劣らずの繊細アニメーションが見事。キャラもストーリーも可愛くて今でも十分にたのしめる力作です。
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.7

これまでどれだけの人がメッセージを発信し、対話を続けてきただろうか。
きっと少しずつだけど良い方向に向かってると思ってた。
でもそれは違うぞ。と現実を突き付けられてしまった。
まだまだ溝は深いのか。ま
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

景気の良い高品質なドンパチとはこのこと。

結構シリアスになりそうな話なのにこんなにも楽しくみれるのはやはりタランティーノのオタク的にイタく強調されたキャラ設定や演出、ノリ、暴力による所なのでしょうか
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感染家族(2018年製作の映画)

3.5

ゾンビコメディとしては良質だけと話が軌道に乗るまでが長すぎる。30分くらいゾンビがなんの事件も起こさないのは前代未聞。
コメディ点は高いとして、グロや人間ドラマの点は無いに等しいからそこを求めちゃうと
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EXIT(2019年製作の映画)

3.6

観てから時間が経ったから色々忘れちゃったのですが、災害時にドローンとかSNSを駆使して救出するのが今どきで面白かった気がする。
全体的にテンション高めで楽しかった印象がある気がする。

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.9

実写の現実界とサイケなサイファイアニメ界とのコントラストが強烈。
ロビン・ライトがロビン・ライトを演じてるメタ設定が物語に変な現実味を帯びさせてる。

テーマは結局何に集結するのか。
後半はだいぶ抽象
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.8

やっぱり欧米ホラーよりアジアンホラーの方が本能的に恐ろしくって楽しいね。

しかもJホラーでもないこの新鮮な雰囲気と、ゲームの実写化なだけあるイケイケヴィジュアルが嬉しい。

ストーリーも、社会派ラブ
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RADWIMPSのHESONOO Documentary Film(2016年製作の映画)

3.9

日本のドキュメント映画ってあまり見たことない。アメリカのよりさっぱりしてますね。
映画館で観たかったな〜な一本。
そんで私を早くツアーに連れてっておくれ。