ヘイミッチさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ほしのこえ(2002年製作の映画)

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新海誠の初期作初鑑賞。

作画などの技術的な側面は全くもって拙いものの、お馴染みの逆光ゴースト・フレアの多用や風景を利用した演出、セリフまわしやキャラ設定などセカイ系の癖が定まっていてすごいなと思いま
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チコタン ぼくのおよめさん(1971年製作の映画)

4.5

とんでも衝撃な『 みんなのうた』。

児童合唱団の繊細な歌声にのせて、複数のフェーズを経て展開する少年の淡い恋模様。それは子供の頃に経験するにはあまりにも強すぎる失恋であった。。

当時の社会問題をテ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.7

運命の映画でした。
新幹線という閉ざされた空間に因縁のあるメンツが一同に介するっていう、ファイナルステージスタートなのが楽しい。

ナイル殺人事件ないし、オリエント急行殺人事件の如く乗り物の上で巻き起
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アス(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ怖かった!!!
やっぱり超常現象とかクリーチャーとかよりヤバい人間が追いかけてくるのがいっちゃん怖いわ。

前半はストレスが強くて見切れるか心配する程でしたが、やはりジョーダン・ピールですから
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キッド・カディ: Entergalactic(2022年製作の映画)

4.2

ヒップホップとストリートアートとクスリとバイク、おまけにイケてる隣人がいればNYはたちまち重力から開放された銀河空間へと変貌する。

スパイダーバースのアートワークを彷彿とさせる作画で楽しむ都会のgo
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.8

ニコラス・ケイジ演じる主人公の生き様に憧れる
こんな人間になりたい

スタッフTシャツを彼みたくパツパツに着こなせるようになりたい

キャプテンEO(1986年製作の映画)

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踊れば解決するボリウッドなマイケル・ジャクソン
これをコッポラとルーカスが、、、
これは3Dでランドでみよう

おこんじょうるり(1982年製作の映画)

4.0

日本昔ばなし的な
おばあさんの訛りの激しい本物声優と、おこんの溌剌とした若い歌声の対比が魅力的。
何よりおこんが歌う浄瑠璃がエネルギッシュで癖になる。

予想以上にカロリーの高い人形アニメーションで大
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ミッキーのお化け退治(1937年製作の映画)

3.6

これは見たこと無い回。
ポスターのドロドロな質感が気持ちよい
臆病全開で楽しい

庭園(1968年製作の映画)

3.7

明らかに無駄で思考停止した使役が、一転してとてつもなく居心地よく感じるときは確かにある。

自由を追って試行錯誤する自分の人生よりも、ヒト様の庭園の生垣になる方が楽だと気付いてしまった人たちは、抑圧さ
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最後にして最初の人類(2020年製作の映画)

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異世界の建築のような不気味な戦争記念碑を映すモノクロの映像と、
ヨハン・ヨハンソンによる重厚で眩惑的な音楽と、
ティルダ・スウィントンvoiceでお送りする古のSF朗読。

現代で出来うる極上の時空間
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

コーヒーとタバコがあれば素敵な時間が過ごせるライフハック。紅茶派ですが。

一流俳優やミュージシャンが本人として登場するお話がいくつかあっておもしろい。メタ的なリアルさがあるかとおもいきや設定が現実と
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.8

どの都会の夜も大好き。

車と縁遠い生活を送ってきたけど自分も夜の街をドライブしたいな。
そしたらきっとこの映画みたいに"今この瞬間"を存分に生きられるじゃないだろか。
こんな素敵な時間をずっと過ごし
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

グラシネIMAXレーザーGTで鑑賞。今までで一二を争う素晴らしいIMAX体験になりました。
巨大な画角を利用して敢えて見せない演出と見ろと言わんばかりの緊張感ある演出、両者が混在してるもんだから瞬きす
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.7

これ以上ないほどの曇天をみた。

_ _ _ _ E R

不眠を受け入れ真面目に日々を過ごす違和感の正体とは。
だんだん埋まっていくハングマンゲームが不安ましましで良い。

みんなもこの映画で後ろめ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

キリスト教の知識に乏しいので、あらゆるネタを見過ごし表面上のどシンプルな要素を啜ることしか出来ませんでした。

解説を幾つか読んでみてやっと記憶の中のRAMBを消化し始めてるところです。

半人半獣は
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.7

体の交わりでしか心が満たされない何かが欠けた兄と、そんな兄から愛されたかった妹の話。
語られずとも2人の家庭が狂っていたことが伝わってくる。

セックス依存性の兄は一見まともに見えるけど、頭の中は肉欲
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THX-1138(1971年製作の映画)

3.5

消費主義なAIジーザスへの一方通行の懺悔がグロい。
真っ白い空間とスキンヘッドの相性の良さを認めたし、警備ロボットに至っては多くの人の性癖に刺さりそう。

ナンバリングされた使い捨て作業員は薬で何とか
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.5

授業で。
ジャケ写が釣りっぽいのが頂けない
自分の世界の捉え方によって変わる時間の流れをテーマにしているのがおもしろいし、映像が意外ときれい。

世界がスローモーションになる体験は、中学生の時に自分の
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.5

名刺バトルいいね。ウォール街で働くエリート層のプライドの高さを簡潔にガツンとみせるのすごい。
その他家賃やスーツのブランド、予約できるレストランのレベル、配偶者などをいちいち比較して勝手に殺意を滾らせ
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雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

能面をつけてるのかと見紛う京マチ子の顔面は平たい顔族の美を体現しているように、見る角度が変わるだけで様々な表情をみせてくれる。
穏やかな凪かと思いきや、次の瞬間には欲を孕んだギラついた目で貫いてくる。
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.8

実在の人物を描いた映画なだけに、もはやフィクションであるトムクルーズが初めてリアルな人間になったレアな作品。
年相応なおじさんのおトムもこれはこれで堪らなかった。

VHSの映像を元にしただけあって映
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きっと全て大丈夫(2006年製作の映画)

4.5

途切れぬ思考の如くまくし立てるナレーションが病魔に侵され歪んだ認知を言語化する。そこに視覚情報として最低限のアニメーションが緑内障みたいにせっまい視野から覗いてる。

クオリティの低いヴィジュアルが逆
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J.S.バッハ G線上の幻想(1965年製作の映画)

3.5

ある意味バッハのMVな内容

ひたすらに土埃がすごい廃墟を写す映像集で、気まぐれに音ハメをしてくるから不思議

チェコにはいまだ沢山の古い建造物が残っているのだろうか羨ましい

ヒート(1995年製作の映画)

3.8

めっちゃ漢映画

アル・パチーノにデニーロにヴァル・キルマーにと強すぎる面々に加え、各方面からの評判の良さからとても期待を込めて鑑賞しました。
蓋を開ければほんと期待通りで、なんなら期待通り過ぎるとい
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

4.2

あまりにも雰囲気が良すぎる、、、

2000年頃の映画がブームで最近よく見てるのだけど、この頃のザラザラした画面とか古過ぎず今過ぎないファッションや空気感がたまらない。

コックコート着たイケメンとマ
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.8

めっちゃ好き

やってる事はロックストック―と一緒だからぐちゃぐちゃに絡み合った糸が見事に収束して行く脚本の衝撃は少なかったものの、何度でも見たい面白さがある。

何故こうも登場人物がもれなく魅力的な
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遥かなる大地へ(1992年製作の映画)

4.0

俳優目当てで観た映画が良作だった時ってとっても嬉しくなるよね。この映画まさにそれでした。

おトムとニコールがキラキラすぎる

時は開拓時代、アイルランドで土地を追われた主人公は令嬢とともにアメリカに
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.7

エイミーマンの楽曲が贅沢に使われてて、映画と曲どっちが先なんだろうと思っていたら曲の方が先らしい
歌詞から着想して映画を作るってなんだかロマンチック

偶然とは思えないような奇跡を描いた映画だけど正直
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ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

2.0

B級映画にしても、こんなにも面白みやオリジナリティが皆無な作品は久々
ホラーマニアとは名ばかりの、もはやオタクでもない無個性な主人公と、キャラがたってそうでブレブレな殺人鬼たちのだっせぇ攻防戦
あとみ
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明日の世界(2015年製作の映画)

4.2

世界観やヴィジュアルがいいアニメとの対極にあるような内容重視の作品を作るのがこの監督だと思うけど、今作のテーマの為だけの要素で構成された幾何学的な画面情報には一周まわって美しさを感じる。

哲学的でS
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レインマン(1988年製作の映画)

4.4

Uh-oh

午前10時の映画祭にて
トム・クルーズの波にのってる最中にどこでも配信していないレインマンを上映してくれるTOHOに感謝の花束を。

トム演じるチャーリーの高圧的で利己的なキャラクターが
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若きバンパイアの憂鬱(2021年製作の映画)

3.0

人間とヴァンパイアのハーフな女の子の話
鏡に半分だけうつったりにんにくアレルギーだったり、寝相悪くて浮かんじゃったりハーフな描写が面白い。その他イスラム教徒の魔女だったり狼人間と吸血鬼のハーフが出てき
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.6

ラップトップで見ると臨場感バリバリでだいぶ楽しかった

俳優も実名で多分自室で撮影してて、現実とフィクションの境界線が曖昧になるレアな経験ができた。多分人間関係もそのまんまなんじゃないかな。

コロナ
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.5

2000年頃のこういう雰囲気の映画好きです
トムとジェイミー・フォックスW主演か豪華だな~っと思って見始めたらイサム出てきて声出た。一瞬だけだったけどね、、。マーク・ラファロも居た。

ナイトオンザプ
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ハミングバード(2013年製作の映画)

3.5

中学以来の再鑑賞
当時は手当り次第TSUTAYAでイサム映画を借りてたけど内容とビジュアルがどれも似てて判別がつかないんすよね。

でも本作はだいぶしっとりしたドラマが素敵なひと味違う仕上がりで覚えて
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