Genichiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Genichiro

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ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

2.5

もっと若い時に見たら楽しめたかもなぁ。人間性やばすぎて笑ってしまった。途中の万引き少年二人組が打ち込みガイドとかryuichi sakamotoを万引きしてるのウケた。

儀式(1971年製作の映画)

4.3

大島渚のクソ真面目さが集約されているのが今作で描かれた全く無意味な婚礼の儀であろう。1人で三々九度を行う「混乱した」姿になにかグッとくる。新郎のあからさまに悲しそうな顔なんなの、ウケた。警察官の姿で結>>続きを読む

マックス、モン・アムール(1986年製作の映画)

4.1

犬に花を持ってかれるシーンが話と関係なさすぎてウケた。大島渚のクソ真面目がブラックユーモアに転化する感じはほんと嫌いになれない。全員揃っての食事の場にチンパンジー参戦→ペッティングスタートの気まずさた>>続きを読む

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

3.6

面接官の豊川悦治、きしょくわる!後半にバックグラウンドは説明されるのだが、それにしても気持ち悪すぎる。撮影は良いし、こういうドラマは他のシネフィル監督には撮れないものだと思うのだが…やはり終盤の説教く>>続きを読む

シェイディー・グローヴ(1999年製作の映画)

3.4

「間違い電話は都会のコミュニケーションである」という寺山修司の言葉はほんとに古びてしまった。いまや昔話って感じだもんな。退職届をワープロで打ってる姿とか、古いなー。今作にも森が登場。青山真治は森が好き>>続きを読む

散り行く花(1919年製作の映画)

3.8

これも塩田明彦の『映画術』を読み返したのがきっかけで。指摘されている通り、登場人物たちの視線が巧みに演出されている。雑貨屋で交わらない複数の視線が交錯する。その水平的な視線は、のちの再会で垂直的な関係>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

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「インテリア・デザイン」
監督:ミシェル・ゴンドリー
藤谷文子がなんかエロくて。途中の長回しとか頑張ったなあとは思うが、別に良くはない。

「メルド」
監督:レオス・カラックス
なんだこれ‼️すごいの
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日本春歌考(1967年製作の映画)

3.8

小山明子、美人だなー。久々見たけど、嫌いじゃないな。滑稽で。今見ると全体的にミソジニーきつい。作品の中で現実の政治イシューをどう配置するかを大島渚は常に意識していたなぁ。

陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

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野村萬斎が主演て。陰陽師シリーズが大ヒットしたの、今考えると面白すぎる。序盤の蝶々真っ二つとかおぼえてる。ワイヤーアクションの場面とかあったなー、笑っちゃうね。『リターナー』とか。真田広之かっこいい。>>続きを読む

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.6

浅野忠信って余白のない役者だな。見るたびに他にいい人いるだろと思うけど、監督を安心させる何かがあるのかもしれない。今作では中原昌也&筒井康隆というプロ役者でない2人が余白を作っているので救われている。>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

5.0

塩田明彦の『映画術』を読み直してたら久々に見たくなって。うーん素晴らしい。いろいろ映画を見れば見るほど今作の素晴らしさがわかってくる。オープニングタイトルからファーストカット、そこから逃走まで、もう見>>続きを読む

書かれた顔 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.7

紅を引くために何度も手鏡が切り返され、それをじっと捉えていたカメラがパンして姿見を映す。その瞬間にエクスタシーに達しました。やばすぎる!!!!とにかく坂東玉三郎の所作が常時素晴らしく、これはとんでもな>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

始まってからしばらくは「パク・チャヌクもすっかりベテランだな〜」という気持ちで見てた。しかし…後半なんですかあれは。長すぎる。中盤くらいまでは良かったんだけどなあ。取り調べシーンでひたすらフレーム内フ>>続きを読む

ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

3.9

なかなか面白い。全盛期に比べるとヒッチコックらしさは減退してるけど、面白く見れる。車に追っかけられるくだりとか良いね。終盤の逆転とか馬鹿馬鹿しくて笑顔になる。アホカップル同士が次第に近づいていくストー>>続きを読む

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

3.0

序盤の爆撃シーンやばすぎる。ひたすら過酷な逃避行も撮影はすごいんですが、うーん…

とらんぷ譚(1936年製作の映画)

4.2

メタっぽい演出満載の洒落たオープニングが素敵(サインが逆再生で消されるの好き)。突然天涯孤独の身となる序盤からブラックなユーモア。アホみたいなトリックで宝石奪ったり、カジノのくだりも馬鹿すぎる。最後の>>続きを読む

ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う ディレクターズカット版(2010年製作の映画)

3.5

どうしても長い、前作と比較するとなあ。ポン引きの絞殺しーんや向こう側の見えないカーテン越しのやり取りなど強烈な場面も結構ある、大竹しのぶの怪演が良い、けど…前作は才気走る石井隆の世界観で自己完結できた>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

2.5

漫画自体は言うまでもなく傑作、だったはず。読んだのは随分前でほとんど忘れてる。改めて思ったけど、アニメ見ても言うことがないな…映画・アニメ・漫画・バスケの全てに精通した人に感想聞いてみたい。しかしまあ>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

5.0

😵‍💫
ヒッチコック裏クラシック(個人的に表クラシックは『汚名』だと思っている)、久々見たけどやっぱすごいな。キム・ノヴァクを初めて目撃するレストラン、その後の庭園で彼女に向けられるソフトフォーカスの
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御法度(1999年製作の映画)

3.8

武田信治の殺陣をカットを割らずに見せるファーストカットからして、大島渚。こういうものを使ってしまう大胆さ&迂闊さが大島渚。何回見ても土方歳三がビートたけしって面白すぎる。たけしの「気が重いなぁ」は何回>>続きを読む

帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

2.0

全くもって意味不明。こんな作品でも戦後日本の問題について考えようとするの大島渚としか言いようがないが、だからといって…全く同じシーンを繰り返したり夢オチだったりもうめちゃくちゃ。

パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

5.0

久々の鑑賞ですっかり忘れてました、ファーストカット凄すぎてびっくりしたわ。劇場で見ると静かな音と大音量のコントラストがすごくて何回もびっくりさせられた。2002年にアダム・サンドラーを起用するという嗅>>続きを読む

ろくでなし(1960年製作の映画)

4.2

喋ってるだけのシーンの倦怠感がとにかくすごく、つい見てしまう。明らかに同日に撮られたであろう冒頭と終盤の強盗ごっこシーンが素晴らしい。ロケ撮影の美しさ、車を活かした動き。

アメリカの友人 4K レストア版(1977年製作の映画)

4.6

クライムサスペンスなんだけど職人作家の手際の良さはなく、そのせいで独特のテンポ感で他にない作品になっている(とはいえ、ヴェンダース作品の中ではかなりスムーズ)。映画を見てたら「こんなこと素人にやらすな>>続きを読む

GONIN サーガ(2015年製作の映画)

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ルポライターの書いた相関図を見るだけで何か込み上げてくる人向け映画、クラブハーツのあの内装を見るだけで胸騒ぎがする人向け映画(横浜ベイホールなのか、行ったことないから知らんかった)。正直、トホホな部分>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

4.5

バスの屋根へ飛び降る場面について面白い記事があったので読んでたら久々に見返すことに(記事にある通り、確かにフロントガラスへの映り込みは気になっていた)。いやー!素晴らしい…別のビルから狙いを定める犯人>>続きを読む

麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.4

1984年にこれが公開されたという事実の倒錯っぷり(『ストリートオブファイア』と同年!)。掘立て小屋の外景、位置からスゴすぎる。各場面の空間設計に感激する。卓をぐるりと回り、牌を振り込むアクションによ>>続きを読む

大菩薩峠 4K版(1960年製作の映画)

4.3

話が混雑しすぎて!殺陣の美しさ、美術の素晴らしさ。これに尽きる。落ちていく提灯、水車に巻かれた帯、切り離されてしまった装飾品は生きるべき人生を生きれなかった人々の姿と重なる。森の中で繰り広げられる殺陣>>続きを読む

天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)

4.5

色っぽい「おしっこ〜」の発声に笑う。いやー、石井隆ですね。監督デビュー作からこれって凄すぎる。カメラは気負い過ぎとも言えるが鼻につくことはなく、むしろ切実さへと繋がる。石井隆作品はいつもそういう印象だ>>続きを読む

ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

4.4

繭の造形がいいですねえ。ビリヤード台に置かれた死体、家の中での密談を目撃してから追われるまで、坑道の下へ隠れて追われるまでのワンカット。うーん素晴らしい。終盤のクローズアップにゾクゾク。広場で人々が集>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

3.4

劇場中継やないか。面白いのは序盤と終盤の二人でいる場面、ってこれいかに。力作ではあると思うが、この擬似ワンカットによって何かマジックが起きているとは思えない。ウォルター・マーチが今作を反例として挙げて>>続きを読む

トパーズ(1969年製作の映画)

3.4

始まってから車に乗り込むまでの流れは良い!一周回ってヒッチコックに影響受けたヨーロッパ映画みたいに見えるのがおもろい。そっからの政治サスペンス、、別に面白くない。

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

5.0

久々に見たけど、ほんとに素晴らしい。こんなに素晴らしい映画が他にありまっか。かつてヴァーホーヴェンがハリウッドでブロックバスター大作を撮ることができた奇跡のよう時代がありました。当時の最新技術を駆使し>>続きを読む

冬の旅(1985年製作の映画)

4.6

なんだこれは…すごい映画だ。人から食べ物を、タバコを、ウィードをもらって、何か盗んではお金に変えようとする。「楽をして生きていきたいの」が口癖で誰とも交わらず、なんの感傷もなく出会った人と別れていく。>>続きを読む

白い恐怖(1945年製作の映画)

3.6

イングリッドバーグマンの写真に眼鏡描くのかわいい。「こんなやつ精神分析医に向いてねえよ!」がちゃんとフリになってるのはよかった。途中で出てくる分析医がキモジジイすぎる。「女性は優秀な分析医だ、恋をする>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.1

10年ぶりとか?改めて見るとそもそも話が出鱈目すぎて『オースティン・パワーズ』かよ!毎度お馴染み人間違いからの刺されたナイフを持ってるところをカメラがパシャッ‼️アホバカマヌケのオンパレードすぎる。荒>>続きを読む