ラムちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

チェリーボーイズ(2018年製作の映画)

2.0

林遣都の気色の悪さが本当にプロ。

なんとなく流すのに向いてる。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

これが実話だということが信じられない。

プライベート・ライアンは戦場を生々しく描いていたと記憶しているけど、それ以上にもっと生への執着とか目を覆いたい光景が多い。
後半はひたすらに早く終わって欲しい
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累 かさね(2018年製作の映画)

2.3

二人の女優の演技力そのもの。

浅野忠信が表舞台に立たない役だとなんかしっくりくる。チワワちゃんのときのカメラマンもそれ。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.4

戦争映画でワンカットはかなり挑戦的だけど、戦士たちにとっては戦争の始まりからずっとワンカットのように時間が流れてると思うと、現実的。
どこまでもリアルを追求されていて、あの呆気なさもほんとうなのかもし
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

バイオレンスとエロ


ただ雨に唄えばが心地よく繰り返される

キューブリック監督の法に縛られない発想の広さ
女性の裸体が二体連なったローテーブルはなかなかにお洒落である。


考察とかはしない

太陽を掴め(2016年製作の映画)

3.0

岸井ゆきの、吉村界人、浅香航大に最大限に生かされる。


これは青春とも言い難いけど、かなり繊細。

自分の望む形での愛ではない。
楽しい今は一瞬で地獄になる。
自分を責めても死ぬに死ねない。
力には
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

女の敵は男だけとは限らない。

現代らしい主題、かつ彼女の本望が叶えられた点ではハッピー(幸せというわけではなく)エンドだったと思う。

誰にも理解されない、されたくもない悲しみはどうやっても消化でき
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

2.0

【何者かになれなかった(なりたくなかった)】


中学生の頃、ツイッターでFさんの憂いを纏った文章に惚れ込んでいた。彼は常に絶望していてたぶん目が座っていた。スクリーンショットをしてお守りみたいにして
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.0

一人ひとりの哲学を叶えたスーサイド・スクワッド

戦い方は無駄がなくて華麗。
毎回のことながらハーレークインという美しさそのもの。ドレスアップも殺しも刺激が強い。

まさしくアメリカ流といった演出と豪
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

【容易に推薦することのできない作品】

こんなに息が詰まって、おぞましい映像はない。

まず娘が孵化させてしまったものの異常さ。
予告編で言っていた意味がだんだんと分かってくる。
その容姿、変貌への違
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バブル(2022年製作の映画)

3.0

「私が私になれた。」
「僕が僕になれた。」

最初は薄くて映像美だけだと思ってた。

破滅的な愛はほかに要素は要らなくて。
ウタが愛しいと思う心を感じられて人魚姫みたいな最期だとしてもよかったと思える
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ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

2.0

15年も前のアニメーションなんだね。

入り込むほどのストーリーではなかったけど、この懐かしさ、時代の移り変わりに感情移入していた。

主題歌のリンクが強すぎる。

半世界(2018年製作の映画)

2.9

はつのの生命力に慄いた。そのくらい堂々とした母であり、愛に正直な女である姿が綺麗だった。

「こっちだって世界なんだよ。」の一言も強い。相手にはどうせわかんない自分の世界がある一方で、その錯覚が無知を
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西遊記(2007年製作の映画)

3.5

around the worldを最近になって聞き始めた。

西遊記の最高キャスト。

さよならぼくたちのようちえん(2011年製作の映画)

3.0

別れって凄く悲しいって子供ながらに感じていた記憶がすぐに蘇る。

人数の町(2020年製作の映画)

2.0

自由と義務は隣り合わせ

前半と後半では大きく作りが違う。前半では日本の目を背けたい数字、事実。後半ではなぜか二人の逃避行と自由への回帰。

伏線回収のように集結したものの、自由に屈服したことなのか、
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桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

2.0

Netflixらしさが裏目に出て、結末は予想を裏切って、桜井ユキの強さに惹かれた。

私の帰る場所(2021年製作の映画)

3.5

少しばかりきれいすぎる。

フランクなインタビューを細切れに流し、普通の生活を対比させる。この冒頭シーンに違和感を覚えた。

尊厳もなく、周囲から煙たがられ、行き先がなくても生きていくことは辛い。が、
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

2.0

若者に現実を突きつける朝日

しんどいこととか別れとかそういう自分に不都合なことから逃げていた学生時代も今思えばまだ可愛らしいのかもしれない。

「痛い」と言ってしまえばそれまでだけど、その刹那の愉し
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.4

これはもはやコメディ!

ストップモーションの撮影期間7年という並々ならぬ集中力を持つ製作者は狂気的でさえある。

ストーリー自体に強く意味を見出すというより、カメラアングルによって視聴者が期待したも
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ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年製作の映画)

3.5

白石和彌監督の世界だった。
おすすめには相応しくない。
相補的に生きる3人、外側から見れば歪で行き場を失った残り物のように見える。だが、弱さで繋がることで意味がわかる。


二時間弱とわりと冗長、そし
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.0

日本に狼はもういない。

前作で誰よりも強く自分の命を顧みないガミさんの存在の大きさ、役所広司の桁違いの演技力に魅せられた待望の本作である。

しかし、五十子会を中心に登場人物の若年化でいわゆるヤクザ
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望み(2020年製作の映画)

4.0

「私たち家族は、ただしに救われました。」

本作は殺害に関わった少年たちの心境の変化を写したものではない。

家族がどう望みをかけ、絶望し、安堵するかを丁寧に見せる。

警察は何も教えてくれない、マス
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.0

一人ひとりのストーリー少し薄いかも?
この頃、山寺さんが神出鬼没。

バカ昔ばなし(2011年製作の映画)

2.0

シュールさが売りだろうけどくだらないところに安心感を得るのがポイントだと思う

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.7

サイケな世界観でかなりの鬱

無機質的な音楽、人間の走り方、同じ動きの繰り返し、色味のすべてが想像の範疇を超えていて強い不快感。

動物たちがブリューゲルの描く悪魔のようだった。孵化した生き物を愛撫し
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悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.5

グロさとスリルだけを追求したレザーフェイス劇場

スプラッターホラーの胸糞の悪さとストーリーの薄さと色々指摘したくなるキャストの逃げ方

レザーフェイスは相変わらず躊躇いのない残忍さでどんどん殺めてい
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ステップ(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

自分でも意識にない悲しさで、最初から最後まで号泣。

父の偉大さ、遺された者の葛藤、家庭の在り方。
無自覚だった人生の一部分を学んだ。

伊藤沙莉の『分かります。』の重さ、國村隼の家長としての寛大さ、
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ペット(2016年製作の映画)

2.3

途中から設楽と日村のやり取りにしか聞こえなくなる。それとフリーザ

傷だらけの悪魔(2017年製作の映画)

2.0

漫画原作で序盤はミスミソウの要素。


いじめは残酷だけど案外実写より漫画のままのほうが痛みを感じられる気がする。

深夜食堂(2015年製作の映画)

2.0

続編のほうが人情をより現実的に感じられる

温かさってお節介でもある。
記憶に残る味っていいな〜

続・深夜食堂(2016年製作の映画)

2.8

晩ごはんは誰と食べるかが争点であり、困っている人にお裾分けができる人でありたい。

オダギリジョーと警察服の相性がいい。
個人的にヤクザのコンビの優しさが滲み出てることが愛おしい。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

翌日になってベランダから見える明け方の美しさに気を取られるけど、歳を重ねることも結構綺麗。
追いかけてきた青春と消費した時間の燃え殻のような映画

思ったこと

…タクシーから見える東京の景色はどこだ
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さがす(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『本当に死にたい人は今までいなかった』

読み取れたテーマは

「障害者の生き方」
「特殊性癖」
「生死の倫理」


障害者にはふたつある。一つは本人が切に生きたいと思っている。もう一つは生きさせられ
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

3.0

おとぎの国の世界観。ずっとkawaii!

毒々しくて美しくて儚い。

女の子はいつだってお菓子みたいに甘くて後で痛い目に遭わせる生き物。
自分は自分以外の何者でもなくて、他者に消費される商品でもなく
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