レッドアップルさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

四月物語(1998年製作の映画)

3.9

180°ルールを是見よがしに破る過激さを持ちつつも、桜や雨、傘の使い方、梯子やPOVショットによる画面外の演出、引越し屋とタクシー運転手の場面の同時多発的な演出はあまりにも映画的。

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロビンらが、狼男アメリカン的な死者からフォースの霊体へと移行する鮮やかさ。
そこでさらにロッキーの精神を受け継ぐ者が主人公として動き始めることで、ついに『ヴァインランド』のカルマ清算を完遂する。お見事
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

それまでの物語すべてを吹き飛ばすクライマックス。終わりよければすべてよしの真理。

消費社会を生きるすべてのコンテンダーに祝福を。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.7

相変わらず文脈の入れ方が雑。グァダニーノ版『サスペリア』と似た読後感。わかるけどわかんない。
文脈から物語を作ってるような感じで、両者が切っても切り離せないものになっているから、MCUやM:Iシリーズ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

1.0

ウルトラマン同様、テレビシリーズの切り貼りによる映画化作品がもつ物語の問題と、仮面ライダーの映画なのにバイク移動もアクションも全然撮れてない監督の適性の問題。

蛇の道(1998年製作の映画)

4.1

まんまクリーピー。香川照之の笑顔の造形としての気味悪さは『VIDEOPHOBIA』のラストの手に通ずる感覚的な恐怖描写。
すべてを怖いという文脈につなげてしまう黒沢清のセンスが怖い。
よく分かんない数
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