FeManさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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背中の反り(1999年製作の映画)

3.7

女性の裸体美が光る作品。ストーリーの筋はとてもシンプル。

クレールの膝(1970年製作の映画)

3.9

クレールは確かに美人だけど、おっさんがエロオヤジ過ぎて、途中からヒヤヒヤした笑

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

試みは面白いが、やはり裁判のシーンは個人的に退屈に感じてしまう。それはどの映画であっても同じこと。台詞回しはよくこんなにも考えれるなーって感心はするけど。
夫婦の衝突はマリッジストーリーを彷彿とさせた
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

まず映像が綺麗。
同監督の作品は個人的にはハマっていないが、一応確認はしてる。
ストーリーは入れ子構造で今までよりも難解。

暗殺の森(1970年製作の映画)

4.2

美しい映画。うっとり惚れ惚れするような色彩と音楽がずっと続く。
何年も前に見たにも関わらず、なぜか要所要所で鮮明に覚えているシーンが多い。ストーリーはあまり覚えたないが。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

正直ヴィクトルエリセというビッグネームがなければ、あまり興味を持つことはない映画だっただろう。
ミツバチのささやきの主演女優のアナトレントが大人になった姿が見れたのは価値あり。私はアナよ、というセリフ
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市子(2023年製作の映画)

3.8

平野啓一郎の「ある男」しかり、こういう戸籍問題は昔からあるだろうが、近年よく取り上げられている印象。
途中でツッコミ所(男の死体をどうやって運んだのか、自分の犯罪をそんなに簡単にペラペラ喋るのか)はあ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

やっぱり貧困の生活を美化して描いてる感がすごく強いかな。
魅力的なキャラクターも特に現れず。

もちろんこういう風に、どんな生活の中にも楽しみを見出せるなら素晴らしいことだと思う。

清掃員として働き
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

まず映画館にいる人の多さに驚いた。カウリスマキってこんなにも人気があったのね。

中年の孤独やうつを改善するには、やはりパートナーを見つけて、慎ましい生活の中に喜びや幸せを見つけていくのが一番という象
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.8

カウリスマキの作品はしっとりとしていて、劇調だが、これは割と動きのある流動的な映画だ。
まだ作風が確立される前の初々しさが好き。

過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

しっとりと過去を持たない男、タイトル通りの映画。

サスペンスにもできるような設定だが、カウリスマキのスタイルは徹底し、エンタメ系に寄らずどこまでもカウリスマキってな感じ。

街のあかり(2006年製作の映画)

3.8

カウリスマキの中で一番好き。珍しく?主人公の男がハンサムな俳優だった。それのせいで見やすかったのかな...。

不運が続く中でも希望を捨てずに生き続けるが、最後の最後で頭に血が昇る。全てを台無しにした
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.7

片耳を主人公が発見するというシュールな導入は最高でリンチらしい。アパートの一室の構図なんかもリンチらしさはあるが、強引なラブロマンスを無理に入れてる感が個人的には否めない。

全体的に消失した片耳を軸
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

3.7

フランスの市井の人々の生活を描く。大道芸や肉屋のシーンが流れ、最後に皆に夢は見るのかとインタビューする場面は意味深で印象的。

浮き雲(1996年製作の映画)

3.6

貧困の描写が鬱な気持ちを助長させる。

小津安二郎とブレッソン感?がありますね。

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.9

キアロスタミ監督作の中ではあまりストーリーというストーリーがないにも関わらず、鮮明に覚えているシーンがある。

ラストの車がガス欠になって坂を下っていく場面は感慨深いものがある。
その後男が車から出て
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

少年の生活を映しているようにみせて、その実イランの国の情勢や体制を映しているという技巧。
それを見せるために少年が友達にノートを返すことに四苦八苦するというアイディアも好き。

大人たちとの会話劇から
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.8

まず景色が素晴らしい。住居の青色が美しく映えていて、視覚だけでも満足する。

ある葬式を見ようとするも目的の人物がなかなか亡くならないという設定は、ともすると少しコメディーにもとれる。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.7

この作品は他のカウリスマキと比べると、主題が少し違う。個人的にはこっちの方が好み。

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.7

アキカウリスマキの作品はなぜか感想が書きにくい。

作品のテイストは小津安二郎味を感じる。

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.5

女性が孤独で荒んでいるのが登場のシーンからわかる演出だ。
彼女が次々と毒殺をする動機も要所要所に描かれ、違和感がなく淡々と日常として進んでいく。

てっきり彼らたちが亡くなったのかどうか、わからなくす
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

ナチ映画をこういうふうに演出していくのは画期的。
なんといっても主役の男の子がかわいい。
母親にもヨハンソンなのは適役。人選が素晴らしい。

コミカルでポップな作風が、観るものに嫌気を催させず、楽しく
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.5

シュールレアリスティックで文学的。台詞回しも含めて独特で奇妙な世界。

完全に自分好みの映画だ。

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.2

リアリティーのあるホラー映画ではなく、ファンタジー系のホラー映画。

ぶっ飛びすぎて全然ついていけなかった。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.7

アキ・カウリスマキの作品は今までにもいくつか見てきたが今作は初。

殺し屋を雇って自殺しようとするも、心変わりし、逃げ惑う設定や構成にユーモアが重なってよき。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.6

社会的問題に切り込んだフィクションだけど実話ベースという映画。「スポットライト」を思い出した。

こういうのはやっぱり最後まで観るのが辛くなるんだよな...。

ラストシーンの皆でPublishのボタ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.5

映画としては特にという感じだったが、スピルバーグの体験として観れば面白いかも。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.6

設定はコントのようなちょっとバカらしい感じなんだけど、全体的にコメディータッチにはなっていない作品。この監督の映画はこれしか知らないが、どうやら他の作品ではもっと情熱的な愛を描いているとか。もともとの>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

ケイト・ブランシェットの存在感がデカい。主役に適役だったと思う。

シリアスな映画かと思いきや、意外と現実と非現実の乖離をうまく組み合わせて、不穏なミステリーの雰囲気を作っていた。
特に部屋の中でメト
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.7

2回目の鑑賞。哀れなるものたちを観たので再び。

貴族世界の下剋上物語。エンタメに寄せてもっと展開を面白くすることもできる監督はたくさんいるだろうけど、この作品はどこか文学的な印象。
特に大きな展開や
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

面白いとは正直思わなかったが、モノクロの映像や前作から多用していた魚眼レンズの映像などが美しい印象。
やっぱりヨルゴスランティモスの作品は狂っていて好き。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

資本主義の進んだ広大な大地を持つアメリカ。
序盤の女の子一家とのホームセンターでの出会いで、元教え子と先生という関係性を見せるのが巧かった。
残酷な世界と、人々の抱えてきた歴史に胸が痛くなる。ただのフ
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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

3.8

原作が好きだったから鑑賞。しかし映像にするとこうもグロくなるのかと思いながら観ていた。

主人公の男の子の人選は良き。映画全体としてのクオリティーや技術は拙いようにも感じた。

アルジャーノンに花束を(2006年製作の映画)

3.6

色々な登場人物が出てきた原作に比べると、映画は一人の女性との関係を中心にして物語は進んでいく。原作を読んでいなかったら、なかなか主人公の変遷についていけなかったかもしれない。

雨月物語(1953年製作の映画)

3.7

個人的にやはりこういう映画は退屈に感じてしまう。何度も休憩を挟み、ようやく鑑賞。

外国人からみたらこれが昔の日本という感じがして面白いかもね

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

西川美和監督の作品ということで鑑賞。
全体としてはハートウォーミングな展開で、傑作と名高いも、個人的にはそこまでハマらず。