FeManさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ゆれる(2006年製作の映画)

5.0

初めて見た時から感じていた奇妙なしこりが今もまだある。

芸術的で文学的な作品だなと感じた。台詞回しや役者の演技などどれも秀逸。

人の記憶は曖昧だったり捏造されていたりなど、羅生門感があった。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.6

タイトル通りのクレオの5時から7時までの生活を描く映画だった笑
淡々として、個人的にはあまりハマる部分はなかったかな

他人の顔(1966年製作の映画)

4.0

終始台詞回しが最高。特に最初の夫婦の会話からもう引き込まれた。

原作よりもわかりやすく、うまく映画用にアレンジされてあった。

燃えつきた地図(1968年製作の映画)

3.6

ちょっとよくわからなかった...

全体的にまとまりのない感じ。

カーテンの黄色は映えていてよかったけど。

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.8

キャラクターのやり取りに工夫があって面白かった。チップの代わりにプロモをあげたり、雑誌を買わせたりなんか。

二つ目にストーリーの時にフロントスタッフがまだプロモを持ってればなお良かった。
すたっふあ
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.8

たしかに独特な映画だった。恋愛模様もシュールで、独特な撮り方と相まってシュールレアリズムのような感じ。

ラスト、何事もなく家族に馴化するのはテオレマを想起させた。

ほら男爵の冒険(1961年製作の映画)

3.9

独特の一言。序盤の黄色を基調とした画面に映える赤色の煙なんかが美しい。

あまりストーリーには関心が持てなかったが、なかなか興味深い映画だった。

吸血鬼(1932年製作の映画)

-

英語字幕にて。

後半につれて謎の展開が続き、置いてかれた...。

主人公の男は透明になったのか...??

つながれたヒバリ(1969年製作の映画)

3.8

過酷な政治状況の中でも楽しく過ごす労働者が終始描かれる。逆作説的な意味もありそうだが。

途中子供たちが来て、反面教師のように労働者を見るシーンが一番印象に残った。

人々が希望を持ち続ける様が全編を
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

3.7

悲喜交々のそれぞれの人生をただ映すのではなく、ヤンヤンの無垢な視点から客観的に描こうとしている。タイトルがヤンヤンでなければそうとは思わなかったかもしれないが。

途中で急激に時間軸が未来の話になった
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シチリア!(1999年製作の映画)

3.6

個人的にハマれず。
会話には独特のものも垣間見えたが。

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.6

うーん。あまり何も思わなかった。面白いと思う部分を見つけれなかった。
政治的な部分もあまり前面に出ず、ストーリーの軸もシンプルだがハマれなかった。

それでも最後の爆破する寸前の男の「タイム」と叫ぶと
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コルチャック先生(1990年製作の映画)

3.7

コルチャック医師が孤児の救世主になるために奮闘する良い物語。
白黒にするとやっぱり美しく感じる。

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.0

良い映画!
主役の男の子も可愛い。フランスの寄宿学校の様子なんかも非常に興味深い。生徒たちの台詞回しや見せ方も巧み。映像やカメラワークも最高。だが、なぜだか心の底からはハマれない。これは一体なんなのだ
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モレク神(1999年製作の映画)

3.6

クローノフの中ではわかりやすいストーリーだったのだと思う。歴史上の人物をモデルにした話にあまり個人的に興味が持てなかっただけ。

マザー、サンやエルミタージュ幻想のような挑戦的なものを期待していたので
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白い鳩(1960年製作の映画)

-

英語字幕にて。
途中で寝ちゃったので日を跨いで鑑賞。そのせいで前半部分を完全に忘れてしまう。

最終的に画力のある映画だなと思った。
もっとちゃんとした画質で日本語字幕で観たい。

エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.9

90分をワンカットで撮るという試みは驚異的で凄まじい。しかし面白かったかと言われると、面白くはなかった。

前作のマザー、サンでも目を見張るような挑戦的気概を感じたが、今作もそういった意味ではある意味
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ムーンライティング(1982年製作の映画)

3.8

初めの空港で四人が手荷物検査に引っかかって、それぞれの顔が映されモノローグが始まるショットが面白い。どこかシュールで緊迫感がある。正直ここが個人的にはピークだった。

家を改装するというのが軸のストー
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7

まず思ったのがタイトルの「すずめの戸締り」は漫画「ファイアパンチ」の使い方と同じだなと思った。

個人的には新海誠はハマってないが、ストーリーを作るのは上手いと思う。

最初の10分の展開がめちゃくち
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道中の点検(1971年製作の映画)

3.8

正直人が多くて登場人物たちの区別ができず、今何が起こっているのかもよく分からなかったが、それでも面白い。
カメラワークや構図、舞台演出などが巧みなおかげだろう。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.2

全体的にシュールで好き。荒唐無稽ではなくありそうで、でもなんかないみたいな絶妙なバランスが好み。

前作のアルプスの話もそんな感じだったけどこの作品はもっとシュールさが増してる。

台詞回しも秀逸で、
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.7

普通に面白かった。

前観た時は何で観たか覚えてないけど、白黒だった気がしてた。でもカラーだったのね

マザー、サン(1997年製作の映画)

3.9

今まで観た中でトップクラスに不思議な映画。母親を抱きながら森を歩く息子の姿がほとんどの作品。時たま交わされる会話もどこか現実味がない。

面白いわけではないが、ある意味観て良かったと思えた作品。

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

3.6

こういう映画はやっぱり眠くなるし、興味が持てない...。
集中力も続かない

ビリディアナ(1960年製作の映画)

3.9

人間の欲望などの邪悪な側面を、修道女というアイディアを使ってうまく描き出した。

映像も美しくてよき。

ラストのビリディアナがやつれた姿でカードをするシーンはいいラストシーンだと思った。

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

クローネンバーグ好きを確か公言していたこの監督。前作のRAWほ好きだったが、今回の作品はストーリーについていけなかった。

車に性的なことを結びつけるのはクラッシュを思い出した。

こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.6

元々戯曲用に書かれたが、ローランズがこれを読んで、こんなのを何回もやるなんて頭がおかしくなる、と言った所から映画になったようだ。

妻の気がおかしくなったという映画だが、正直夫の方もかなりやばい状態に
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.7

夫婦の会話に港町の人々の日常生活が差し込まれるスタイル。

このアイディアは好きだけど!この作品にはイマイチハマりきれなかった。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.6

クローネンバーグ節が相変わらず炸裂した作品だった。

タトゥー、アート、肉体改造、と入り混じったアイディアも良かったが、少しストーリーについていけなかったかな。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.0

昔観たけど改めているとすごいなと思った。

フィクションと現実が混ざり合っていく演出も巧みで、画風と合っていた。

こういうストーリーは現実と夢がよくわからんまま終わっていくイメージだが、最後にちゃん
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(1961年製作の映画)

3.9

映像がきれい。カメラワークや構図が素晴らしい。若干フェリーニ感を感じた。

奥さんが街の中を歩き、喧嘩やミサイルの飛んでいるシーンは「欲望」から感じたアントニオーニのシュールさが感じれて良かった。

エル・ニド(1980年製作の映画)

-

アナ・トレントが観たくて鑑賞。字幕なしのため、全く理解できず。

アナ・トレントめっちゃお姉さんになってる!

祈り(1967年製作の映画)

3.9

英語字幕だったので、セリフの雰囲気は掴めたがほとんど置いていかれてしまった。

溶岩の家(1994年製作の映画)

-

字幕なしのため映像のみ。しかも二倍速。

「血」と「骨」の後に観ると、色彩豊かにみえた。

(1989年製作の映画)

3.9

不穏な空気が流れる中、一箇所ポップな音楽が流れてきたのが印象的。

わるくない。個人的には物足りなさもあるが、面白かったかな。

遥かなるクルディスタン(1999年製作の映画)

3.9

トルコの負の側面が描き出されている映画。

キアロスタミ監督の映画などはイランの国の負の側面を描いているが、トルコ映画自体があまり見たことなかったので、これは新鮮な体験だった。

車が主人公を乗せない
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