みっちさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

みっち

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2046(2004年製作の映画)

3.6

見る順番間違えた気がするけどウォンカーウァイの世界観はしっかり楽しめる作品。SF要素にしっくりこない場面がありつつも完結したんだなっていうのは分かる。不完全燃焼感強いのでもう1回順番通りに見たい。

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.6

レスリーチャンのあの口説き方はズルいー。花様年華が良かっただけに余韻としては残らない感じありました。終わりかけのトニーレオンの登場はなにか次を予感させる雰囲気出てましたが頭にはクエスチョンマークです。

花様年華(2000年製作の映画)

4.2

タバコの煙に雨の音。それと完璧な音楽。いつもはトニーレオンに目が吸い寄せられるけどこの映画はむしろ女性役の佇まいや衣装の方にうっとり。2人の姿をちょっと遠くからカメラで捉える感じもたまらない。

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.6

結構すきな作品
南米で飛び交う言葉と、香港で飛び交う言葉が同じようで違うような。空気感が伝わってきていい感じ。白黒とカラーが混ざった映画は初めて見た。彼らの生活を照らす照明がいい。足の下に香港。笑

天使の涙(1995年製作の映画)

3.6

恋する惑星と同じ監督作品だけあって雰囲気は同じような感じ。個人的にはあんまりハマらなかったけど、終始ビビットな映像と衝動性溢れる主人公たちに圧倒されまくり。すれ違いから生まれる人との繋がりについて監督>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

金曜ロードショーにて。
今までジブリ作品をあまり見てこなかったので初鑑賞でした。これは間違いなく名作ですね。数回見て初めて理解できることが多い気がします。そして物語すべてが今の世界や考え方に通じてる。
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.8

家族で1番ちっちゃいオリーブが負け犬じゃないところを見せてくれたんですねー!最高です。なかなかの珍道中でしたがおじいちゃん直伝ダンスで元気いっぱいに。フランクの走り方すきでした。

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.9

熟年離婚。母親の死。孫の誕生。第2の人生が始まりつつあるナタリー。寂しさを抱えた女性を見事にイザベルユペールが演じてます。とても知的だしワンピースや水着をさらっと着こなすところも魅力的。フランスの自然>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.5

日本人2人のキャラが微妙だったけどいつもどおり楽しめた!だんだんと話が繋がっていくのはやっぱり面白いです。

正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.3

キムミニも監督も2人ともかわいすぎる。。これはホンサンス作品の中でも特にすきかも。監督の奇行に笑いをこらえるキムミニ。いいですね。笑

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.0

飲みの席でキムミニが悪態つく演技が最高。それも含めて許しちゃうし周りの先輩や監督が彼女に好意を持つのが分かる気がする。最後の海辺のシーンはちょっと寂しかったなあー。そしてどの作品でも光るキムミニのファ>>続きを読む

リターン・トゥー・マイ・ラヴ(2005年製作の映画)

4.6

ブシェミ監督ということで見たんですがめちゃくちゃすき。すべてにおいてやる気なし、脱力感満載のケイシーアフレックに笑いが止まらない。ユーモアたっぷりだし、母親との関係性も面白い。映画を撮ってくれたブシェ>>続きを読む

ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.6

正直おもしろいとは言えないんだけど、個人的には見る価値はあったと思う。アメリカの漂流民やインディアンについていろんな疑問が出てきたから調べてみようかなと思います。

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.8

食べる。寝る。話す。歩く。そして生きる。すべて一言で言えるけど実際はそんなにうまく言えない。アラスカに向かうウェンディの生き方がまさにそれ。生きる厳しさを、これまで見てきたケリーライカート作品に共通し>>続きを読む

逃げた女(2019年製作の映画)

4.3

キムミニが画面に映ったとき思わずニヤリ。昔の友人3人に会いに行ってお話するだけでたのしい。そして隣人とネコについての話し合いが噛み合ってなさすぎて面白い。

何から逃げたんだろう?と考えると想像が膨ら
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ミストレス・アメリカ(2015年製作の映画)

4.2

これはまたおもしろい映画に出会ってしまったな〜!今回もグレタガーヴィグの演技が光ってる。トレイシー役の子はもっとよかった。グレタ演じるブルックの、感情的で破滅的なあの感じ!私はほんとに嫌いになれない。>>続きを読む

グリーンバーグ/ベン・スティラー 人生は最悪だ!(2010年製作の映画)

3.8

この映画いいですね〜。怒ったあとの感情の緩急とか、この関係しっくりこないけどその場をやり過ごす感じとか映像を見ながら追体験してるみたいだった。そしてフローレンス役のグレタガーヴィグの演技のすごさ。現実>>続きを読む

イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.6

映画に映画で被せてくるのがおもしろいし、日本とはまた違った離婚後の家族のあり方がリアルでよかった。見ている側が感情的になることはあんまりないけど、でもこういうのが見たいんだよなあってなる。弟ちゃんの口>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.6

アダムサンドラーの天才的なおもしろさ。バラバラなのに結局家族として成り立ってる。ちょい役のアダムドライバー最高。もっとこういう映画みたい。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

30才前後の男女、リーとコージー。2人とも今の暮らしから抜け出したい気持ちを抱えていると、偶然1つの銃をきっかけに逃避行が始まる。でも結局は見慣れた街を車でぐるぐるしているだけだし、銃で人を殺したと思>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.6

よかったああ。心地良い沈黙。あっという間の時間。
旧友の男2人で森の温泉へ。もうすぐ父親になるマークと、自由を選んで生きるカート。それぞれが別の人生のリズムを手に入れたことで、どこか違和感を感じるカー
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.6

色々見てきた中ではあんまりハマらなかったけど、でもやっぱり世界観に迷い込んでしまう感じはある。基本受け身で特殊な状況におかれてもなぜか周りに順化できるジョニーデップもよかった。トーテムポール族のなぞは>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

いいですね〜。音楽もぴったりだし躍動感溢れるカメラワークもいい。登場人物の男女がみんな魅力的で知らない間にすきになっちゃいます。特に663番警官がかわいくて面白くて口角上がりっぱなしです。

セブン(1995年製作の映画)

4.2

ほんと血も涙もないクソ野郎だな。いやでもおもしろい。いつも思うけど海外の事件のエグさは度を越してる。

エル・スール(1982年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

少女時代を回想する形で描かれている本作。父親を彼女のやり方で知ろうとするけど、やっぱり分からない。でもどこかで父親と繋がっている感じがするエストレーニャ。父親と踊るときの彼女の笑顔はとても良かった〜>>続きを読む

オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

3.9

彼らの生き方が眩しい。この高揚を味わった時間、共有できた仲間が人生にあるとどんなに楽しいだろう。人生100年時代、思うままに突っ走りたいものです。ロードムービーはやっぱりいい!

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.6

ペネロペの演技よかった。そして美しい。あっという間の2時間。事件があると家族内でも外でも昔の話が色々出てきて、さらに空気をぐちゃぐちゃにするから面白い。お金を1番に選択する人のこれからが見えた。

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.6

ずっと少年目線で追えるのがたのしい。祈ったら叶うわけじゃないことを実感として体験しながら学べるのは貴重だなと思います。久しぶりに聖書や賛美歌を開いて読んでみるのもいいかもです。スモールイエスさま。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.6

会話少なめでユーモアたっぷりの作品。ついつい笑っちゃいます。ジェラール少年の住む家は住心地より機能性重視派でおもしろい🐟見るのは楽しかったけどちょっと長かった。

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.8

こういう話はおもしろいなー。ほんと私は多少人情が垣間見えるヤケクソオヤジになぜか惹かれるところがありまして、それはそのヤケクソ感が人間らしくてちょっと羨ましいからです。身体が動かなくても心が自由であれ>>続きを読む

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.2

「顔たちところどころ」で初めて知ったアニエスヴァルダのドキュメンタリー作品。フランスのダゲール街の人々にカメラを向けて彼らの生活を映し出す。

今は同じお店で全部必要なものが揃うけど、ここでは専門店が
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.8

置かれた環境にどうしても馴染めない父親と、自分の居場所を見つけたい娘。ある年齢までは父親の存在が必要だけど、自分の人生を振り回されるのはたまったもんじゃない。目に涙を浮かべながらも静かに正しい決断をす>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.6

7年間のへやでの生活が母親にとってはほぼ全て耐え難い経験として記憶されているけど、ジャックはそんな風には捉えていないんじゃないかな。そこが彼の世界の全てで、比べようがなかっただけかもしれないけど。確か>>続きを読む

3人のアンヌ(2012年製作の映画)

4.3

3人のアンヌ。そうゆうことか〜。なるほど。結構ゲラゲラ笑ってしまいました!ライフガード男とアンヌ(イザベルユペール)の会話が面白くて。続けてホン・サンス監督の作品を見てますが、この作品はとくにすきでし>>続きを読む

それから(2017年製作の映画)

3.8

モノクロなのにキム・ミニの透明感が伝わってきてすごいなー。若い女性部下たちが、チクッと真髄を突いたらなにかとボロが出てくる社長の桑田佳祐感が否定できない。面白かった。