まずもってお洒落。ヨルゴス・ランティモスの世界観を堪能だけでもで映画館で観る価値あり。現実とどっか違う奇妙な世界でのピュアな魂の
息子と一緒にIMAXで鑑賞。ストーリーは90年代全盛期のハリウッド的だし(ちょっと笑っちゃうくらい)、「ジョース」や「ジュラシック・パーク」とかのいいとこ取りだし、ちゃんとゴジラ・ファンの心もくすぐる>>続きを読む
ヴィム・ベンダースの新作映画のタイトルが「PERFECT DAYS」って知ってからずっと頭の中でルー・リードの「PERFECT DAY」が鳴ってたけど、やっぱりそうだったか。小津安二郎を愛したヴィム・>>続きを読む
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開から30年を記念して制作されたドキュメンタリー。キャスト、スタッフ、ファン、マニアがBTTF愛を語ってるだけなんだけどね。
「ジュラシックワールド」以降、猛獣も本物さながらのフルCGで表現できるようになったのでこういったモンスターパニック映画も成立するようになったんだろうけど、いかんせん追い詰められ方や戦い方に捻りがなさす>>続きを読む
詰め込みすぎとか展開が早すぎとかいろいろ言われてたけど、ようはギャグとシリアスがごちゃまぜ過ぎて、頭より感情がついていかないというのが正直なところなんじゃないかな。でもなー、かのA24の最大のヒット作>>続きを読む
うーん、ホラーとしてもミステリーとしても中途半端だなー。スウィインギング・ロンドンのお洒落感とアニャ・テイラー=ジョイの存在感で成り立っている感じ。
友人がこの映画を観ていろいろ思うところがあったらしくしつこく語ってたので、だいぶ前に観たことあったけどNetflix再開して再観。ビジネスやスポーツでデータが重要視される黎明期、メジャーリーグだけでは>>続きを読む
ポール・トーマス・アンダーゾンの長編デビュー作がU-NEXTにあるし。単なるクライム・アクション映画あらず。話が進むにつれて合点がいく、罪と倫理をめぐる奥深い人間ドラマに仕上げてるところは流石です。
「ま、がんばっていみましょう」の言葉とともに、すべて自己解決を試みる主人公。そこに人間の尊厳を見ることもできるけど、社会は弱者に対して容赦なく追い討ちをかける。そりゃ爆発もするよね。さながら、ケン・ロ>>続きを読む
前半は森のネットワークでもある菌類は凄いっていう話。そして後半はやっぱりマジックマッシュルームは凄いっていう話w
ヴィム・ヴェンダース監督が『パリ、テキサス』以来20年ぶりにサム・シェパードとコンビを組んだ作品。脚本もサム・シェパード。まあストーリーとしては平凡であるけど、映画全体の枯れたような味わいがね、ヴェン>>続きを読む
ソマリアに潜入するMI-6の諜報員と、深海調査に潜る生物学者が互いの任務の直前に恋に落ち、離れ離れになり極限の状態の中でお互いを強く思うとかって原作が凄いし、それをヴィム・ベンダースがめっちゃ味わい深>>続きを読む
テレンス・マリック監督の名前を知らないころ、ショーン・ペンにつられて観たことがあったかも。でもまったく覚えてなかった。目が肥えた今観ると、やはりテレンス・マリックは戦争映画も一味違う。ガダルカナル島の>>続きを読む
24歳の若者に勧められて観てみた。映画の内容もさることながら、20代の若者が100年前の無声映画を面白がってるという事実が興味深い。ちゃんとアマプラあることも。
デイヴィッド・リンチ監督の名作、エンディングを忘れてしまっていたので観直し。好奇な目や興味本意な行動がピュアな魂を傷つけていく切ない話。今でいうところのSNSの誹謗中傷とかもそうだし、何十年も前から人>>続きを読む
スティーヴ・マックィーン監督が「それでも夜は明ける」の後に、こんなクライム映画撮ってたなんて知らんかった。前作の成功を受けてか豪華なキャスティング、脚本も悪くない。マックィーン監督独特の間がサスペンス>>続きを読む
小津安二郎を敬愛する韓国のコゴナダ監督によるA24作品。AIに感情は宿るのか?という普遍的なテーマを静寂な映像と音楽で淡々と描いた、まさに小津的な味わいのSF映画。
何まじめにやってんだかっていう感じの全然怖くないホラー。スタイリッシュ・ホラー・コメディとでもいいうのかな、日本では公開スルーされたA24配給作品。
U-NEXTにあったので久々に。嘘が嘘をよぶ、勘違いが勘違いをよぶコメディの傑作だな。何度観ても楽しい。
家族を愛した映画少年が、図らとずとも家族崩壊へと向かう真実を映し撮ってしまったと。この実体験も含めた己の半生を自伝映画にしたスピルバーグってほんと100%の映画人だな。
いやー、何度観ても傑作だな。友情、愛、子供、すべての要素が入った挫折と再起の物語。これぞハリウッド映画。トム・クルーズ主演作で一番好きかも。
監督・脚本のA・T・ホワイトってミュージシャンでもあるのね、どうりで。ミュージシャンが撮る映画って観念的というか感覚的というか、ちょっと難解になりがちだよね。ミステリーやSFスリラーの要素もあるけど、>>続きを読む
絵になる女優ティルダ・スウィントン主演の、画で見せる監督アピチャッポン・ウィーラセタクンの作品。淡々としたリアリズムの中にいきなり異物、異世界が入ってくる感じ、なんか村上春樹の世界と同じものを感じるん>>続きを読む
魂のゆくえ」(2017年)。ポール・シュレイダーが人生の集大成的な作品と語る脚本&監督作。我々日本人には信仰心みたいなものはよくわからないけど、経済を優先し環境破壊が止まらない世の中を憂う気持ちは良く>>続きを読む
ウーピー・ゴールドバーク、メアリー=ルイーズ・パーカー、ドリュー。バルモア、それそれの個性が活きてる良質なロード・ムービー。
そして、ヴィム・ベンダースのロードムービー3部作の最終作は男二人旅。互いに徐々に心の内を打ち明けながら、それそれの家族との過去に決着をつけていく。ベンダースの映画愛もちゃんと入ってます。
ヴィム・ベンダースのロードムービー3部作の第2作。今度は作家志望の男の一人旅。ナタスターシャ・キンスキー14歳のデビュー作。ヴェンダースがディスコで見つけた女の子をスカウトし、家に行ってみたらクラウス>>続きを読む
原作は言わずもがなの望月峯太郎の傑作漫画で、映画は絶対がっかりするだろうなと思ってずっと観てなかったけどU-NEXTにあったので。まあ、やはりこんなもんかって感じでした。R.I.P.神田沙也加。
1980 年代前半、西側の文化が禁忌とされていたソ連で息吹くロックの魂。カンヌ・サウンドトラック賞最優秀作曲家賞受賞作だけあって、全編を彩るロックがグッとくる。
レネー・ゼルウィガーのイタい妄想女いいね。美人じゃないけど憎めない感じ、この感じが「ブリジット・ジョーンズの日記」の成功につながっていったんだな。
ヴィム・ヴェンダースの初期作品もほとんど揃ってるU-NEXT恐るべし。ドイツ人ジャーナリストと少女のロードムービー。変にべたべたしてないし、もたっともしてないし。ちゃんとお洒落なんだよね。
たまに中華圏の映画が観たくなる。これは台湾の金門島に実在した「軍中楽園」と呼ばれる慰安所を舞台とした映画。娼館での男と女のドラマ好きです。
久々にキャッシー・ベイツの演技が観たかっただけなんだけどね。スティーヴン・キングの小説が原作の良質なサスペンスでした。
何度も映画化されてる「若草物語」。本作は時代設定もそのまま1860年代なんだけど、質感というか感覚が古臭くないくてスマート。古典的名作を現代に蘇らせるお手本のような作品。