絵画を思わせるキレイな映像(女たちが夜、ランプを持って道を歩いていく様は、女と子供しかいない街という設定も相まってポール・デルヴォーの絵を思わせる)だが、かなり気色の悪い話ではある。初期のクローネンバ>>続きを読む
かなり表面的なところをさらっただけという印象。ま、この時間で収めるなら仕方がないか。肝心の二人の作品がどういう作品なのか、ヌーヴェル・ヴァーグとはいかなる運動だったのかがこの作品ではよくわからない。
若きナスターシャ・キンスキーの肉体的魅力のみが見どころというある種のアイドル映画。大した映画じゃないけど、日曜の午後にまったりと見るには適しているかも。こういうヨーロッパ映画って、昔はテレ東とかでよく>>続きを読む
イラクにいる主人公とアメリカにいるその妻とを交互に示して二人の隔たりを描いた(時々電話でやりとりしていることも示される)後に、今度はアメリカで一緒にいる二人を描くが、主人公の心はまだ戦場にあり、同じ一>>続きを読む
「映画千夜一夜」で山田宏一が言及していてタイトルのみ知っていたのだが、ようやく見られた。
怪奇場面、特に終盤の演出が怪談というよりはカラテ映画の演出という感じ。
山城新伍、大泉滉のシーンもあわせ、>>続きを読む
退屈だけど、同じルイスの「ブラスト・オフ・ガールズ」なんかよりは随分見易い。イラストの回転が何回も出てくるが、スタイリッシュ(?)にしようとしてるのか?
バイクで走るシーンにスピード感が全くなく、暴>>続きを読む
この日は他に
「レナートに」
「目下の進捗状況は? ジャン=マリー・ストローブ」
「湖の人びと」
も見る。
プロデューサーでありパートナーでもあるバルバラ・ウルリヒもやってきて、トークや質疑応答>>続きを読む
仕事の後で疲れていたせいか少しウトウトしてしまった。
バカバカしさは前作と変わらないが、アクションはやや薄味になった感じ。敵の本拠地に乗り込んでからがアッサリしているし、前作の花火のような派手なクライマックスが足りないかな? スタジアムに集められたジャン>>続きを読む
「バンコクナイツ」のメイキング。ラオスのモン族等、歴史の解説が言葉で行われるのでわかりやすい。あと、アベル・フェラーラのキャメラマンが意外な形で登場し、語ってくれる。
川瀬陽太が助監督のような仕事も>>続きを読む
「サウダージ」を見逃してしまったので、今作が空族作品としては初。3時間以上あるが長さは感じなかった。
前半の日本人たちの醜さが正視に耐えず、かなりきつかったが、ノーンカイに移ってからは落ち着いて見ら>>続きを読む
オープニングの港のパワフルな映像に驚くが、その後はいつものカウリスマキ節。間の抜けた(褒めている)映像とつなぎが気持ちいい。
アレッポではかなりの被害が出ているが、と始めた難民申請許認可の係官が、し>>続きを読む
伴淳三郎が交番で警官に聴き込みをしている背後で動くバス、上京した左幸子が飲み屋で客引きをしていて手入れから逃げる場面のワンショット撮影など、さすがサイレント時代からの巨匠の空間感覚は凄い。
三國連太>>続きを読む
やはり岩城滉一が自分には合わないと思わせられた。
ツッコミどころはいろいろあるが、ラスト近くで峰岸徹はなぜ安田成美を放って帰ってしまうのか?
友情出演ということで出番は少ないが、ショーケンが出てく>>続きを読む
スコット=ブラウン・プロの西部劇はバッド・ベティカーの一連の作品が有名だが、これはB級映画の帝王リュイスの作品。留置場の造形がいい感じ。
撮影ジョン・オルトン!
主演のコーネル・ワイルドは後に監督主演で「大雪原の死闘」を撮っていたと思うが、これももう一度見られないだろうか。
朝鮮戦争を描いたアメリカ映画は暗くて陰惨というイメージがあったが、これはさほどでもなかった。
主人公の妻が危険に晒されるのかと思いきや。
調査員たちの部屋で電話をするシーン、画面の上を奇妙にあけたショットが記憶に残る。
速い。無駄が一切なく進行。ファーストカットの前進移動はインパクト大。
カーレースや闘牛など結構盛りだくさん。エヴァ・ガードナーの美貌もさることながら、ジェームズ・メイスンが喋り始めるとやはり聞き惚れてしまう。
ストーリーはメロドラマだが、ところどころで映像に歪みが入ったりするところが当時の前衛性を感じさせるが、今となってはそこが余計に感じるのも事実。
アルハンブラ宮殿のところや、母と子の別れのシーンは素晴>>続きを読む
知り合いが来るかもしれない喫茶室でなぜこんなに会っているのかとも思うが、元の戯曲が喫茶室のみで構成されているのね。
はじめはちょっと固いかな、という感じのシリア・ジョンソンだが、見ているうちによくな>>続きを読む
所謂バズビー・バークレー調の振付が見られるのはラストから15分くらい。ゴールドウィンで作っていた時よりは平板化している。
ジンジャー・ロジャーズのへちゃむくれ顔。
夕方以降の映像が特に美しい。撮影はジミー・ウォン・ハウ。特に提灯に火が灯るところ、キャメラを川面にパンダウンして、夕方から夜へと時間をかなり圧縮した表現になっており、曽根中生の「天使のはらわた 赤い教>>続きを読む
発端がヒッチコックの「ゆすり」によく似ている。そこに新聞メディアを絡めている。
女性3人の同居している部屋内での振り付けが良かった。
こんな深刻な話をこんなところでするなよ、というツッコミはありだ>>続きを読む