おれの、頭ん中に、確実に、ある。“言葉にし得ない言葉たち”の領域。“言葉にし得ない言葉たち”の匂い。手触り。“言葉にし得ない言葉たち”の不安。観念。“言葉にし得ない言葉たち”の吐瀉物。排泄物。…そんな>>続きを読む
テクストと映像の不穏な蜜月。
カメラと発話者の不穏な蜜月。
それらすべてをぶっ壊す映画。
とわれわれ観客の不穏な蜜月。
われわれの眼はカメラと溶接!
根源の力は不安で…不安で…。
愛の渦巻。
を包む脳内。
を包む世界。
を包む二人。
を包む映画。
を包むおれ。
を包む渦巻。
愛の渦巻。
役所広司は静かに燃える森。
でもそれはヨーロッパの森。
燃える様はめちゃくちゃ美。
…かかる曲全部好き。
…パティ!スミス…。
…ルゥー!リード…。
…ヴィムと趣味合う。
キュビスム展にて。
メカニックな香りを放つギラついた映像断片が、次々に切断され…端正さと遊び心の狭間を反復横跳びしつつ…脱構築的にモンタージュされる。その様が速い。ふつーに速度的に。発狂寸前のバレエ>>続きを読む
意識の底に張り付いて離れない“異物”のようなモチーフが、粘土をこねるようにめくるめく変容して、強迫観念のように何度も何度も反復されて…反復される中で…やがて時空間の裂け目から白い涙のような純度の高いキ>>続きを読む
めっちゃおもろやないの。
ジェットコースター型エンタメ映画としてもみれるし、ガチガチのへんてこ作家映画としてもみれる。というかその両者が共にある。
やべえよ!久々の脳内シャッフル革命だわ!高校時代映画館で『2001年〜』をみて、否応なしに降り注ぐ七色の光線に、全ての脳細胞が丹念に破壊され、そんでフィナーレの「ターン〜ターン〜タターン〜」の音楽と共>>続きを読む
1秒毎に、観客の期待や想像の斜め上を颯爽と駆け抜けてゆく、超絶怒涛のモンタージュ。一切の共感や同情を断ち切って、(イマジナリーラインも飛び越えて)、ただただ映画という「完全に造形された長方形の枠組み」>>続きを読む
想像を絶するほどの傑作。久々に魂から涙した。号泣😭…慎ましくも異質に、透明に、映画全体を貫くきわめて端正な映像文法は、否応なしに古典の風格を画面の隅々まで波及させるのだが、同時に、その端正さが余りに突>>続きを読む
現代映画の極北。的な傑作。
映画というメディアを、完全に造形された想像上の産物として自覚的に捉え、きわめて過激に物語の“内”と“外”を行き来するその作家性は、ゴダールやカラックスの過激さに通じるところ>>続きを読む
これはやばい。大傑作だ。『アンダルシアの犬』を凌ぐシュルレアリスム映画の最高到達点だと思う。メビウスの輪のような、完全に閉じつつ、しかし無限に通行できる、きわめて複雑な円環構造を持った物語は、まさに我>>続きを読む
芸術としてみても、エンタメとしてみても、ほぼ前例がないくらい完成度が高く、はっきり言って『ゴッドファーザー』に肉薄するレベルの出来だと思う。まず映画を構成する諸要素(脚本、カメラワーク、音楽、演技…)>>続きを読む
魂が震えた。めまいがする。大傑作だ。凄いアニメーションを見る度に、どうしても実写はアニメーションに敵わないんじゃないかと思ってしまう。この大胆不敵、傍若無人なイマジネーションよ。今まで見てきた映画が2>>続きを読む
基本的に結構つまらないので、独りコーヒー片手に、画面に向かってゴニョゴニョ言いながら観ていたのだが、ラストシーン付近でギョッとさせられた。“詩情”がひそひそと、忍び足で、やってきたのだ。それは仄白い街>>続きを読む
色とりどりの流星群に魂を撃ち抜かれた気分。熱い涙を禁じえない系映画だったわね。
ガチヤバ映画ですよ。そこのあなた。
秀作。超絶大傑作の後ってこともあって、いい塩梅に肩の力抜けた秀作って感じの匂いが漂ってるね。だけどやっぱしヤンは、ガチガチにガチってると思う。なんでかって?だってそれはヤンだから。
高橋源一郎の狂ユーモアに多大なる影響を与えてそう。…といっても高橋源一郎の方が狂ってると思うが。
僕は、こういう、アタオカで、エロで、グロな、激ヤバ過激映画が、大好きだ。…とまではいかんけども…こうい>>続きを読む
物語の構造とテーマは『市民ケーン』そっくり。富や名声を得ても、やはり孤独は孤独。老人になっても過去の…それも幼年時代の…ほろ苦い記憶がつき纏い、錆びついた心の一番柔らかい部分をギュッとする。なんとも切>>続きを読む
ここ最近はアタオカ映画を立て続けに観ることによって自らの頭を破壊しようとしてるのだが、頭ってやつは中々壊れない。人間の頭って丈夫なんだなあ。壊れる前に気持ちよくなっちゃうもん。気持ちよくなってから壊れ>>続きを読む
俺は常々“ヤン×サスペンス=清”なんじゃないのかなぁと考えていたのだが、今日恐怖分子をみて思ったことは、やっぱし“ヤン×サスペンス=清”はマジだったってことです。
これよこれ。
ひっさしぶりに見返したけどやっぱこれよ。
映画におけるシュルレアリスムの原点にして頂点よ。リンチもカウフマンも結局これよ。
まぁサイレント映画ん中で一番好きだし、ちょっとあまりに感動して>>続きを読む
神経症のブルジョアおじさんが、偏執的一目惚れで結婚した女を強く強く愛する中で、もう完全に手のつけられないガチ目のパラノイアになっていく怖い話。
パラノイアに対する解像度が異様に高くて、最高に面白かっ>>続きを読む
騒がしく、非日常的で、鬱屈した活気に満ち溢れた「革命と喧騒の時代≒ヌーヴェルヴァーグ」なんてもう、信じられないほど遠く昔のことのように思える。5年前なんてありえない。永遠の昔だ。いまはただ、あらゆるも>>続きを読む
ありとあらゆる“負の観念”が絡まり合って、裏切りと順応を繰り返しながら、次第に高まってゆくその様は、まるで「夜空にかかる虹の美しさ」のように、どう考えても信じられないのだけども、しかし否応なしに信じて>>続きを読む