ぱんやさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ぱんや

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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.9

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実話に基づいた話。

エニグマを解読することの途轍もない難しさが良く表されていた。

国家機密を取り巻く人間模様、数学という学問のロマン、1人の天才の誕生と崩壊。

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.3

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コーヒーとタバコを中心に、登場人物達の距離感や関係性、モノクロ映像を味わう。
オムニバス形式でテンポ良く展開される会話劇。
ジム・ジャームッシュ監督の作風か、エンタメ性が高いというよりは粋なやり取りと
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

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スコアは見るたびに変わるんじゃないかと思う。やはり難解。特に前半はストーリーかなり早めに展開し、場面はポンポン変わり、キャラクターがどんどん登場する。きっと何の知識も無しにこの映画を観ても、ノーラン監>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.3

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まず、ピアノが驚くほど精巧で繊細だということを改めて知った。調律師という仕事は何となく知ってはいたけど、こんなにも奥が深いものなのかと。

登場人物はいわゆる「いい人」ばかりで、優しい展開だった。が、
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

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低迷している出版社内での争い、騙し合い物語。騙し合い(裏切り・敵対)が程よくて、胸くそ悪くなく楽しめた。

大泉洋さん、飄々としていながらも計算高く良いところを持っていくキャラクターとバッチリあってい
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.5

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ホテル側の人物、警察側の人物、怪しい人物、それぞれのキャラクターとか人数とかちょうど良い感じ。
安心して事件の展開を楽しめる作品だった。ただ、良くも悪くも慣れてしまった感あり。
ホテル側と警察側のすれ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

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うまく拾いきれなかったけど、好きな部類の作品だった気がする。

道路越しにてを振り合うシーン、深みがあって印象に残っている。

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.8

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『泣く子はいねぇが』で泣いた。

仲野太賀、凄く良い。
情けなくて、弱くて、やらかしてしまった男の後ろめたさがひしひしと感じられる。

ハッピーな展開は無い。むしろ結構しんどい。けど、たまにはこんな作
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スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

3.5

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会社を起こして大きくするって、こういうことなんだな。

どれほどリアルなのかわからないけど、ジョブズの狂人ぶりと優秀さがよく描かれていて、個人的にはそこそこ楽しめた。

アシュトン・カッチャーがもうジ
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.6

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ストーリーが過去の話になる程、年は若くなるのにセリフの深みがましていく。

昔なりたかった大人って、どんな感じだっただろうか...

森山未來、伊藤沙莉、2人とも奥行きありすぎるな~

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.6

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コメディ要素、ラストの展開、作品の長さ、休日の昼にちょうど良い感じだった。
感動とまではいかないけど、思わぬダークホース感、本当にちょうどいい感じ。

ホテル絡みのコメディ部分はお気に入り。

アラン
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.5

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とても不思議で非現実的な設定と、小学生らしい(一部らしくない)価値観がマッチしたアニメーション。

アオヤマくんも、父さんもキャラよし。

この世界観を文章で味わうとどんな感じなのか、原作に興味が湧い
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

まさに「愛がなんだ」な作品だった。

仲原や山田さんはかなりしんどい。しんどくて、共感は正直できないけど、「幸せになりたいっすね」の言葉通りなんだろう。

人の気持ちとか愛情ってかけがえのないものだと
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娼年(2018年製作の映画)

3.0

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原作が石田衣良ということで、興味本位で鑑賞。

うーん、これみんなどう思うんだろう?
濡れ場ばっかりだし、誰かと一緒にみるのはかなりきついし、正直映画としては楽しめなかった。

たまに少し深めのセリフ
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街の上で(2019年製作の映画)

4.2

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最近みた邦画の中で一番印象的だった。
セリフ噛んでいるシーンもあった気がするけど、そんな映画今までみたことあるかな?

大きな出来事があるわけではなく、人対人の会話とか空気感が見所。
演技なの?それと
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

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今が一番楽しいけど、たまに「あの頃も楽しかったな~」と思える人生って素敵だなと思う。そんなことを語り合える仲間がいるって素敵だなと思う。

エンディングへの曲の入り方は良かったな。

最近、今泉力哉監
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.7

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アニメーションの躍動感や非現実感が丁度よい。設定やら何やら、現代っぽいけど、それがよい。普段ボケてる老人が、たまに心に響く言葉を発する。といったベタな感じもまた良き。

やまざくら かくしたその葉 ぼ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

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アメリカのハイスクール物ってたまに観たくなる。
良い意味で子供らしさも持ちながら、自分を持っていて、人生を楽しんでいる。
でも自分を探し続けている。

一度きりの人生の中でも、この年代のモヤモヤ・ワク
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ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)

3.4

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レビューが低かったわりには楽しめた。

ハンニバルのキャラクターを創造するエピソードや彼の猟奇的な部分がみれたのは良かった。
ただシリーズでアンソニー・ホプキンス演じるレクター博士の雰囲気が強すぎて、
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トップガン(1986年製作の映画)

4.0

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久しぶりの鑑賞。

友情、成長、恋愛、緊迫感、躍動感、
ストーリーも音楽もすごく楽しめた。

トム・クルーズ、若い!

アイスマンって結構良いやつ。

さあ、新作をいつ観ようか!

オールド(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ホラーだけど、SFっぽい設定と、夫婦&家族のドラマ要素もあって、個人的には観たことないタイプの作品だった。

まあなんと言っても、設定が新しい。

少しずつ年をとる部分の表現がキーポイントだけど、見た
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

監督や音楽や広告など色々な要素で勝手にハードルを上げてしまったが、期待していたほどは楽しめなかったというのが率直な感想。

やっぱり設定が『サマーウォーズ』と重なってしまう感がある。そして、要素がちょ
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空白(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

おもしろい!けど結構苦しい作品だった。

主な登場人物達がそれぞれダメなところがあって、あまり好きになれない。それに終盤以外はほとんどポジティブな展開はない。なのに何が面白かったんだろうか...

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浅田家!(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

作中に沢山写真が出てくる。
どの写真も言ってしまえばただの平面を切り取った一枚に過ぎないのに、その奥に色々なストーリーが見える。絵的な印象だけではない、「ああ、写真を撮るってこういうことなのか」と思う
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

セクシャルな内容多め

アメリカのハイスクールもので描かれているこの感じ、いわゆる陽キャも陰キャもあまり隔たりがなくオープンに接する感じ、好きです。

青春、友情、コメディ

勉強頑張っても、遊べるの
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

設定と展開が面白かった。最後まで完全解決しないところも、何かあるんじゃないかと思わせたまま終わるのも良かった。

Fukaseはハマり役過ぎて怖かった。

脚本の長崎尚志さん、どこかで名前見たことある
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

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音楽の心地よさ、ノリ、幸福感を凄く感じられる作品だった。

音楽面と恋愛面、どちらも最後まで色々な可能性を残したストーリー展開だった。安易に復縁しなかったのは本当に良かったと思う。

マーク・ラファロ
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー的にも設定的にも楽しめる。
そして何より、松田優作演じる佐藤の存在感が凄い。あまりセリフの多い役ではないのに、あの存在感はなんだ!

ニックとマサの距離感も良かった。

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気に惹かれて鑑賞

作品の雰囲気は嫌いじゃない。
退屈な日常からの非日常という設定、モラトリアム感も嫌いじゃない。

秘密の組織のクレイジー具合には、少しだけ「ファイトクラブ」感の印象があり。
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

アニメは鑑賞済み

原作の雰囲気は結構あった。
ただ、映画だとやっぱり尺の問題はあり、結構ハイペースで進む感じがした。

ジャズセッションシーンはどれも良くて、出演俳優さんたちは凄く頑張ったんじゃない
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「私をくいとめて」を観て以来、ずっと観たかった作品

松岡茉優の拗らせ感が凄く良い。あと、笑い泣きの演技がとても好き。

渡辺大知演じる二もかなり良いな~

名前を呼ぶ/呼ばないとか、セリフ回しとか、
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.7

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ハンニバル・レクターよりは、グレアムと別の事件の操作がメインの話。

展開はまずまず面白かったけど、レクター博士らしさはまだ少なめで、彼のサイコパス具合を求めるシリーズファンは、やや物足りなさを感じる
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品、色々な見方ができるな~

キャシーのイカれ具合が凄い、と思いきや、実は親友が被害にあった痛ましい事件が背景にあって...と、思いきや、キャシーの行動は明らかに犯罪レベル。

一方で加害側は、
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.4

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あふれでる大学生感、思わず目を背けそうになる青臭さ。故に万人受けはしにくいタイプではないかと思う。でも、たまにはこんな作品を真面目に観てみるのも良いと思った。

一つ一つの展開やセリフがやはり臭いのだ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

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序盤からは想像できないくらい気持の良いアクション系だった。
日常を繰り返すシーンの音やアクションシーン中の音楽など、音響系がかなり効果的に雰囲気を演出していた印象。

じーちゃんがブッ放すところは良き
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

樹木希林さんと黒木華さんが凄く良い。武田先生の優しい言葉をずっと聞いていたい気持ちになる。

茶道のことは知らなかったが、とても奥深さを感じた。形式美的な要素も多く感じたけど、きっと「すぐにわからない
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