TakuyaKorokuさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

TakuyaKoroku

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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レディーガガ演じるアリーが大変に素晴らしかったし、ブラッドリークーパーのイケオジ具合にやられた。

歌ものの映画は歌唱力に説得力がないと陳腐なものになってしまうけど、さすがはグラミーアーティスト。歌う
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.6

僕としては、グレタとダンのあの結末がよかったのかどうかわからない。ただ、こういうあっけないおわりが、トゥルーエンドと呼ばれるものなのかもしれない。

キーラ・ナイトレイすごい素敵だったし、グレタを介し
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.4

アメリカ人が世界を救うヒロイックムービー、ここに極まれりって感じの映画。この手の作品の代表格って印象。

個人的には、「合衆国政府の考えつく案がこれだけなのか?」というハリーのセリフに集約されていて、
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空白(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

観終わった後、心の中にあるモヤが晴れなかった。古田新太さんの迫真の演技、松坂桃李さんのひ弱で自己主張のない青年の演技、とても素晴らしかった(田畑智子さんも好き)。ただ、娘を失った父親があれだけ無罪の店>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭15分くらい?はゆっくりと静かに、物語が進んでいた。しかし、ある事件をきっかけに、最後まで目が離せなくなってしまった。

ドキュメンタリー監督として撮影を進める由宇子の身に、自らが格好の被写体にな
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃよかったのよ。炭治郎の、危なっかしくて目が離せないけど、ここぞって時に頼りになる人柄。あれは愛されるなぁと。

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.5

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・一つ一つの要素に無駄がなく、しっかり物語の中で回収されていたのがすごい。
・男性と女性の象徴とする三角と逆三角形の話、キーストーンを無理やり開けると酢が出て紙を溶かす話、ニュートンが総長だった話、伏
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ良かった…

マーティンルーサーキングが射殺された翌年の1969年は、黒人にとって、アポロ11号の月面着陸なんかよりも大切な意味を持つフェスがあった。それがハーレムカルチュラルフェスティバ
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.1

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マーベル作品の挑戦的なところとして、ブラックパンサーしかりキャプテン・マーベルしかり、「ここを主役に持ってくるか」というサプライズかつ時代に寄り添うヒーロー像のアップデートが評価されるポイントの一つだ>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

予告で散々耳にした「鈴木亮平さん演じる上林の狂気、暴力性の高さ、凄み」には画面越しからも圧を感じるほどだったし、村上虹郎さん演じる幸太(じんた)のスパイや鉄砲玉のような役割しか生きる道がないチンピラの>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

暴力団撲滅を目指す警察官サイドの物語。暴力団との癒着が噂される警察官・大上と、それを監視する日岡という2人の警官の関係性は非常に良かった。

ヤクザ側の映画は北野映画で何度も観たが、警官側の映画ははじ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.5

これは中村佳穂さんのための映画だと思った。そういう気持ちで観たら、満点と言っていいほど彼女の歌声は心に響いた。

登場人物(特に忍くんと合唱団の奥様方)の蛇足感が否めず、物語としても動機づけに無理があ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃよかった。

・まずはアクション素晴らしかった。本当にスタントなしか疑わしいくらいの派手さ、難易度の高さを感じたし、実際高いように思えた
・素晴らしかったもう一つの理由は、原作のファブルは
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アジアの天使(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画全体がまとうやさしさが、じんわり五臓六腑に染み渡るいい映画だった。笑いと感動のバランスがちょうどいい。

・池松壮亮の融通が効かなさそうな不器用でまっすぐで捻くれた小説家と、オダギリジョー演じる無
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そして俺は、ここにいない。(2019年製作の映画)

3.2

久しぶりにラテンの文化に触れる映画を見た。シティオブゴッドのようなスラム街の閉塞感と、追われるように、逃げるように向かったニューヨークでの何も上手くいかない行き詰まり感、観ていて息が詰まる。

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.2

社会から爪弾きにされ、風俗店で働く男女の「底辺」を生きる様を描いた物語。「たぬき」を演じ続ける女の子の人生にタイトルなど必要ですか?という提言の通り、タイトルを拒絶する。風俗の世界を知ることは楽しいこ>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

観た後、しばらくして思い出しては吐き気を催す。スクリーンに映されるたくさんのペニス(モザイクつき)、「あんなに気持ち悪いものでしたっけ?我々男についているもの」ってくらい気持ち悪いなと思ったし、12歳>>続きを読む

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サイドエーとサイドビーに分かれて、一つの時間軸の上で主人公の男が彼女のためにブサメンからイケメンになり、二人の恋の行方を見守る物語…のように見せておきながら、本当は彼女が二股をする様を巧妙な演出で時間>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃよかった。役者がいいのはもちろん、「ヤクザしか生きる道がない」者たちの20年を追いかけたドキュメンタリーを見ているよう。監督の藤井道人さん、「新聞記者」の方で、かつ歳は下なのか…。

「綺
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.9

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200907_行き止まりの世界に生まれて(映画)

・「アメリカで最も惨めな町」イリノイ州ロックフォードに生まれ、それぞれ家庭に問題を抱えてている中でスケボーが救いとなった少年3人(一人は撮影者)のド
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

非常におもしろかった。泣いた。

・いわゆるダメダメな劇団員と、上京したてのサブカル女子の共依存関係を描いた話だが、山崎賢人と松岡茉優の演技が良すぎた
・純文学とは、なくしてしまったら二度と取り返せな
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来る(2018年製作の映画)

2.5

黒木華と松たか子の好演に救われた感。妻夫木くんのダラしない旦那感すごい。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.3

200804_もののけ姫(映画館)

・ジブリで一番好き。23年ぶりに観たけど相変わらず一番おもしろかった
・アシタカが最初から意志の強い人間と思いきや、最初の村を出る時の揺らぎに人間味と若さを感じて
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

・理想主義で論理的な小川淳也さんの密着。
・32歳で野党(民主党)から出馬。時の総理は小泉純一郎
・「子どもたちの未来のため」という一点のみで納得。「未来もやけど今も」で悩む奥さん
・両親は息子が政治
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

「討論とは」「議論とは」ということを考えさせられる非常に有意義な時間だった。全政治家は一旦これを観てから討論とかやってほしい。

・全共闘、特に芥正彦との議論は幸せそうであった
・「媒体として言葉が力
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

完全にカルトホラーや…こわおもしろかった。

・現実社会で精神やられていただったダニーが徐々に村にフィットして行った
・反対に、現実社会適合の3人がくるって言った
・マイノリティの話なのかな
・ペレが
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。

・ワンカット撮影の必然性を考えていたけど、一つのプロジェクトにフォーカスを当てる意味でとても効果的だったのでは。
・無駄がない
・A地点からB地点に届け物をするというだけなんだが、
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

・観終わって1時間近く経っても緊張している
・感想は、「すごい」「よく思いつくなこんな物語…」「めちゃくちゃおもしろかった」
・物凄いサスペンスホラーなんだけど、前半はほぼコメディのテンション。そこか
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HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

4.5

これだけハイローファンも、クローズファンもともに満足させるカップリング、お見事でした。随所に高橋ヒロシ文法が観れて満足するし、その世界観を引き込んで余りある演者さんたちの技量と熱量に終始引き込まれっぱ>>続きを読む