ricoさんの映画レビュー・感想・評価 - 41ページ目

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ジョナスは2000年に25才になる(1976年製作の映画)

3.3

ネットでダニエル・シュミットを調べていたら、特集上映中にシュミットがお気に入りの一本である、という事で上映されてたようなのでチェック。

思想の映画。五月革命のその後。
それにしても、アンチ資本主義で
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

3.6

ファウスト×オペラ座の怪人×ロックミュージカル!
異常なテンポの良さ、いろいろな画像効果や演出を総動員している楽しさ、終わり方もなんとも言えない哀愁ただようような終わり方で、なかなかいい。
多分、私の
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.9

so coolなペキンパー。
いつもほど泥臭くもなく、ほどよくスタイリッシュ。
編集が違う人なのは功を奏しているらしい。
もうオープニングから、いちいちかっこよい。
「また捕まったら私がテキサス中の警
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荒野のダッチワイフ(1967年製作の映画)

3.9

大和屋あつし×山下洋輔!
イメージ通り(ルパンみてたよね〜)の大和屋あつし感爆発してる、本格ハードボイルド!
かっこよすぎっ
日本でこんなんやったら浮きまくるやろ〜っていうかんじやのに、違和感ないのが
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ラ・パロマ(1974年製作の映画)

4.2

オープニングのタイトル流れてるとこからすでに、「これはタダモノではない」感がすごい。
そしてそのまま、最後までつっぱしる。

それにしても、最初30分くらいのリンチ感が半端ない。

音使いがヤバすぎる
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恋山彦 風雲の巻(1937年製作の映画)

-

VHSで鑑賞。かなり画質がぼやけていて、音声も聞き取りにくく、しかも私の国語力が低い為、台詞を読解できず、、、
まあ見ていると内容は理解できるんですけども。うーん。
最後の阪妻の殺陣は派手でよかった。
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EDEN/エデン(2014年製作の映画)

3.7

もう一生分のone more timeを聴いたと思っているので、できればもうone more timeは聞きたくないと思ってます。

レビューを読んでも微妙なレビューばかりだったのだけれど、見に行こう
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めまい(1958年製作の映画)

3.6

オープニングのカットは、私みたいな凡人にはまず思いつかないだろうな、と思うの素晴らしい始まり方だとおもう。
突き放した終わり方も素晴らしい。

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.9

ほぼ全く部屋の中のみで進行しているにもかかわらず、しかもほぼ会話のみで話しがどんどん膨らんでいって、しかも事件の経過とかが鮮やかに見ているように伝わる、、、
完全に参りました、ってかんじでした

あと
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貸間あり(1959年製作の映画)

3.5

幕末太陽傳に限りなく近い雰囲気の現代劇。
アパート屋敷(!)で巻き起こるドタバタ劇。後半のドタバタ感は特に素晴らしい。

まさか劇中で、「さよならだけが人生だ」を聞けると思ってなくて、出てきた時にいた
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逆流(1924年製作の映画)

2.5

DVDで鑑賞。
なかなか綺麗にリマスタリングされている。なので、カツラと皮膚のラインや、花嫁のわたぼうしになかなかデカイ虫が止まっていたりするのがバッチリわかる。
基本的な話の流れは、雄呂血とあまり変
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.0

今まで5本くらいしか見てないんだけども、ピンと来なくても見続けてきてよかったと思った、名作。
すごく小津的だなと初めて思ったけど(珈琲時光もよくわらなかった)、ピローショットみたいなもの以外どこがと言
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ホリデイ(2006年製作の映画)

3.5

話題にのっとけってことで。
すごくつまらなさそう。と思いながら見始めたものの、割と近年みたラブロマンスものの中ではだいぶ好き。
リアリティはまるでないけど、雑誌に出てくるようなL.A.の豪邸も、イギリ
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雄呂血(1925年製作の映画)

4.0

アンチヒーローもの、という前知識で見ていたが、これが思っていた以上に厚みのある内容。
正直で誠実な主人公がどんどん不運に見舞われ落ちてゆく話。

サイレントで弁士付きの動画だったので、字幕だけでみるよ
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風と共に散る(1956年製作の映画)

3.9

オープニングからいきなり事件が起こり、カレンダーが風で巻き戻り話がはじまる、、、そのオープニングも素晴らしすぎるんですけど、個人的にお父さんが階段から落ちるまでのシークエンスに震えた。
かっこよすぎ。
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續清水港(1940年製作の映画)

3.4

1940年にしてタイムスリップ時代劇コメディってだけで十分面白そうですね、はい。
古いマキノみてると、長門裕之の成長過程が見れて楽しい。
洋装の片岡千恵蔵は顔のデカイ小男でした。

ザ・ファミリー(1973年製作の映画)

3.7

「実は今わかったんだ」に、まじかよ!ってなったけれども、後半部からの盛り上がり方はとても面白かった。

グランド・マスター(2013年製作の映画)

3.7

カンフーの流派を統一する話なのかと思いきや、時代の流れと共に消えていく武術の継承されていく姿を恋愛だとかちょっとした時代の流れなんかを織り込みながら見せる話だった。
公開当時、つまらないという噂を多々
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.4

序盤の展開部が主要人物がちょっと多めな割に、個々のストーリー展開があまりなく、説明に終始するようなシーンばかりが続きイマイチテンポが悪く、少し退屈。
話がようやく出揃ったところでの、庭での乱闘シーンが
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砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

3.5

いきなりだけども、今朝冷蔵庫が壊れた。お陰で1日駆けずり回る羽目に。
やるせない気持ちをはらしたいと、ペキンパーを見てみたら、これがいつもの西部劇ではなく、銃撃戦なんかほとんどない、ドラマティックな異
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突撃!O・Cとスティッグス/お笑い黙示録(1985年製作の映画)

3.6

コメディというので期待したけど、あまり笑えないジョークの数々でうすら寒い薄っぺらさで、あれ?と思ったけど、他の皆様のレビューを読んで納得。
ひたすらに空虚とカオス。
反骨精神溢れてるアルトマンかっこい
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弥次喜多道中記(1938年製作の映画)

3.5

遠山の金さんと鼠小僧が峠の茶屋でカサを取り間違えたことをきっかけに、弥次さん喜多さんになって東海道中膝栗毛っちゃうっていう設定の時代劇オペレッタ。
って書いただけで、面白そうさが満点ですね、はい。
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.1

主人公が物を捨てシンプルライフをはじめる、と聞けば、ロハスなイメージかと思ったら、むしろサバイバルから始まってて、ちょっと違うな、、、ってなった。

2018.12.28再見

人生はモノでできないし
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裸のキッス(1964年製作の映画)

3.5

冒頭と殺しのシーンだけで、この点数をあげたい。というか、もう冒頭だけなら今まで見た映画で1番カッコよかったかも知れない。
娼婦、とか、倒錯者とかの扱いが時代性を感じてしまい、その辺りが引っかかって微妙
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サンタクロースの眼は青い(1965年製作の映画)

3.4

悪い仲間もそうだけど、すごくフランスの街がよく写ってる。だからか、私の中でフランスといえば何故かユスターシュの写した60年代のフランスの街並みを思い出す。

やんちゃな不良が万引きしたりナンパしたりグ
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わるい仲間(1963年製作の映画)

3.2

フランスの若者2人組みが暇を持て余してナンパする話。ヌーヴェルヴァーグにありがちな設定だけど、展開がちょっとダークなのがユスターシュっぽい。
でも、最終的にワルになりきれてない所が可愛らしい。

関係
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血煙高田の馬場(1937年製作の映画)

4.0

監督名の所に稲垣浩の名前があるが、実はマキノ一人で撮りあげているものらしい。
50分という短さながらも、なんと豊かな映画なんだろうと感激してしまった。
阪妻の決闘に走るモンタージュも、志村喬のリズミカ
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川の流れに草は青々(1982年製作の映画)

3.4

映る風景の昭和感がハンパない、、、既視感、、、
のっけから爆発する瑞々しさと伸びやかさで、話の内容的には昭和の青春ドラマ。

葉っぱをお面にする、傘にする、フクロウ拾う、とかいちいち可愛い。
さりげな
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世界の涯てに(1936年製作の映画)

3.8

前に見た「第九交響楽」と同じく、どこかで演奏されているような形でいたる場所で音楽が流れている。
流れるように最初から出てくる人物が不幸になっていく流れ方が美しい。
鏡、が印象的に使われていた。

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン(2011年製作の映画)

3.1

いまはなき、エル・ブリの記録。
淡々と撮られているので映画としての楽しみは少ないが、エル・ブリという場所を知るには申し分はない。
最後のメニューが流れた時はやはり感嘆してしまう。
最早アートだよなあ、
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きっと ここが帰る場所(2011年製作の映画)

3.0

いいところ

1.ショーン・ペンがキュアーのボーカルみたいな扮装をしている
2.デヴィット・バーンが、本人役で出ていて歌ったり曲を書いたりしている
3.ほどほどに笑えて、ちょくちょく心に残るようないい
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.9

さんざんタイムトラベルで失敗したことやり直しまくって好きにコントロールしまくった挙句に、(選んで作ったいいとこ残したまんま)やっぱり1日は1回きりで過ごしていこうっていう映画。
説得力ないし、、、
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ショック集団(1963年製作の映画)

3.4

初サミュエル・フラー。
まさしく「映画とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーション」のままだった。
意外にいいタイミングでちょいちょい起こるアクションシーン
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.2

見ている最中に一緒に見てた母親が「なんでヘリでお金運ばへんねん!」って突っ込んでいて、その直後に映画内でも突っ込まれていた。カーアクションシーンとか欲しかったんだよね?
止まってる地下鉄だけで盛り上げ
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.3

感動ものかと思ったらラブコメに近いのね。ジム・キャリーって昔カッコ良いという理由でちょっと好きだったけど本領のアメリカンジョークしまくられると、ちとツライ、、、
でも意外と楽しめた。なによりズーイーが
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HAZE ヘイズ(2005年製作の映画)

3.4

和製CUBEか?と思わせておいて、謎解きがメインなわけではない。
低予算自主制作な雰囲気ムンムンな所が鉄男みたい、しかし、よくもまあこのお金かかってなさそうなセットやなんやの上でこれでもかってくるくら
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