jokerさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。

原田監督の作品は今まで堅苦しい印象だったが、
今回は脚本がシンプルで楽しめた。

今や常連の岡田クンのアクションは、
出演作を重ねるごとに進化していて、
非常に素晴らしく尊敬する。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

とても良かった。

聴力にハンデを抱えている家族と、
それを支える少女の物語。

幼い頃からしっかり者の彼女に、
知らず知らずのうちに甘えていた家族。

その家庭を飛び出して、
自分の可能性に挑戦して
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

今から26年前の、
オーストラリアで実際に起こった、
痛ましい事件を基にした映画。

ある家庭で育った1人の青年が、
どんどん人生の歯車が狂い、
行き場を失い孤立していってしまう。

彼が犯した罪は途
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

4.0

何故だか無性にティム・バートンの作品が観たくなったので、手に取った。

彼にしては珍しく、
実話を基にした物語。

登場した瞬間から胡散臭い雰囲気を身に纏う、
クリストフ・ヴァルツが素晴らしい。

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処刑人(1999年製作の映画)

4.5

ノーマン・リーダス、
ただ1人の俳優に興味を持ち鑑賞。

非常に面白かった。

悪事をはたらくマフィアたちを、
次から次へと裁いていく2人の兄弟。

「悪人だから死ぬべき」だと、
歪んだ正義のもとに突
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さがす(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。

前回の『岬の兄弟』も良かったが、
今回も見応えがあった。

介護をされる側ももちろん苦しいが、
介護をする側も同様の苦しみを抱えている。

かといって、
そういった関係性が家族にいなく
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

もう一つのスパイダーマン、2作目。

前回もなかなか速かったが、
今回もとてつもないスピード感。

映画館で観たら、
もっと迫力があっただろうなぁと思う。

ジェイミー・フォックスは、もはや誰だか分か
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.0

もう一つのスパイダーマン。

トビー・マグワイアから、
アンドリュー・ガーフィールドにバトンタッチ。

2人ともイメージに合っているが、
学生らしい無鉄砲さや無邪気さは、
今回の方が良く出ているかもし
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

4.0

サム・ライミ監督版のシリーズ最終章。

今まで表舞台に立たなかったジェームズ・フランコに、ようやくスポットライトが当たり、個人的には嬉しい。

彼との熱い友情や、
ヴェノムが生まれる経緯などが楽しめる
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.0

人気シリーズ第2作目。

前作と同じクルーだからか、
コミカルなシーンが増えた気がする。

パーティーでワインを取り損ねるところや、
ビルから落ちて腰を痛めるところなど、
お約束なのにクスッと笑ってし
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

4.0

面白かった。

今まで触れてこなかったが、
シンプルで良かった。

久しぶりのトビー・マグワイアとキルスティン・ダンストに加え、ウィレム・デフォーも出ているとは知らなかったので嬉しかった。

手作りの
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.0

あまりこの手の作品は観ないのだが、
気分転換に番外編。

途中までは良かったのだが、
彼女が登場してから冷めてしまった。

彼女の存在理由が全く分からないし、
彼女の戦う理由もまるで分からない。

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バットマン/マスク・オブ・ファンタズム(1993年製作の映画)

3.5

㊗️1900本目。

初めて触れた、
アニメ版の「バットマン」。

今まで実写版に慣れていたからなんだか変な感じがするが、こっちのが本家だと思うと、よくあそこまで実写化したなぁと感心する。

本家のバ
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.5

人気シリーズ第2作目。

ジョーカーがいなくなり、
ペンギンやキャットウーマンが登場。

人間だけでなく、
動物にも個性を与える発想が面白い。

前作よりはサスペンス性が少なく、
ややコメディタッチに
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バットマン(1989年製作の映画)

5.0

最高。

何度も見ているはずなのに、
何故こうもワクワクしてくるのだろう。

ティム・バートンのダークでポップなテイストが、
作品の世界観に見事にマッチしている。

マイケル・キートンも若々しくていい
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バットマン オリジナル・ムービー(1966年製作の映画)

3.0

予想はしていたが、
笑ってしまうほどB級感がハンパない。

まるで恐怖感がないハリボテの鮫に、
見切れている空撮のプロペラ、
明らかに当たっていないパンチに、
自ら海に飛び込む悪役たち…。

突っ込み
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前科者(2022年製作の映画)

3.5

原作を読んで、
興味を持ったので鑑賞。

罪を犯してしまって仮釈放中の受刑者と、
それを見守る保護士の物語。

逮捕され罰を受ける人々は、
本当に悪なのだろうか。

もちろん殺人という行為は肯定はでき
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.0

ロビン・ウィリアムズ主演の、
実話を基にした物語。

自殺癖を抱えた1人の男性が、
施設を飛び出して医師を目指す。

目の前に困っている人がいたら、
ただ「助けたい」という純粋な思いで、
患者たちと接
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

1969年、北アイルランドで実際に起こった事件を基にした物語。

冒頭からたった7分、
呼吸をするのも忘れ釘付けになる。

全編モノクロで語られる映像からは、
非常に強固なメッセージを感じる。

火炎
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声もなく(2020年製作の映画)

4.5

素晴らしい。

理不尽に誘拐された1人の少女と、
死体処理を生業とする口のきけない青年との、
非常に上質な人間ドラマ。

思わずこちらまで鼻をつまみたくなるようなゴミ屋敷で、2人は共同生活を強いられる
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.0

とても良かった。

チェスを通して、
1人の少年の成長を描いた物語。

一時は天才だともてはやされるが、
思いもよらない勝負で屈辱を思い知る。

ベン・キングズレーとローレンス・フィッシュバーンの存在
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7つの贈り物(2008年製作の映画)

4.0

良かった。

タイトルの七つは何を意味しているのか、
彼が叫んでいる人々は誰なのか、
弟から奪ったものとはなんなのか…。

答えを明確に提示しないまま、
物語はサスペンス調に進んでいく。

この不穏な
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ヴォイス・オブ・ラブ(2020年製作の映画)

4.0

セリーヌ・ディオンの人生を描いた物語。

『ボヘミアン・ラプソディ』から、
この手の伝記物が増えた気がする。

別に嫌いではないのだが、
どれも似たような作品に感じるのが少し残念。

そのアーティスト
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ザ・ダイバー(2000年製作の映画)

4.0

久しぶりにデニーロの映画。
実在した、ある潜水士の物語。

共演している、
キューバ・グッディングJr.に興味を持ち鑑賞。

肌の色一つで、
なぜこうも迫害を受けなければならないのか、
こういう映画を
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

予告編を目にしてから、
ますます楽しみにしていた作品。

『新聞記者』や『ヤクザと家族』とはまた違う、
藤井 道人監督が描く王道のラブストーリー。

彼の世界に登場する人物は、
どれも人間くさくて面白
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

4.0

面白かった。

プロのスポーツ選手をスターに押し上げる、
「エージェント」にフォーカスを当てた物語。

どこの世界でも、
表舞台で華やかに活躍する人の影には、
こういう有能な裏方が必ず存在する。

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レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003年製作の映画)

3.0

B級感が否めない。

主演のアントニオ・バンデラスは、
完全にジョニー・デップに喰われている。

もしも彼が出演していなければ、
作品に華がなく、
ただのドンパチ映画に終わっていたことだろう。

ミッ
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0

面白かった。

実在したあるフットボール選手と、
彼を我が子のように育てた母親の物語。

ある日の寒空の下で、
肩を落としながら歩く彼を見つけ、
放っておけずに声をかける彼女。

自分には全くメリット
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クレッシェンド 音楽の架け橋(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。

イスラエル人とパレスチナ人の若者たちが、
和平オーケストラに挑戦する物語。

いつまでも紛争が絶えず、
爆撃が飛び交うなかバイオリンを弾き続ける1人の少女。

あまりにも現実とかけ離れ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.5

かなり期待して観た。

だがオリジナルの『バットマン』や『ダークナイト』の印象が強く、それらを越えるものではなかった。

決してつまらなくはないのだが、
どうしても比べてしまう。

脚本の展開が遅く感
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ブロウ(2001年製作の映画)

4.0

かつて実在した、
とある麻薬密売人の物語。

ジョニー・デップが若々しく、
とてもギラギラしていてカッコいい。

成功しているときは考えもしないが、
堕落するときは真っ逆さまに急降下していく。

こう
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幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.0

とても良かった。

もう潰れる寸前の動物園を、
1人の父親が立て直そうと奮闘する物語。

アクションをしている時のマット・デイモンも好きだが、こういう優しい役柄こそ、本当の彼の姿のような気がする。
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.5

予告編を見て、
一刻も早く観たかった作品。

是枝監督の世界観も、
ソン・ガンホの演技も両方好きなので、
とても楽しみにしていた。

「子どもを売る」という悪行の筈なのに、
いつのまにか彼らを応援して
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

4.0

もっとダークなものを想像していたが、
正統派の『ピノッキオ』だった。

この手の類いを実写化すると大半が嘘くさく見えるのだが、人形たちの表情の細部にまで丁寧に描かれていて、非常に観やすかった。

子供
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

4.5

とても好きな世界観。

緩やかな日常を過ごせることが、
どんなに幸せなことかを痛感する。

コーヒーの香りを愉しむとき、
一口のパンを噛み締めるとき、
陽だまりの下で佇んでいるとき、
なにも考えずボー
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

久しぶりに、
ウィル・スミス主演の作品を観た。

テニスプレーヤーとして指導しながらも、
同時に人間としても教育していく。

周りからすると偏屈な変わり者だが、
彼のなかでは一貫性があり信念がある。
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