jokerさんの映画レビュー・感想・評価

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ミス・ポター(2006年製作の映画)

3.5

ピーター・ラビットの原作者、
ビアトリクス・ポターの実話を基にした物語。

まだ初々しいレニー・ゼルウィガーが、
作家特有の繊細で神経質な部分を好演している。

今でこそ当たり前に受け入れられているが
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.5

ある作家と、
それを支える編集者の物語。

二人三脚という関係性よりは、
上司と部下のような関係で物語が進んでいく。

次第に彼女のなかでやりたいことが見つかり、
自然と自立していく。

懇意にしてく
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アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.5

ティム・バートン監督の、
お得意の世界観。

おとぎ話風に始まった前半から一転、
後半はバトルものに急展開。

ジョニー・デップだけじゃなく、
2人の女王がいい味を出している。

特にヘレナ・ボナム・
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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.5

作家トマス・ウルフと、
編集者マックス・パーキングの、
実話を基にした物語。

我儘な作家をジュード・ロウが演じ、
それをコリン・ファースが見事に支えている。

互いに家族との時間を犠牲にして、
二人
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

何度か観ているのだが、
もう一度観たくなったので再見。

一つの辞書を10年以上も作り続ける、
ある編集者たちの物語。

静かに淡々と紡がれていくが、
非常に面白くて飽きがこない。

三浦しをんさんの
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

ポール・トーマス・アンダーソンの、
楽しみに期待していた最新作。

彼の作品にしては珍しく、
めちゃくちゃピュアなラブストーリー。

時折観ているのが恥ずかしくなるが、
それだけ甘酸っぱく描かれている
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レインメーカー(1997年製作の映画)

3.5

マット・デイモンが若い頃の良作。

彼の作品にしては珍しく、
弁護士役で裁判ドラマ。

病人の正当な保険金の請求に対して、
いつまでも応じない保険金会社。

次々と証拠を発見して、
見事に論破していく
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ゴーストライター(2010年製作の映画)

3.5

ロマン・ポランスキー監督作品。

どこまでが嘘で、
どこまでが真実なのか分からないのがいい。

CIAだけは、敵に回したくない。

ラストがおしゃれ。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。

シェフが手を叩くたび、
コックたちが声を揃えるたび、
軍隊のような緊張感が場に流れる。

前半は高級感あふれるレストランかと思わせて、
途端に一刻も早く逃げ出したくなる密室に一変する。
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

穏やかな作品だった。

終始モノクロの映像で、
淡々と描かれていく。

他人同士から始まった2人が、
段々と本物の感情をぶつけ合い、
次第に本物の父子のように見えてくる。

少年の屈託のない笑顔が、
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

ずっと前から楽しみにしていた、
李 相日監督の最新作。

『悪人』や『怒り』から一貫して描かれているのが、
途轍もない孤独感と虚無感。

それを心の深い奥底に隠しながら、
懸命に生きている人々が常に映
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

何度も観ているが、
何度観ても興奮するし感動する。

ユダヤ人の虐殺を描いた作品で、
非常にリアリティに溢れている。

たった一つのキャラメルを家族で分け合う時は、
何とも言えない気持ちになる。

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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.0

久しぶりのイーストウッド。

ケビン・コスナーとタッグを組むのは、
非常に珍しく新鮮だった。

脱獄犯と誘拐された少年との関係が、
次第に深まり本物の父子のように見えてくる…。

というお決まりの路線
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.5

何度も観ているのに、
胸が熱くなってしまう。

ジョニー・デップとディカプリオが、
兄弟役という夢のような組み合わせ。

本当に2人が兄弟のように見えて、
終始とてもいい表情をしている。

2人とも派
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.5

狂宴。

何度も観ているはずなのに、
OPの音楽から高揚してしまい、
ついつい身体でリズムを刻んでしまう。

戦争を題材にしているにもかかわらず、
ここまで笑えるのは本当に素晴らしい。

俳優陣の演技
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カポーティ(2005年製作の映画)

4.0

過去に映画館で観て、
鮮烈な印象を受けたのを覚えている。

この映画がきっかけで、
F・シーモア・ホフマンという俳優を知った。

1つの作品を完成させるために、
刑務所にまで足を運んで犯罪者に取材をす
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.5

見事というほかない。

他の俳優陣には申し訳ないが、ダニエル・デイ・ルイスのワンマンショーと言っても過言ではない。

1人の男が成功してのし上がり、
どん底まで堕落していくさまを、
非常に美しく描いて
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.0

パルムドールを取ったということで、
興味を持ち鑑賞。

冒頭5分で釘付けになるが、
その5分後には眼を覆いたくなる。

暴力にしても性描写にしても、
あまりにも過激に描いてしまうと、
こちらは流石に不
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.5

なんの前情報もなく、
直感のまま手に取った。

全編モノクロで映し出される世界観が、
往年のジャームッシュを彷彿とさせる。

少年少女たちの純粋な瞬間を、
非常に繊細に輝かしく描いている。

不器用に
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

今までずっと気になっていたが、
ようやくちゃんと観ることができた。

前半は良くあるラブロマンスかと思わせて、
後半は一気にファンタジーへ。

彼の世界観は、
物語が加速しだすと途端に面白くなり、
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.5

圧巻。

ある青年が政治家になり、
国と闘う物語。

大人になっていくにつれ、
理想や信念というものは、
社会の荒波に揉まれ消えていく。

だが彼はそれらを失うことなく、
倒れるまで叫び続ける。

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オペラハット(1936年製作の映画)

4.5

面白かった。

前半は良くあるラブロマンスかと思っていたら、
後半は一気に社会的なドラマに急展開。

なかでも裁判所での舌戦は、
ユーモアに溢れて見事というほかない。

見終わったあとの後味も良く、
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街の灯(1931年製作の映画)

5.0

素晴らしい。

ふとチャップリンの映画が観たくなり、
衝動的に手に取った。

彼の魔術にかかると、
時間も現実も忘れさせてくれる。

言葉がないのにここまで笑えるなんて、
本当に尊敬するし脱帽する。
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

今から約90年前、
第7回目のアカデミー賞を総なめした名作。

画像も粗く音声も途切れている箇所があるが、
単純明快で面白い。

カメラワークも今と比べて非常にシンプルだが、
俳優の演技で保たせている
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

言わずと知れた、
ラブストーリーの王道。

ふとしたきっかけで王宮を飛び出し、
たった1日の自由を謳歌する少女。

目の前の光景をすべて新鮮に映し、
自由奔放に屈託なく笑う彼女は本当に可憐。

終盤の
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ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.0

1964年に実際に起きた、
痛ましい事件を基にした物語。

人種差別がまだ色濃く残る時代、
黒人が理不尽な迫害を受けている。

目の前で暴行されているにもかかわらず、
民衆はおろか保安官までもが見て見
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

ゴヤの名画を盗んだ、
ある劇作家の実話を基にした物語。

理不尽な社会を変えるために、
作家は戯曲を書き続ける。

しかしそれが上演される機会がなければ、
こういった行動を起こすだろう。

私利私欲の
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

『ペンギン・ハイウェイ』の監督の最新作。

とある6人の小学生たちが、
とある団地に迷い込み、
不思議な冒険をするファンタジー。

最初はただの探検のつもりだったのに、
あれよあれよと困難にぶつかって
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マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

4.5

久しぶりのクラシック映画。

花売り娘と言語学者の、
古き良きヒューマンドラマ。

オードリー・ヘプバーンが本当に美しく、
素晴らしい唄声を披露している。

どの登場人物も素敵な俳優陣ばかりで、
観て
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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.5

香港版『最強のふたり』。

車椅子で生活をしている男性と、
介護を通じて出逢う女性との物語。

最初はぎこちない他人行儀の関係が、
次第に距離が縮まり深まっていく。

その関係は恋愛感情のようなもので
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とんび(2022年製作の映画)

4.5

とても良かった。

どこにでもある、
ごく普通の父親と息子の物語。

幼い子ども時代から始まり、
少年期から老年期までの人生を、
ギュッと凝縮して描いている。

無骨で不器用な父親役の阿部 寛さんを筆
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。

原田監督の作品は今まで堅苦しい印象だったが、
今回は脚本がシンプルで楽しめた。

今や常連の岡田クンのアクションは、
出演作を重ねるごとに進化していて、
非常に素晴らしく尊敬する。
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

とても良かった。

聴力にハンデを抱えている家族と、
それを支える少女の物語。

幼い頃からしっかり者の彼女に、
知らず知らずのうちに甘えていた家族。

その家庭を飛び出して、
自分の可能性に挑戦して
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

今から26年前の、
オーストラリアで実際に起こった、
痛ましい事件を基にした映画。

ある家庭で育った1人の青年が、
どんどん人生の歯車が狂い、
行き場を失い孤立していってしまう。

彼が犯した罪は途
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

4.0

何故だか無性にティム・バートンの作品が観たくなったので、手に取った。

彼にしては珍しく、
実話を基にした物語。

登場した瞬間から胡散臭い雰囲気を身に纏う、
クリストフ・ヴァルツが素晴らしい。

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処刑人(1999年製作の映画)

4.5

ノーマン・リーダス、
ただ1人の俳優に興味を持ち鑑賞。

非常に面白かった。

悪事をはたらくマフィアたちを、
次から次へと裁いていく2人の兄弟。

「悪人だから死ぬべき」だと、
歪んだ正義のもとに突
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