ダーヨシさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

マーゴット・ロビーのハーディングがめちゃチャーミング。
とにかくあの巨漢は鬼門やで…『リチャード・ジュエル』の主人公かー。なんかかんに触る感じ、うまいなあ。
事件の真相は分からんけど、あーこの流れあり
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.0

生理用ナプキンの開発話というより、男尊女卑と闘う愛妻家のサクセスストーリー。
恥という概念がこうも根強く女性を抑圧するものとして機能するとは…!「名誉殺人」を想起させた。
とにかく村人の無理解・偏見・
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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

3.7

『シカゴ7裁判』でシリアスな名演をしていたサシャ・バロン・コーエンが出てると聞いて。
ネタの半分も咀嚼できてないと思うけど、何事も極端に振れることで見えてくることあるね…

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

4.0

なにわ男子の道枝駿佑めっちゃええやん!
ことさらに泣かせてくるわけでなく、父から息子への毎日の弁当が積み重なった3年間を思い起こさせてくれるもので、じんわりとあったかい気持ちになった。子どもの成長は早
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空に住む(2020年製作の映画)

3.2

うむー。
「空に住む」と「地に足をつける」の対比があまり上手くいっていないような…
「編集者の矜持をかけて」個人的関係にあった俳優のインタビューを本にまとめるって発想がなんかもうフワフワしてる。「私が
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

鬼の中でも格差があって最下層の鬼たちの悲哀とか、恵まれて生まれついた者は弱い者を助けるべきという教えとか、かなり今の社会の批評になってると思った。そこが一番泣けた。(どうでもいいけど加藤官房長官が観た>>続きを読む

8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.3

こんな「家族」なら壊れてしまえ!
偶然的な遺伝子の組み合わせにすぎない人々なのに、死んでしまうほど悩まされるのはなぜ。なぜ離れないんだろう。なぜ家族になろうとするんだろうか。
呪いの言葉が満載。母親か
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.3

ゾルゲ事件がモデルだと思い込んでたけどだいぶ違った…。蒼井優が周りの役者全員食ってたくらい圧倒的な蒼井優だった。途中、やや冗長で睡魔に襲われ、拷問の場面で具合悪くなって、YOSHIKIに似てる知り合い>>続きを読む

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.5

引越し先の隣人がサイコパスで…実は別人にすり替わってて…みたいなよくある設定だし、いやいやそこで行っちゃう?とか、その注射謎すぎひん?とか、大学の犯罪心理学の講義なめてるやろとかいろいろアレだけど、怖>>続きを読む

マルクス・エンゲルス(2017年製作の映画)

3.6

『私はあなたのニグロではない』のラウル・ペックが撮っていたので。

エンゲルスと意気投合するシーンが良かった。楽しくて路上で吐くくらい飲むマルクス。

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

4.5

メドガー、マルコムX、キング牧師、みんな40歳になる前に暗殺されてる。彼らと交流のあった小説家の自伝を基にしたドキュメンタリー。
サミュエル・L・ジャクソンの抑制された語りがとても良かった。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.5

ベトナム戦争に従軍した黒人兵4人組が何十年ぶりに金塊と仲間の遺体を捜しにベトナムに戻ったものの、だんだん雲行きが怪しくなり、うわあ…っていう。

「ディア・ハンター」的な重苦しさに加えて、トランプを支
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マルコムX(1992年製作の映画)

4.0

マルコムXの39年の生涯を3時間で一気見。大作。

マルコムXを演じた(というよりそのものの)デンゼル・ワシントン、その息子で、KKKに潜入する黒人警官の『ブラッククランズマン』撮ってるスパイク・リー
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

デジタルリマスター版があがってたので約20年ぶりに鑑賞。

こんな説教くさいラストだったっけ…

京マチ子のパートが一番好きだな。あそこの音楽、「和製ボレロ」と呼ばれてるらしい。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.5

政治家に「なりたい」なんてロクな奴いない。でも誰かがやらないといけない。誰もやらないなら自分がやるしかない。そんなある種の使命感でここまでできるのか…

しかし、「嘘をつかない誠実な政治家」を求めてる
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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

4.4

友達のいない千葉の高校生が秋葉原までママチャリで通ってオタ活してたおかげでいつの間にか坂道に強くなり、アニ研を復活させたい一心でなぜか自転車部に入ってインターハイ出場を決めて居場所を見つけるまでのサク>>続きを読む

カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

2.8

怖いだけ、痛いだけで、特に意外性もなく、淡々と破滅に向かう。ニコラス・ケイジのラストの表情で若干プラス。私には全く向いてなかった。

来る(2018年製作の映画)

3.5

妻夫木聡、こういうペラーい男めちゃくちゃ上手いな!(大絶賛) 『Red』もしかり。

田舎の黒い描写、◯イバー◯ージェント的ノリの気色悪さ、毛虫の使い方、完璧に面白かった前半に比べて、後半はいろいろ詰
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Red(2020年製作の映画)

3.0

夏帆と柄本佑が飲みに出るシーンは唯一良かった。

「秘密」てそれかよー。。

ナイフ・プラス・ハート(2018年製作の映画)

3.0

刃物を持った人間がこわいよ🔪
サスペンス方面、エロ方面、割と期待して行ったけど、どちらもイマイチ乗れず。刃物がほんとダメ。目つぶってた。

Family Romance, LLC(英題)(2019年製作の映画)

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巨匠三大がっかりで賞に確実にノミネートされる作品。半端ない出落ち感。

オプラ・ウィンフリーPresents: 今、ボクらを見る目(2019年製作の映画)

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「僕らを見る目」観てからこっちも絶対観るべき。ドラマシリーズでここまで質の高い作品を作れたのは、関わる人たち全員が信念とプライドを持ったプロフェッショナルだからなんだな。それが伝わってくるこの番組も素>>続きを読む

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.5

高校の時憧れてたあいつもくたびれたおじさんだし、付き合ってた彼氏(付き合ってたわけではなかった)は自分の名前を忘れてるし、プールでふざけ合ったキラキラの日々は戻らないけど、これでいいんだよ、免許取って>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

黒人と移民たち、弱い者同士で叩き合う社会、その中に愛があるやりとりや笑いもあるんだけど、やっぱりラストで全て台無しでただやるせない。

スパイク・リーがかなり良い役者なのと、若きジャンカルロ・エスポジ
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.7

あれ?あんなに爽やかだった南仏の別荘が、いつのまにこんなことに??どこから狂った??
どんどん執筆がはかどっていくのにぞわぞわする。謎は謎のままだけど、、

シャーロット・ランプリングは一瞬も目を離せ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

いやあ、、ラストの現実の映像が衝撃。絶句。KKKの親玉が支持してるのがアレっていう現実ね、、なーにが白人は差別されてるだよちゃんちゃらおかしいわてな。

このアダム・ドライバー大好き。

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.5

基本寒くて暗い中国の地方都市の連続猟奇殺人サスペンスドラマなんだけど、ちょいちょい挟んでくるコメディ要素に爆笑してしまう。

リャオ・ファンの顔?演技?が受け付けない。かっこいいんだろうけど…『帰れな
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

4.5

女性参政権、普通選挙権、今の日本では当たり前すぎて多くの人がドブに捨てているような権利だけど、文字通り血を流して勝ち取ってくれた人たちがいたからこそ当たり前のように持ててるわけで、選挙のたび言ってる気>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

4.0

『ハーフオブイット』で原作が出てきてたので、この機会に映画版を。

役者の感情表現が豊かでわかりやすい分、原作と比べてめっちゃ歯がゆい!!なんでなんで!?!?
これはもう、彼らのようにはならない…とい
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