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全体的に園子温っぽい作風でびっくりしたんだけど、どちらかと言うと園子温の方が本作の原作者・寺山修司の影響を受けているらしい。なるほど。
私は園作品が苦手なんだけど、本作は特に嫌だと思わなかった。モチー>>続きを読む
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前妻のレベッカがタイトルロールであるのに対し、主人公の「私」には名前がない。これこそが本作の全てだ。才色兼備で誰もが羨む完璧な妻レベッカの影に隠れて、「私」は自分の存在を見失っていく。
しかし、本作>>続きを読む
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人は、1人では「自己」を確立することができない。確かに見えている物も、他者に「見えない」と言われたら、本当は見えていなかったような気がしてくる。絶対に初めて聞いた話でも、「前に話したよ、また忘れたの?>>続きを読む
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本当に差別をする人間は、自分が差別主義者だという自覚がない。彼らにとって、黒人と白人が“同じ人間ではない”というのは当然の事実で、黒人が白人と同じトイレを使ってはいけないのは、男性が女性用トイレを使っ>>続きを読む
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原作はジェーン・オースティンによる同名小説で、発表されたのは1814年。この時代に、現在にも通ずる王道のラブコメディが存在していたことに驚かされる。
ベースはプライドが高いヒロインの成長物語。そこに、>>続きを読む
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学生時代に一度見て、「インフルエンザの時に見る夢みたいな映画だな」という感想を持った。
あれから数年、私は社会人になり、当時よりも物事に詳しくなった(はずだ)から、少しは理解できるかと期待して、もう一>>続きを読む
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今まで見たホラー映画の中で圧倒的に1番好きだった。私の中でこれを超えるホラー映画にはなかなか出会えないと思う。演出、音楽、そして何よりテーマが素晴らしい。
序盤、子供時代のアデレードがマイケル・ジャ>>続きを読む
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パッケージに惹かれ、あらすじすら知らない真っ白な状態で鑑賞した。個人的にはそれがよかった。これは絶対にネタバレを読まずに見てほしい作品だ。
※まだ見ていない人は読まないでほしい。
古びた家に越してき>>続きを読む
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映画が好き、中でも洋画が好き、そして1番好きなジャンルはダークファンタジーである私にとって、これは久々のドンピシャ作品だった!!
ロアルド・ダールの同名小説を、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロ>>続きを読む
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「思ってたんとちゃう」
最初の感想は良くも悪くもこれに尽きる。日本版のポスターが内容に合っていないのかもしれない。見るまでは、もっとノーマルでスタイリッシュなミステリー映画だとばかり思っていた。しかし>>続きを読む
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大人向けのおとぎ話。主人公は透明人間の少年エンジェルで、彼の姿を見ることができるのは母親だけ。なぜ彼が透明人間として生まれてしまったのかは明らかにならない。そして、彼の父親がどこへ行ってしまったのかも>>続きを読む
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ありとあらゆる感情が私の中を駆け巡っているのに、それを上手く言葉にできない。この映画をどうやって表現していいのかがわからない。こんなにも興奮しているのに。
ただ一つ言えることは、大人になってからここ>>続きを読む
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私が見たバージョンでは、エリの着替えシーンにモザイクがかかっていた。調べたところ、その処理が大問題。
モザイクで隠されていたのは、エリの去勢された陰部。これを見て初めて、エリは元は少年で、去勢手術によ>>続きを読む
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全体的に宝塚歌劇と歌舞伎のパロディみたいな映画だった。GACKT演じる主人公の麻実 麗は、元宝塚男役トップスター・麻実れいがモデルなんだろうなぁ。名前もそのままだし。
特に宝塚を意識しているのは、白>>続きを読む