そりっどあいぼりーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

-

すごく設定が面白い。小説も傑作らしいのでそっちも読んでみたい。

そして父になる(2013年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

子供と父親は同じ方向を進んでいるが、それぞれ別の道を歩いている。父親が別の道から子供に語りかける。その先の道が合流している。二人が出会い、父が子供を抱き締める。そこからは一つの道が続いている。これまで>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

5.0

登場人物たちが圧倒的な実在感を持って描かれている。彼らの演技を2時間観られるだけで本当に眼福だし、映画的にもグッとくるシーン(駐車場、足、花火、そうめん、雪、浜辺、寝そべり、安藤サクラの正面)がたくさ>>続きを読む

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

-

こちらは犬神家よりもトリックが面白く、単純にミステリーとしても楽しめました。また、少し演出は抑えめで、より加害者や被害者の心情に寄り添うような構成になっていて、ドラマチックではありました。それにしても>>続きを読む

犬神家の一族(1976年製作の映画)

5.0

市川崑監督の金田一耕助シリーズは、「犬神家の一族」派と、「悪魔の手毬唄」派がいるらしいけど、自分は犬神派です。ソリッドな構図と切れ味鋭い演出がとにかく前面に出ていて、ミステリーのお約束の部分でさえ場面>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

サノスが主人公のダークファンタジーという感じですごく面白かったです。特にサノスが片手で衛星を降らすシーンは、これまでの映画史上でも最大と言っていいスケールの攻撃技でテンションがかなり上がりました。メテ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

シャイニングの映画の中に入り込むシーンは、A. I.でスピルバーグが特に尊敬するキューブリックとコラボレーションしたことと重なる部分があって、ひたすら感動した。スピルバーグが本当に敬愛する監督の作品と>>続きを読む

攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D(2011年製作の映画)

-

netflixで公開されているアニメをオリジナルも含めていくつか観ているけど、攻殻機動隊があまりにも別格過ぎて他のアニメ・シリーズが一山いくらのりんごのように思えてしまいます。私はどうしたらいいでしょ>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

5.0

最初にジョージオーウェルの1984が引用される。

”偽りがまかり通る世の中で、真実を伝えることが革命的行動となる”

オートレースの試合でどうやればドーピング検査をすり抜けられるかという実験から始ま
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

-

ゾンビという一見すればB級だと馬鹿にされそうなジャンルだが、ちゃんとキャラクターに寄り添った物語を作って、見せ場をしっかり作っていくことで、どれだけベタで、どれだけこれまでのゾンビ映画の良いとこ取りだ>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

-

ある地点まで面白いけど決定的ではないなーと思ってたんだけど、とんでもなく最高なシーンが終盤に一箇所だけあって、そのシーンのあまりに極まった映画的表現に打ちのめされて、鳥肌が立った。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

油断してたけどかなり凄い映画だった...コーエン兄弟好きとしては、ついに彼らの次世代を担う実力者が現れたかと嬉しくなる。意地悪で、シニカルで、善悪の価値観が崩れるようなとても挑戦的なストーリーなのに、>>続きを読む

ヒドゥン・フェイス(2011年製作の映画)

-

ドタバタコメディでした。コーエン兄弟が脚色してリメイクしたら凄く面白いかもしれない。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

クローネンバーグなので、特殊メイクなどは悪趣味で素晴らしいだろうと思っていたが、これほど傑作とは。とにかく脚本も演出も良く出来ているし、B級映画とバカにされるいわれは全くないテーマ性を帯びている。一応>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

5.0

バーフバリの王の器、王としての度量に映画で初めて"カッコ良すぎて"泣いてしまった。本当にキメ画とか上がるシーンが100カ所くらい用意されている。バカバカしいまでにとんでもない展開になっていくのに、締め>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

-

象徴的な"共通の行動"でそれぞれのシークエンスを橋渡ししているのが印象的。そういえばゴダールは特徴的な"図形"で橋渡しをしていたな、という関係ないことを観ている間に思い出したが...興味深い手法に思え>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

-

困っている。全体を観れば全く酷い出来。冗長としてグダグダと長いし、編集にスピード感がなく、つまらない描写が多い。それでも、これらの大きな欠点を乗り越えるぐらいかなりグッとくるポイントはあった。ルーク、>>続きを読む