ステイサム先生監修特殊詐欺絶対アカン映画。
暴力おじさんが暴力わらしべ長者(by加藤よしき氏)していく過程が、蜂の営巣の習性に収斂していき、人間社会と蜂の社会が重なり合う斬新な足し算により、「舐めてた>>続きを読む
(2024/3/17 鑑賞)
前作よりは悪くなかったと思う。
なぜなら前作は寝落ちしたが、今作はちゃんと起きて見れたので。でも、それ以上の長所が見当たらない。っつーか、デューンPart2じゃねーだろ>>続きを読む
石橋英子の劇伴に陶然としてると、(文字通り)自然なる神に羽交い締めされ森の深淵に引き摺りこまれる唐突なラストに驚愕。
黒沢清『CURE』の影響をかねてより公言してきた濱口竜介版の『CURE』ではない>>続きを読む
(2024/2/4鑑賞)
散々CDを聴き倒して音は身体に沁み込んでいる筈なのに、今初めて眼前で見ているような臨場感。今回のリマスタ用に音もミックスし直したのだろう。めちゃくちゃにそれぞれの音が粒立っ>>続きを読む
三宅唱監督が『ケイコ 目を澄ませて』の月永雄太撮影監督と引き続きタッグを組み、16mmフィルム撮影を敢行。『きみの鳥は歌える』以来のHi'Specが劇伴を担当。傑作朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の初代>>続きを読む
死の影にある男のエロスの香りを描いてきた人が、衆道のある中性武家社会描くとこうなるよね、と納得いく痴情もつれる首取り合戦。文法を蹴破るユニークな構成、画面は血に塗れているのに渇いている死生観など、面白>>続きを読む
実家のコタツのような安心感すらあった。
話はほぼ『ローグワン』で、AIも異民族・異宗教のメタファに近いし、ある意味「なんかで見た」のオンパレードではある。
が、ゲリラ的ロケ撮影によるギャレス・エドワー>>続きを読む
ファシズムの権威を盲従し、正常を求めながら正常に同調できず、檻に籠った空虚で凡庸な男の冷え切った心の世界から覗く欲望と狂気。
男の偏執狂的な孤独と狭窄な視野を写し出すビシッと決まった構図のカメラが突如>>続きを読む
ピノッキオの木の肌の質感やストップモーションならではの柔らかい光、途方もない労力を感じさせる細やかでいきいきしたキャラクターの動きに魅了され、食い入るように画面に見入ってしまった。
『ギレルモ・デル・>>続きを読む
Fan's Voice試写会にて鑑賞
アフガニスタンで宣教活動していた韓国人23名がタリバンに拉致された実際の事件をもとにした本作。
シビアな外交事情と現地や国家の思惑の狭間で人質解放交渉に挑む緊迫>>続きを読む
午前十時の映画祭で鑑賞
アナ・トレントの磨き込まれた黒曜石のような瞳が映し出す幻視に取り込まれるよう。
ギレルモ・デル・トロ『パンズ・ラビリンス』を経たあとに見る、フランケンシュタインに魅せられた少>>続きを読む
【拡張するユニバースにケジメをつける有終の美】
飼い犬を殺された復讐譚から膨れ上がった、キアヌ・リーブス再起作でもあり、彼の代表作でもあり、舐めてたおじさんが実は敏腕殺し屋でした映画(通称ナーメテー>>続きを読む
『ウィンド・リバー』が大好きなので、期待を裏切らない引き締まった出来だったと思います。
短い時間でよくこれだけまとめたなあと感心します。
ずっとぼやき続けるエイダン・ギレンとニコラス・ホルトの殺し屋>>続きを読む
隕石の墜落が観光名物のアメリカ南部の砂漠のとある街で、科学賞に選ばれた秀才キッズとその親たちはそれぞれ複雑な事情を抱えており……というあらすじしか把握していなかったため、めちゃくちゃ裏切られた。
手癖>>続きを読む
好きです。私は断然支持したい。
換骨奪胎通り越してもはや原作とぜんぜん違うやないかい!ウチの思てたポアロとちゃうやないかい!と、クリスティファンの方は怒られるかもしれないが、私はめちゃくちゃ支持した>>続きを読む
(評価は視聴の上で掲載します)
若草物語リメイク『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』に感動した身であるので、ミーム騒動に腹を立てているかといってそれなりには期待してた映画を見ない、とボイコットするほど私>>続きを読む
初日公開日に事前情報が乏しい状態でめちゃくちゃ変な映画をぶつけられる、という経験は滅多にできることではなかった。素直に楽しい思い出ではある。
ただ、配信きっかけに見返したが、やっぱり一つの独立した作品>>続きを読む
英雄なんていやしないし、ましてや運命なんてありゃしない。
そこにあったのは、ただの青臭い若さゆえの蛮勇と赤き鮮血と乾いた砂漠のみだったのだ。