ホーガンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ホーガン

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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.5

エクスプロイテーション版ホームアローン

母を病気で亡くし、その寂しさを唯一の肉親である父親への怒りに変換していたベッキーちゃん。しかし、その父親も脱獄囚らに理不尽に殺されたベッキーは、持て余していた
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口裂け女(2006年製作の映画)

2.2

白石晃士監督とは思えないグダグダな脚本&演技の作品。

白石監督の名前を有名にした「ノロイ」は、一瀬隆重プロデュースで白石監督のやりたいこと、得意であろうことを自由にやらせた感があり、当時では希少であ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.3

引き算が見事なアトラクション映画の最高峰。

MCUに比べて暗いと言われ続けて来たDCEUだが、前作「アクアマン」はその批判とは真逆の天真爛漫な明るさを持った傑作であった。その続編である本作も前作と同
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.2

思いの外に好評だった本作がアマプラで配信。

まあたしかにスーパーマリオ関連ゲームに出てくるキャラクタや楽曲、背景などがたんまり入っている。うーん、それだけの作品。マリオ兄弟やピーチ姫の隠れたる心情や
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.1

アトラクションの要素を上手く劇中に取り込めるかが面白いポイントだとは思うけど、本作は「ホーンテッドマンション(2023年公開)」ほどには上手く出来ていない。最初の数分くらいかな。あとはお土産屋のサムか>>続きを読む

血みどろの入江(1970年製作の映画)

3.6

スラッシャー映画の元になったと言われる1970年のマリオ・バーヴァの本作を鑑賞。

スラッシャー映画は、ジャッロが下地になっていると言っても良いが、マリオ・バーヴァの本作は、羽目を外した4人の若者がス
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ローズマリー(1981年製作の映画)

3.5

「サンクスギビング」の鑑賞後、過去のスラッシャー映画を見直したくなって本作を再鑑賞。

ひとつ前にレビューした「バーニング」と同じトム・サヴィーニによる特殊メイクであり、残酷描写が冴える。「サンクスギ
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バーニング(1981年製作の映画)

3.8

「サンクスギビング」の鑑賞後、過去のスラッシャー映画を見直したくなって本作を再鑑賞。

「13日の金曜日」の大ヒット後、同じようなキャンプ場を舞台にした典型的なスラッシャー映画。公開当時、殺人鬼の名前
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

スラッシャー映画の王道がどこまで通用するのか?

イーライ・ロス監督によるスラッシャー映画の新作。「グラインドハウス」内のフェイク予告が16年越しでついに長編映画となる。

狭義のスラッシャー映画が流
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.1

無鉄砲な若者を懲らしめる新感覚ホラー

降霊術をしたけど霊がお帰りにならないというホラーは既に使い古された感はあるが、その降霊術が若者のドラッグパーティのメタファーとなっており、ドラッグパーティで無茶
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.1

緩いファンタジーアクション映画だと思っていて劇場公開時には完全スルーであったところ、Netflixで配信されていたので時間潰しに鑑賞。

どうもクリス・パインのビジュアルがいただけないのと、刑務所から
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.0

インパクトがある絵面をいくつもバーンと出して、世界では何かが起きているんだけどよく分からない、そのような不穏な出来事に振り回される家族の群像劇的なスタイル、監督はシャマランか?って思ったけど違ったw>>続きを読む

クローゼット(2020年製作の映画)

3.4

韓国映画得意の復讐、ハラスメントが無い薄味のオカルトホラー。

引っ越した先の家で娘が失踪する話。家は大きな屋敷で閑静な森の中にある。いかにも怪しい家だが、、、
少しネタバレになるんだけど、少女が失踪
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マンハッタン・ベイビー(1982年製作の映画)

1.8

ルチオ・フルチ作品のほとんどが脚本はクソだがグロと哀愁を帯びた音楽でゴリゴリに押すという力業の作品が多いが、本作の出来は本当に酷い。

酷い脚本はそのまま、フルチ真骨頂のグロはほとんどなく、音楽の多く
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.6

老老介護の現実を体験出来、スプリットスクリーンは脳を破壊し眠りに陥れる。

毎回、実験的な映像を世に放つギャスパー・ノエの新作。新作と言っても2021年に製作され、ようやく日本でも公開されることになっ
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ルチオ・フルチのマーダロック(1985年製作の映画)

3.0

ルチオ・フルチ作品と言えば、「サンゲリア」、「地獄の門」、「ビヨンド」に代表されるように死体が這いずるグロ満載のホラー映画を思い出すが、本作はジャッロだ。配信の説明には「『フラッシュダンス』の世界的大>>続きを読む

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ガス室に送られるユダヤ人を追体験させられるホラー映画。

見たら落ち込む映画、鬱映画として紹介されることが多い本作だが、自分としては数ある鬱映画の中では精神的なダメージは少ない方。ビジュアルとして最後
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

1970年当時、全米を震え上がらせたウィリアム・フリードキンの傑作からの正統続編。一作目は今見ても色褪せない不気味な怖さを湛え、医療検査シーンの痛々しさは現代にも通じる。2作目はプリミティブなオカルテ>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.6

戦国時代版アウトレイジを期待して見に行ったら、風雲たけし城だったw
秀吉役のたけしを取り巻く大森南朋と浅野忠信は、そのまんま東と石倉三郎にしか見えないw

まあ予算をふんだんに使ったコントですな。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

全編PC画面だけで構成された「search」の続編、本作も前作と同様の表現となっている。

全編PC画面だけというアイデアの奇抜さは前作で使い切ってしまったところ、コロンビアに住む全く関係の無いおじさ
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

3.4

スウェーデンのネフリ配信のスラッシャー映画。

マスク姿の殺人鬼が湖畔のキャンプ場を襲う、というのはスラッシャー映画の典型中の典型。変化球は、被害者は地方自治体の職員で、能力開発研修のためにキャンプ場
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.8

意識高い系暗殺者のドタバタサスペンス。

暗殺者としての心得をたえず独白する意識高い系暗殺者が、その意識とは裏腹に上手く進めない。そのギャップが笑いを誘う。ターゲットを狙撃するために独白しながら隣のビ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.5

MCUフェーズ4以降、パッとしない作品が続く中、「エンドゲーム」において一人で戦況を打開したキャプテン・マーベルが本作でもこの停滞感を打開出来るのか、、、

本作はキャプテン・マーベル、ミズ・マーベル
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.3

(余談だが、ゴジラが放射能を吐くときの動作は欽ちゃんの仮装大賞を思い出したw)

ゴジラはもちろん怪獣映画には特段の思い入れがあるわけでは無く(とはいえ「シン・ゴジラ」は見たけど)、朝ドラの浜辺美波ロ
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

普段は見ないファミリー映画を見る!

TDLのアトラクションの僅かな記憶が所々思い出される、一種のノスタルジーかな。

黒人多い。ニューオリンズが舞台だから納得。

あと、またTDLのアトラクションに
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エクリプス(2017年製作の映画)

3.4

「REC」のパコ・プラサ監督によるスペイン産心霊ホラー。本作の前日譚にあたる「ブラックサン」鑑賞後、本作を見始めて30分くらいで既に見ていたことに気が付いた。

前回鑑賞時にはそれほどの感動は残さなか
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ブラックサン(2023年製作の映画)

3.8

「REC」のパコ・プラサ監督によるスペイン産心霊ホラー。同監督作品の「エクリプス」の前日譚に当たる作品で鑑賞後に知ったが、その関連性は薄いので問題はない。というか「エクリプス」は鑑賞済みだったが、その>>続きを読む

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.4

バイオレンスと胸糞ハラスメント、そしてエグい復讐が足りない!

伏線と回収など、ミステリー要素については丁寧でよく出来ている。韓国祈禱(ムーダン)も入っていて良き。

しかし、ホラー要素はそれほどでは
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.5

退屈なビジネスホラー(主演にアイドルを抜擢したビジネス優先のお子様向けホラー)ばかりのJホラー界隈に風穴を開けた「きさらぎ駅」の永江二朗監督の新作。予告編を見てもJホラーの文法で描かれている気がするが>>続きを読む

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.5

尼僧フェチにはたまらないアクションホラーw

「死霊館ユニバース」の最新作。前作「死霊館のシスター」の続編に当たる。
「死霊館」でウォーレン夫妻が大学の講義で紹介していた悪魔祓いの儀式の映像が、実はフ
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白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.8

ブラック白石降臨。

出演者による数々のハラスメントが気分を悪くする白石晃士監督によるフェイクドキュメンタリーの新作、「超・悪人」や「バチアタリ暴力人間」、「殺人ワークショップ」に近い。ブラック白石が
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.2

スティーヴン・キングの短編を原作とするモンスター映画。ブギーマンとは子供の教育のために生み出された民間伝承で、子供の家に現れる。主人公家庭への持ち込まれ方と、その前の被害者との係わりは興味深いところだ>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.2

「リング」✕韓国大好き復讐ドラマ

脚本に高橋洋と白石晃士が係わっている日韓合作ホラー。上映時間は80分。
廃駅を舞台に子供たちの霊と呪いの連鎖を描いた心霊ホラーで、呪いの連鎖を断ち切るための根源探し
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.5

朝ドラ「らんまん」が終了して浜辺美波ロスが激しいところ、以前見た本作を再鑑賞。

以前見たときは中途半端なゾンビ描写や、ゾンビ禍となる状況が唐突過ぎてドラマに没入できなかったりなどのがっかり感が強くて
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

TVドラマ「岸辺露伴は動かない」は鑑賞済み。高橋一生と飯豊まりえが絶妙なキャスティングの当該シリーズは、独特のリズムと雰囲気を醸し出している。本作もその延長線上にあり、絵画オークションやルーブルの知的>>続きを読む

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.8

ポリコレの固まりになりがちなディズニーの実写映画で、アリエルを黒人女優のハリー・ベイリーを起用したことで炎上。監督は純粋に歌唱力で決めたとコメントするが、そもそも、原作アニメが陸地の人間と海の生き物た>>続きを読む