S4KuYuC1NEM4さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

虐殺器官(2015年製作の映画)

4.0

妙なエロスを感じますね。
ファムファタールってのが、ちゃんと記号になってるし。
これは映像化の意味があったと思う。

光学迷彩などは甲殻譲りだし、原作通りなので期待通り。
文法ってのがもう少し感じられ
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屍者の帝国(2015年製作の映画)

3.0

本当に、もっと読みたいと思わせる作家でした。多くのファンと全く同意見。

ただ、どれだけ贔屓してもこの作品だけは原作も他の2作に一段足りてないし、映画は悔しくも微妙だと言わざるを得ない。
とりあえず原
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フォーガットン(2004年製作の映画)

3.0

最近うんざり気味の『衝撃の展開‼︎』『衝撃の結末‼︎』

この手の中でも、個人的に印象に残る作品辿って見返したけど、凄いのはやっぱり印象に残る程度の『衝撃の意味不明‼︎』
あの置き去り感なんだよなー。
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トラップ・ガール 美しき獲物(2019年製作の映画)

2.0

こういう官能的で綺麗な女性。
見た感じ軍人というかサイボーグみたいな無表情の女性。

闘う女性を前に出す作品傾向ありますが、これはちょっと雑過ぎ。
衝撃なラストが先に思いついた!って少しの余裕とおごり
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レッド・バルーン(2019年製作の映画)

1.8

この映画は幼少期の謎解きで、多分少しシャイニングが意識されていますが…
この男はろくでなしです。昭和のスネ夫みたいな野郎か。

先日までは検索しても無かった作品なので察して観ましょう!

ドレスでも制
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近は溢れてもはや新鮮味すら感じられないこの手のシチュエーションスリラーとか、バトルロイヤル系は完全にネタ切れでしょう。

少し違うとすれば、人間狩りが行われているというデマ、フェイクニュースがネット
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アンテベラム(2020年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

山下和美のマンガ『ランド』を思い出した。もしくは『トゥルーマン・ショー』。

どんでん返しとはいうものの…
あたかも過去のエデンという黒人女性と、現在のヴェロニカという作家で黒人女性が交互しているよう
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ファム・ファタール(2002年製作の映画)

3.5

デパルマといえば分かりやすいオマージュに、ブロンド女性、進行上のちに鍵となる女優とか、いくつかのキーワードの組み合わせだけ変えて撮ってるんじゃないかといつも思う。

ただね、分かりやすい上に賛否が分か
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

古典的ハリウッドはもちろん、ヌーヴェルバーグ等の映画群は歴史の一部として評価が確定しているので、面白いとかつまらんとか(映画見ない人はぜったいそう言う)、そもそもスコアをつける行為に意味はないと常々思>>続きを読む

ムーン・インパクト(2020年製作の映画)

1.6

シャアはどこにでもいるんだよ。

このジャケだけは本家よりもインパクトあっていいのかもしれない。比率はやや怪しいが

御法度(1999年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

年齢の設定に無理があるものの、近藤勇と土方、まさかの武田真治が沖田とは…
意外とトミーズ雅がいいキャラを演じている。

それはともかく、衆道!!
池田屋の後には熱に浮かれ、特に衆道の嵐が吹いていたとい
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

1.8

脱出ゲームのような映画は、アドベンチャーとかセキュリティガチガチの施設への侵入とセットで生まれてきたようなものだが、こうしたワンシチュエーションだけで緊迫感を出して進行する映画は、この作品あたりから徐>>続きを読む

戦慄の絆(1988年製作の映画)

3.2

やっぱりクローネンバーグすげぇわ2。

『ザ・フライ』『スキャナーズ』『ヴィデオドローム』なようなインパクトこそないけども、昔のフィルム特有の肌理の粗さみたいなものが、今見ると実に効果的だ。

真紅の
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

2.5

報われない映画。
でも、『ミスト』に比べたらまだまし。

人種差別自体、我々日本人にはどうもピンとこないのは仕方がないんだろうけど、こういう作品は教養として見ておいて絶対に損はしない。

しかし…これ
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.5

その昔、王道なジャンル映画しか見てなかった頃。
友人にクラッシュいいよ!って言われて、TSUTAYAで借りて視聴。
群像劇がよくできてて確かに良かったと言ったら話が噛み合って無いことに気がつく。

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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.5

この頃のブラピは最高にかっこいい。

とりあえず、高速道路のような場所を確かキリンが疾走していたので、高評価。
キリンが走り回る映画を誰か教えてください。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

1.8

設定はいいんだが、結局時間泥棒して『俺たちに明日はない』みたいなボニーandクライドとなってしまって非常に損をしている。なんとかならなかったのか。

スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.2

やっぱりクローネンバーグ先生は凄いね。

こういう作品は、もう出てこないんじゃなかな。やっぱり何度見ても、財界人やらを集めたスキャンのデモのシーンは衝撃的だ。

こういうのをカルトって言うんですよ。
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

これまでみたシチュエーション系の中ではおそらく1番最低

富裕層と貧困層とか縮図と言う方もいますが、そもそも1ヶ月ごとにランダムで階層が変わるし、最初の相方は罪を犯している反面、主人公なんかは志願して
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

2.5

いともたやすく行われるえげつない行為。

最初から壊れかけていた家族を繋ぎ止めていたのは団欒という皮肉。爺ちゃんが認知症になって人を轢いて持ち帰って来たことで決壊した。餅を喉に詰まらせて殺そうとする家
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.3

『静かなる叫び』『複製された男』や『灼熱の魂』の(確か)カナダの監督が、後の『メッセージ』『ブレードランナー』『DUNE』など、予算も規模も破格のコテコテのSF大作の監督となるのを誰が予想できただろう>>続きを読む

大日本人(2007年製作の映画)

1.9

これは当時、内容について一切の予告もなかったので、映画館に足を運んで見なければならなかった。

その挑戦的な紹介が逆に仇となって見事に大コケした。

ヒーローは大変ですね。
スポンサーがついているから
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

1.1

かつてノルウェイの森ほか、村上春樹は読んでいたが、あまりにも執拗的とも捉えられる性描写が多くて、熱烈なハルキストには申し訳ないが、個人的にノルウェイの森は文学ではなく官能小説としか思えなかった。
恋愛
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

正直、実写版は当時全く好きではなかった。重いテーマなのに池脇千鶴が脱いだ衝撃と、障害者の性の方に焦点が当たっている印象しかなかったから。

しかし、それならば『セックスボランティア』とか韓国(本作のリ
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

2.0

ソウルのメガボックスで見た。

神山健治監督は攻殻機動隊以降冴えないと思うのはわたしだけ?

『東のエデン』とか本作『ひるね姫』も。アニメーションについて色々と賞を取ってはいるものの、神山健治らしさが
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絶対に怖い話(2015年製作の映画)

1.0

ナレーションの話し方が微妙。

写真にあたっては、無理やり感がすごく、言われないとわからないと思いきや、言われても全くわからなかった。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

5.0

何度見てもいい。

man in the mirror で最高です。

共演したいがために、ダンサーやパフォーマーなどがあちこちからやってきたのを見ると、やはり皆に愛されるカリスマなんだと実感できま
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ボディ・スナッチャーズ(1993年製作の映画)

2.0

ある意味でカルト化している。

茶化すようだが、別に軍事基地ある必要があるのだろうか。父親は結局何をしにきたのか。薬品の整理?


あとは、児童が書いた絵がみんな同じで、教師も何も言わないが、これはす
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

何故かスコア高いが、分かりにくすぎて微妙だった。

感情移入できるできないで良し悪しを判断するのは昔から超嫌いなスタンス。

なので、本作が女性から評価が高いという理由も分からない。

というのも、何
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悪の偶像(2017年製作の映画)

3.4

韓国はこの手のサスペンスが得意。
権力に溺れて道を外す人、建前や肩書きを盾に偽善を働く人、地位に溺れて蔑む人を描く事が上手い。

結局は全て人の業が原因であり、虚構に過ぎないのに…ということで、そうし
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

狂ってますね。
でも、これだと狂気というよりもただの変態どまり。

本来こういうのは自分でなりたがるものなんだけども、23人もの犠牲を出してまでセイウチ計画を完遂しようとする様は、実にMAD。
オット
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この作品が名作とされている理由

1 デヴィッド・ボウイと坂本龍一をキャスティングしたこと
2 原題を変えて戦場のメリークリスマスとしたこと
3楽曲が戦場を思わせない美しいピアノの旋律であったこと
4
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神の一手(2014年製作の映画)

3.5

既視感がすごい。
全く同じ内容の映画を見た気がする。

これならば『タチャ 神の手』のイカサマ師の方が印象に残る。

賭博が禁止されている韓国では、はたしてどこまでが賭博なのか。現地にいたが、全く分か
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.8

ここ数年のアカデミー賞作品賞は『グリーンブック』『パラサイト』『ノマドランド』ときていて、アカデミー賞という大衆向けの作品よりも作家性に特化した作品を得意とするカンヌっぽくもあり、正直あまり好きではな>>続きを読む

ステイ(2005年製作の映画)

3.4

全然ホラーじゃない。

ニコール・キッドマンとナオミ・ワッツ2人が恐らく1番綺麗だった頃の作品。このコンビのキャスティング勝ち。

逆にオビワンは少し若すぎるね。