S4KuYuC1NEM4さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

殺人の疑惑(2013年製作の映画)

4.3

一度疑ってしまうと、人はどんどんとあらぬ方向へと想像が巡ってしまい、それまで通りの付き合い方ができなくなるという心理。
その相手ってのがろくでもない父親ならいざ知らず、優しい父親なんだから心中お察しし
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.5

この映画を観て思い出すのは、サイコパスな犯人なんだけど…

何よりソウルの坂の多いこと多いこと!
まぁ、実際に坂だらけなのは住んでいたからよくわかる。

でも、チェイサーってタイトル通り、基本アップダ
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

2.8

昔は奇形な人々は差別され、人権なんてなかったんじゃないか。

結局サーカスみたいと言えば聞こえはいいが、当時は見世物としてしか扱われていなかったんだから酷い話。

デヴィッド・リンチ先生の『エレファン
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.4

『金田〜〜〜〜‼︎‼︎』
『テツオ〜〜〜〜‼︎‼︎』
『俺は人間をやめるぞー‼︎‼︎』ってDIOじゃねえか。

とりあえずネオ東京の描写マジでカッコいい。バイクも‼︎ 画力がやばい監督だから、さぞ大変
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.5

やっぱり大友監督の作品だけは火の勢いもそうぁけど、屋根のディテールなど緻密かつ迫力もあり、内容は知っていたけど、期待以上の出来だったと言わざる得ないし、
贔屓目なしに、やはり大友監督は頭ひとつ抜けてる
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フリーズ・ミー(2000年製作の映画)

3.0

他の方のレヴューにもあったが、これ地上波でやってたんだよな。

殺して業務用冷凍庫買ってルームシェア。まだルームシェアなんて言葉がなかったし、シェアしてるの冷凍死体ってのは、今言うとギャグかも。

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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.9

言わずと知れた名作。実はルーカスが撮影する予定だったとか、ロケ地の天候なども含めて色々と曰く付き。

この映画ほどワーグナーのワルキューレを使用し、間違いなく正解だと思えた映画はない。

冒頭のナパー
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.5

この当時、好きな映画監督は?って聞いて、即座にギャロって奴は基本的に話が全く合わなかった。
というか、知ったかぶりしかおらんかった思い出。

ギャロはカリスマっぽいとこあったし、この映画は決して悪くな
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

1.5

高所恐怖症ではなくルックアップフォビアの身としては、何の感動も感慨も湧かない内容だった。

鉄塔なら昔のワルシャワラジオ塔のごとく、ドバイやスカイツリーがない頃ならよかったものの…現代で600mっての
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

1.4

どうせ、こんなとこだと思った。

事件の真相なんかより、そもそもザリガニって鳴くのか?っていう疑問が終始付き纏った。

分かったことは、この映画は湿地を舞台にした泥沼な恋愛模様と事件の真相解明の映画。
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最後まで行く(2014年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

最後まで行くというタイトルはいいが、何が最後なのか明示されないからどうもしっくりこない。

日本版は少し捻りがあるようで、キャスティングもこだわっているものの、韓国→邦画ってのは、経験則としてろくなも
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

法が人を守るんじゃない。
人が法を守るんです。(常守朱)
名言かも。今回は加えて、システムに従属するのではなく、共生こそが必要と声高に唱える常守はカッコいいし、本作の真理です。(1番カッコいいのは先生
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.2

原恵一監督は、クレヨンしんちゃんで異彩を放つが、百日紅とかカラフルは超絶微妙。

かなり作画やら頑張っているが、細田and新海の影に隠れてしまっている。
全てどっかで見たことがあるような話、どっかで見
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

2.7

邦題に問題あります。

原題の특송は漢字語のハングルで『特走』。いわゆる運び屋。

他の方もいう通り、100%失敗しないって副題は劇中ではなんの根拠もなく、「私、失敗しないので」とか言う変な女医みたい
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人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

2.2

実名で出演するという触れ込みがあって期待したはいいものの…

拉致や監禁モノは韓国ではありふれていて、駆け引きがキモになる事が多い。その意味では『ネゴシエーション』の方が愛の不時着のヒョン・ビンが新た
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死を告げる女(2022年製作の映画)

3.5

このタイトルは紛らわしい。
とりたててどんでん返しもない。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.6

自分は果たして何を見ているのだろうか?これは何なのだろうか?

絶えることなく終始湧き上がる疑問。
頭の中で反芻を繰り返す。
思考停止映画。気がつくと終わっていた。

これがアカデミー賞かと思って身震
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.1

原題『シンクホール』を、この邦題にして大正解

夢のマイホームというのは今でも1番高い買い物なのだろうけど、マンションっていうのは韓国とか今の時代っぽい。

それがっ!て…
この手の説明もいらない初期
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ある男(2022年製作の映画)

2.8

賞総ナメだからいいとは一概には言えない。よくある話。

個人的には役者の演技によってのみ作品としてかたちになっている印象。

原作は知らないが、フォーカスするポイントがわからず、すこし盛り込みすぎた気
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.2

小説よりも奇なり事実。
盛大なドッキリかヤラセなんじゃないかとも思えるくらいの筋書きだった。ロシアはこんな国だと思っていたが、やはり戦争や諜報活動をやめられないのか。

化学者との通話はなかなかだが、
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

2.2

フィリピンから輸送とかタイムリーな話題。韓国映画の中でも屈指のバイオレンスとの触込みではあるが…

警察と犯罪者、怪物の三つ巴の船上バトロワの開幕‼︎
というか、20人のベテラン警官が怠惰すぎたせいで
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.7

暑苦しい映画の筆頭格。

ジャケット見ただけでそう思うんだから凄い。これにブルースウィルス入れたら窒息するな。