S4KuYuC1NEM4さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.6

自分は果たして何を見ているのだろうか?これは何なのだろうか?

絶えることなく終始湧き上がる疑問。
頭の中で反芻を繰り返す。
思考停止映画。気がつくと終わっていた。

これがアカデミー賞かと思って身震
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.1

原題『シンクホール』を、この邦題にして大正解

夢のマイホームというのは今でも1番高い買い物なのだろうけど、マンションっていうのは韓国とか今の時代っぽい。

それがっ!て…
この手の説明もいらない初期
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ある男(2022年製作の映画)

2.8

賞総ナメだからいいとは一概には言えない。よくある話。

個人的には役者の演技によってのみ作品としてかたちになっている印象。

原作は知らないが、フォーカスするポイントがわからず、すこし盛り込みすぎた気
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.2

小説よりも奇なり事実。
盛大なドッキリかヤラセなんじゃないかとも思えるくらいの筋書きだった。ロシアはこんな国だと思っていたが、やはり戦争や諜報活動をやめられないのか。

化学者との通話はなかなかだが、
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

2.2

フィリピンから輸送とかタイムリーな話題。韓国映画の中でも屈指のバイオレンスとの触込みではあるが…

警察と犯罪者、怪物の三つ巴の船上バトロワの開幕‼︎
というか、20人のベテラン警官が怠惰すぎたせいで
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.7

暑苦しい映画の筆頭格。

ジャケット見ただけでそう思うんだから凄い。これにブルースウィルス入れたら窒息するな。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

4.3

『トゥルーマン・ショー』の現代版。
SNSなどのネット社会の風刺としてよくできてた。

でもこんな生活嫌だからスマホ捨てよう!

エマ・ワトソンはいいとして、トム・ハンクスはジョブズを意識しすぎ。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

全くもって救いのない内容。
いわゆるスケープゴート。
『私は貝になりたい』がよぎるが、こっちの方が絶望的なのに、どこか儚く詩的な演出で、作品の質としてははるか上。

それにビョーク好きにはたまらない。
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.9

これ、面白いとかそういうレベルの作品ではない。だって内容や、時代やら舞台やらの説明が全くないとかね。

でも、これ映像作家の作品ですよ。
叙情的な雰囲気とバックミュージック。特に、まさかあの曲を使うと
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

なんとなく観ただけだったが、実は秀作だった!こんなトントン拍子ないとは思いつつ、映画愛に溢れていた。

そして、観終わった後に上映時間見て…メタな演出に気づいてさらに感心した。

そういえば、ルパン三
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スマイル(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『It follows』『リング』とか色々と頭を過ぎる作品があるが、ものすごく丁寧に作られている。

特にカメラワークは『ミッドサマー』の上方互換で緻密。
加えて、この映画はアメリカ制作なのに、終始北
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

プレスリーの映画というより、トムハンクス演じるまさにトム大佐の暗躍の話では?

長尺でも上手くライヴシーン差し込むので長くは感じなかったものの、肝心のプレスリー本人がその時どう思っていたのかに肉迫し、
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

『ゴドーを待ちながら』の待つ事が希望なのは分かる。
だが、あの囚人たちは罪を犯して服役しているわけだし、全身検査など受ける程度で、鬼刑務官の暴力があるわけでもなく、むしろ勝手気ままに動き回ったりと自由
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.1

日本が誇るJホラーに翳りを感じた。中田監督がこれでは、もうダメかもしれない

あれ、それ、これって題名も最近の流行りだろうし、森っつーより山。
小日向の家で一瞬だけ映る雑誌『ムー』。
オカルト好きには
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

韓国映画もハリウッド並みになってきた。この緊迫感すごい。
とにかく役者の演技うますぎ。ソン・ガンホにイ・ビョンホンはともかく、イム・シワンがあんな役できるとは…

イム・シワンは随分と歳を取ったと思っ
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エコール(2004年製作の映画)

2.2

幻想的とも言える映像美が見事にハマっているものの、ジャケ写からも漂うように、幼女趣味にはたまらないのが分かるものの、ここまで終始嫌な感じでまとわりつく背徳感は凄まじいものがある。

原題が無垢とか純真
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僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

1.9

こっち後。

こっちの方が切ないという順序説明があったものの、結局どっちも切ない。

これで本当に良かったのだろうかと疑問に…ヒロイン2人は難しいのよ。
シオリとの約束が単に助ける〉〉結婚するってどん
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君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

2.0

こっち先だが…多分どちらから見ても同じ印象だったと思う。

死んだり生き返ったりする爺ちゃんが大変そうだったな。

シュタゲを理屈っぽくした内容はともかく、メインヒロインはシオリなんだろうけど、ヒロイ
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女神の継承(2021年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

モキュメンタリーって最近言うけど、テレビ番組じゃないんだから、フェイクドキュメンタリーでいいのでは…?

これはプロデュースが韓国でタイの田舎を舞台にしたことがリアリティの底上げになっている。巫女や継
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

言っておくと、別に出てくる男が全員が同じ顔に見えるわけではない。
それに特にピエロみたいなマスクもまた、特に意味があるようには思えなかった。

このタイトルは監督の意図通りに、見た人それぞれが解釈する
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.4

『LAMB』を見て真っ先に頭に浮かんだ。
まぁ、あっちは『羊たちも沈黙』みたいだったけど、やっぱりこのタイトルにセンスを感じる。これぞ心理サスペンスの傑作よ。

ジョディ・フォスター若いな。

個人的
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貞子DX(2022年製作の映画)

3.5

U-NEXTにしては結構高額のポイント。

こんなの誰が観るのかと思っていたが、気がつくと見終わっていて、何を思って鑑賞したかが不明なホラーな作品だった。

貞子は役ではなくもう名女優になったなw
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X エックス(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ティーンやこう言うパリピどもが、撮影やら車の故障で訪ねた家やモーテルがやべぇってのは『サイコ』や『悪魔のいけにえ』などある種テンプレ。

凄惨で不条理でグロい殺され方やドッキリ演出もまたテンプレ。
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PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

超高齢化という社会問題について切り込むという、いかにも評論家が好みそうな題材。外国人労働者もうまく盛り込んでる…

昔は定年迎えたら、今でいう後期高齢者の仲間入りというイメージがあって、サザエさんの波
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劇場版ツルネ ―はじまりの一射―(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

経験者だから(なのに)言わせてもらうと、弓道ほど盛り上がらないスポーツはないだろうw

そのため、まともに取り上げるには難易度最上級の製作者泣かせで、これまで何度か扱った作品があったけど全て失敗して恐
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

色々とぶっ飛んでて酷すぎる

この映画内序列は…
家族〉子供〉高齢者〉おっさん〉うさぎ


大丈夫‼︎連発する大丈夫じゃないヤブ医者‼︎ 本来居眠り事故の犯人がまず最初だが…
居眠り運転と児童虐待した
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JUNG_E ジョンイ(2022年製作の映画)

2.5

この監督は感染系とかSFなど、あまり韓国映画では主流ではなかったジャンルを開拓しているので応援したい。

しかし、内容もありきたりな感じで強い既視感が生じるし、韓国映画特有の演出がうまくのらないのか、
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

1.4

好き嫌いとかではなく、この監督はもう自分には全く合わない。

客観的評価をしようにも、この国の時代感覚が分からない日本人だからできるはずもない。イーストウッドより分からない。

とりあえずこの時代、社
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

1.3

多感なお年頃のガーリーな話。
まさに北欧系。いい家族、よくできた娘を演じ続けなければいけないという抑圧、鬱憤がたまる日常。二重人格的な話の寓話でしょうか?

この映画はイノセントホラーとかいうけど、圧
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事故物件 歪んだ家(2022年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

全く意味が分からなかったし頭に入ってこなかった。どっかで見たなーって思ったら、実は視聴2回目でレビューも書いているくらい頭に入ってなかったらしい。
それが1番戦慄だったよ。

『震える家族』同様に頼り
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

単なる黒人差別主義かと思うが、むしろ黒人の身体能力に魅入られた白人が、黒人の体に魅力を感じ、次々と黒人を拉致して洗脳後、脳外科手術を通じて体を乗っ取ると言う狂信者達だった‼︎

不条理で胸糞展開が続く
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

2.0

ΖでもZZ、どちらの続編でもいいが、いきなり隕石落とししていて説明はナレーションだから、なんかいまいち入り込めなかった。

Ζではシャアが中間管理職の役回りで苦労していたな。その反動でしょうか?

そして、デブノーの森へ(2004年製作の映画)

4.0

官能的でいて張り詰めた空気、終始漂う不穏な空気。ハリウッドでも日本でもこういうのは作れないだろうね。

この頃のミューズ、アナ・ムグラリスが悪魔的に美麗すぎて目が釘付けになりました。その時点で術中には
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コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

1.2

いいですか、まさにこういう作品を胸糞映画と言うのです。