悲しみマンマさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

恋は光(2022年製作の映画)

4.5

恋に定義が必要な人もいる、私のことだ。
主人公の読書好き特有の普通口語では使わないような言葉選びには好感しかもてない。音楽的なテンポに、小気味いい会話。そしてこの監督は女性の画き方がとにかく上手い。3
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

2.0

このアバターの何が悪いのか。
理由を上げれば限がないが、要するに薄いのだ。
寅さんやロッキー2が好きな私ですから、「話が同じじゃないか」なんてことは言わない。好きな登場人物の成長や変わらなさを観るのも
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.0

この怪作に中間点をつける勇気。
赤ちゃんの泣き声に暴力、血に内臓に糞便。トラウマを抱えた人の悪夢のような映画と思ったら、パンフを読んだら本当に夢の話だった。
統合失調症の人から、こちらの準備ができない
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

完成披露舞台挨拶の回にいってきました。
ちょっとこれだけ言わせて下さい。
「岸井ゆきのめっちゃかわいい」
落ち着きました。
いやね、この映画の岸井ゆきのさんバキバキにキマってます。役者ってすごいなあ。
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

おもしろかったけど、これは再現動画かなと思う。手っ取り早く気分が上がる動画。でも、それだったらオリジナル要素いらない。主人公の変更で全体がまとまっているわけでもなし。
漫画のスラムダンク大好きだけど、
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.0

襟ぐりの本来首が出る部分に首以外の出っ張り、それが僧帽筋です。
おもしろかったけど、おもしろいだけ。
シリーズとして考えると微妙。
MCUと差別化するにはザックスリーグの続行しかない。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

2.5

ちょっとよくわからなかった。
含みがある感じはわかったんだけど、どの辺が寓話なのかわからないので、あまり偉そうなことは言えない。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

レストランのおもてなしがもっと魅力的に感じられたら、もっと納得しやすく感情移入しやすかったのではないかと思う。
でもこの映画自体そうやって上から分析評価することへのパンチでもあって、指詰められそうでゾ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

5.0

飲みの席で彼女との性行為を笑い話にする男性は意外な程多い。そんな奴には「金玉捻れてくたばれ」と祈るのだが、そうすると友達の何割かがくたばる事になるし、そういう話を面白がって聴いている奴も同罪とすれば、>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

こう見えて子供の頃は龍を見たりしていたので(宙に浮くタツノオトシゴみたいなやつ)、こういう現実の裏にある自然のような世界感には癒される。
登場人物には感情移入しにくかったけど・・・。

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.0

パンサーが貧相。
主人公達の思考に納得いかない。
敵が魅力的じゃない。
アクションが上手くない。
あんまりおもしろくない。

窓辺にて(2022年製作の映画)

5.0

「この主人公はぼくだ」と思った。
違うのは、ぼくの方は感情的だということ。生き別れの兄に再開したような感覚。
主人公の魅力について、劇中で正直であることが上げられているが、ぼくはそれに加えて冷静である
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.0

日本版主題歌のダサいこと。
マドンソクは本人のキャラがはっきりし過ぎているためか、彼のキャラクターに馴れてしまえば、主演作には当たりが少ないと思えてしまう。
今作では悪役のカンが見心地がいい悪っぷりに
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.0

『アホウドリの迷信』のサイン本が欲しくて新宿まで出かけたのに買えなくて、そのまま帰るのも癪なので、心ここに在らずの状態で徘徊し、ふらりと映画館に立ち寄り鑑賞。
普通におもしろかったです。
そういえば、
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サポート・ザ・ガールズ(2018年製作の映画)

4.0

こいつはかなりいい映画だと思うよ。
真綿で絞めつけるように、気分が悪くなるような話だけど、主人公をはじめ登場人物の態度がいい。
職場で「俺たち家族だから」って言う上司には気をつけろと思うけど、リサみた
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.5

ちょうどぼくも透明になりたいと思っていた。『冷たい熱帯魚』とは違う意味の透明です。
心の問題を乗り越えることは、積み重ねる事のようでいて、透明になる事だと思う。没頭することで透明になる矛盾。向き合うこ
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

ダンスの幸福感で泣いたことはあるか。
おもしろいの塊のような映画だ。

夢みる小学校(2021年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー映画の舞台挨拶は特別いいよ。

劇中の小学校の教育方法に固定概念を揉みほぐされる快感。それでも映画で描かれているのは短い期間の話なので、その後の子供たちを想像して、自分の知っている社会
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オカムロさん(2022年製作の映画)

3.0

う~ん。
これくらいの低予算映画に癒される。
お経の音楽的なかっこよさ。何故ならあのお坊さん本当のお坊さんらしいよ。しかもあのお坊さん登場人物で1番華がある。
伊澤彩織さんは華はなくてアクションキレキ
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ドライビング・バニー(2021年製作の映画)

3.5

Twitterの相互フォローの友達にすすめていただいた映画。
ただ今でもどう受け止めていいのかわからない。
主人公の行動はあまりに軽率だけど、心情としては共感しかない。
大人になると、間違っているとわ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.0

湯浅政明じゃないしなあ。
原作あまり好きじゃなかったしなあ。
と思ってたけど意外と良い。
『 夜は短し歩けよ乙女』のようなスペクタクルはなく、あくまでも日常の延長。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

友達が韓国映画で観たいと言っていたけどその通りだと思いました

Ribbon(2021年製作の映画)

4.0

めっちゃよかった。
今よりコロナに神経質だった頃、もしくは現実以上に神経質な世界の話。
ぼく自身、コロナ禍で損なわれたことに対する言葉にならない鬱憤があったり、コロナ禍だからこそ今まで何となく享受して
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アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

4.0

めちゃおもしろい。
日本で3館しかかかっていない映画が、東京ではやっているのは、東京に住んでいてよかったと思えるところ。
ぼくは音楽には疎いのだけど、何がよかったかと言えば、密になって好きなことを共有
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

めっちゃよかった。
やり過ごすことに人生の本質があるのか。
幸せは常に不安や孤独と一緒に身近にあるねえ。

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

4.5

原田眞人監督作品はセリフの掛け合いがとにかくかっこいい。
それは今作でも健在、今作でこそ活きる。
かっこいい掛け合い過ぎて半分くらい何を言ってるかわからないけど、でもいいのかっこいいから。
七人の侍み
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

性別に対する社会的な問題はまだ続きそうだけど、戦うための人生ではなく、自分の幸せを優先したいな。
差別意識を持っている人を悪者にしないのも良い。
トム・クルーズ似てる。

カーマイン・ストリート・ギター(2018年製作の映画)

4.0

常連客との粋なギター談議は、正直何言ってるか分からないけど、いくらでも見ていられる。
パンクな弟子との関係も良き。

春原さんのうた(2021年製作の映画)

4.5

察する余地をたっぷり残した映画。
最後まで観ると大筋はわかるけど、半分くらいの意味がわかっていない気がする。
わかろうとすることと同じくらい、わからないままで居てあげる優しさとかね、思いました。

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

4.0

ファン・ジョンミンが本人役で誘拐される映画というと、あまりおもしろそうじゃないけど、めっちゃおもしろい。

HiGH&LOW THE WORST X(2022年製作の映画)

4.0

BL好きに勧めたい。
というか、自分で言っておいて何だけど、BLって言うのやめないか。
ただの愛だろう。
愛がないことを前提にするから特別な言葉が必要になる。
愛はどこにでもある、表現する習慣がないだ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

かっこいい男になるために
イケてる女達に人生を教わる映画なら好きにはならなかった