shiroiwaさんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

5.0

単純にとっつきやすく面白い。
笑えるシーンが沢山あるし、映画ファンが思わず反応してしまうパロディもある。

個人的には、現状のアメリカへの痛烈な皮肉として捉えた。全編にわたって、だ。

いまを生きる我
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.5

映画や小説に登場するシリアルキラーたちは、だいたい冷静沈着で頭脳明晰だったりする。

本作の主人公/フリッツ・ホンカの姿、発言、行動からは、想像上の人物ではないリアルさが感じられる。
主演の俳優さんの
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.0

TENETみたいな話かな?と思ったけど、最終的にもTENETかなとなる。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.5

いまや最初にロゴが出たときがいちばん沸くA24作品。

「イット・カムズ・アット・ナイト」を鑑賞してから観ましたが、まったく作風が異なる作品で、冒頭から驚きでした。調べていないと同じ監督の映画とは気づ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

邦題とかけ離れた原題。
まあいいとして。

思春期に限らず、人生において優れた芸術作品に触れたときの感動は、〝稲妻が直撃した〟と自然現象に例えて表現できる。

理由もなく外に飛び出し、わけもわからず叫
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.0

山田孝之主演の「ステップ」と合わせて期待感がありましたが、正直物足りなかった。

長澤まさみの演技力が高いのは既知の通りだし、ファンではない自分からすると彼女頼みの薄い内容に思えた。

実際の事件をベ
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

5.0

法廷モノで回想/追想シーンを使っていない。

過去を再現することがなく、逆のフラッシュ・フォワード(さきに未来の展開を見せる手法)も使わない。

一度だけ、ジョニー・Bが自由だったころ観た光景を空想で
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.5

様々な場所で繰り広げられるカンフーバトルは見応えたっぷりだ。

クライマックスの舞台が最高だった。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

オマージュ的なシーンがあったのかもしれないが、まったくわからなかった。

観たことがない物語、とにかく先が読めない。

やっぱり韓国映画はレベル高いなぁという印象。

イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

5.0

美術が素晴らしく、映画全体が美しく上品に見える。

日本公開が遅れたのは、やはり日中戦争時代の日本軍を敵側として描いたからか。

当時の中国の空気感、中国人からの日本人のイメージを知ることが出来て良か
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

こんな奴がいる。

大口を叩き、怠け者で、利口でスマートな犯罪者(詐欺師とかディーラーとか麻薬密売人)を気取るが、気取るだけで根が優しかったり間抜けなので、そうなりきれないやつ。

いわば普通の人だ。
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.5

再現映像の部分は圧巻。
結果はわかっていても、思わずハラハラする。

これはトム・ハンクス演じるサリーの物語だが、その航空機事故を再現した部分はまるで群像劇のように撮られている。

実際の出来事を題材
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

英語で〝頭の中の銃弾〟という言い回しがある。
人間の狂気を表す言い回しだ。

映画は毎日1本以上、多いときで3本は観る。これからも観続ける。
生きていたら〝観なきゃいけない映画〟と純粋に観たい映画が出
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.5

ジャングルに発煙筒が焚かれ照明弾が飛び交う異様な光景。
異常であることが普通。
普通に振る舞っている人間が狂っていることになる戦場。

なんとも言語化するのが困難な映画である。

主演の俳優さん、目元
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.5

題名はブレックファストだけどランチの場面が面白いです。

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.5

A24。

〝史上最大のバカな賭けだ!〟

感情をグラインドし続けるドラッグムービー。

とにかく開かないドアがムカつく。

出演作を観ないあいだに歳をとり、アダム・サンドラーは他の作品とは別人のよう
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

スピルバーグと気づかなかった。

まあ、とんでもない話です…

裁判所から出たメリル・ストリープが階段を下りていく、あの場面がすべてを物語る。

スモール・ソルジャーズ(1998年製作の映画)

4.0

いいぞ〜コレ!

見た目はモンスター、でも平和主義のゴーゴナイト側に主人公がつく点が面白い。

若い頃のキルステン・ダンストも出演している今作は、「トイストーリー」とはまた違うおもちゃを使った寓話を描
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.0

有名な作品だが、いかにもな内容だったのでなかなか観る気になれなかった。
子どもが不幸な目に遭うのは映画でも観るのは辛い。

洒落にならない事件の冤罪ものながら、徹底的に明るくコミカルに描いている。
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ランボー(1982年製作の映画)

4.0

デヴィッド・マレルの小説「一人だけの軍隊」をシルベスタ・スタローン主演で映画化。

原題は〝First Blood〟で、最新作の題名にも関係している。

子どもの頃、幾度となくテレビで観て、家ではオヤ
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ラーメンヘッズ(2017年製作の映画)

3.5

〝ラーメンバカをうならせるには、自分がラーメンバカにならなくてはならない〟

日本の国民食/ラーメンを作る職人を追ったドキュメンタリー。

ラーメン屋の店主というのはほとんどの場合、自分を料理人とは考
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

スポーツで偏ったジャッジを受けたときに似ている。

じっくり、じっとり、執拗に、ひたすら不安感を煽る撮り方は好みだ。

何が酷いことが起こると予想して、その通り酷いことが起こる。

後半の展開はやや優
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mellow(2020年製作の映画)

2.0

邦画のダメなところが出てるかなと思います。

延々と説明してくる台詞。
何も考えず観る分にはいいが、これを映画にした意味はなんだろうか。

残念ながら登場人物の誰にも感情移入できない。
40手前の寡男
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