城岩いとさんの映画レビュー・感想・評価 - 44ページ目

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

2.5

MCU、アベンジャーズ本編でも最悪レベルのシナリオ。

20作以上観てきて、展開されるのがタイムトラベル。マジで興醒めした。
しかも一夜のうちに完成する。だったら最初からやれよ、と。

石回収、各ヒー
>>続きを読む

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

2.5

もっとも観る価値がないMCU作品。
時間の無駄。
同じ要素が出てきて、本作より予算もはるかに低い「エクス・マキナ」のほうが何倍も面白い。

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.5

スーパーヒーローものはとにかく悪役(ヴィラン)が肝だ。
マイケル・B・ジョーダンの演じた悪役は、思わず感情移入してしまう説得力のある役だった。

黒人初のスーパーヒーローの脇を、戦う女性たちがかためる
>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サム・ライミ版のスパイダーマンの存在がとても大きく、アベンジャーズありきで語られるスパイダーマンにはかなり抵抗があった。

アメリカのスーパーヒーローものは、人間らしい陰の部分が描かれる。
無二の力を
>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

テクノポップというのか、ずっと「トロン」みたいな音楽がかかっていて、単純なノスタルジックなものではなく、独特な雰囲気をもっている。
ライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」やPCゲーム「ホットライン・マ
>>続きを読む

隣の影(2017年製作の映画)

4.5

電子タバコを吸っていた人間が、災難にあって幼児退行のように紙巻きタバコを吸い出す。
過度なストレスを感じていることの示唆になっている。
そういう細かい演出もありつつ、ありそうな近隣トラブル(というか、
>>続きを読む

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

4.0

題名が示唆するように自然光と室内の闇を生かした美しいカットが多い。

傷ついた人間の再生物語かと思ったが、予想もしないところに話が転がっていく。
こういう話はわくわくする。

ただ美しい構図も諸刃の刃
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

長いし何となく二の足を踏んでいたクリストファー・ノーランの作品。まさかこんな物語だとは思わなかった。
見せ方や作風に癖のある監督で、毎回賛否を呼ぶが、この作品を気にいる人は多くいるだろう。

「インセ
>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

Netflixオリジナルのハードアクション大作。

ワンカット風長回しでひたすら俳優を追いかけ回す部分があり、どうやって撮影したんだろうとそればかり気になった。

カメラは特定の人物に張りつくわけでは
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.5

参りました。面白いです。

現代的な、と言ってもストーリーは3年前(たぶんこれは製作当時)に設定されていて、映画自体2年前に公開されている。
最先端なものに見えるが実際には〝少し前〟が基準だ。
いまの
>>続きを読む

麻薬王(2017年製作の映画)

3.5

犯罪映画特有の騙し騙され〝実はここに隠し扉があったんですよ〟みたいなどんでん返しはなかったが、主演のソン・ガンホはじめ役者たちの演技が光る佳作。

ソン・ガンホは言うまでもなく圧巻の存在感。
間抜けな
>>続きを読む

Ray/レイ(2004年製作の映画)

4.5

良き。

何回も観た。自伝ものでは一番好きかも。

バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

JB。

事実を元にした物語。
小気味いい語り口で、すんなり入ってくる。
当時の映像を混ぜたり、説明にちょっとしたカットを入れてすぐ本筋に戻ったり。

こないだ「ナルコス」を観たので、バリー・シールに
>>続きを読む

空気人形(2009年製作の映画)

2.5

集中できなかった…
ペ・ドゥナ、なんだか勿体ない気がする。

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.0

ナード系サイコを演じたジェイク・ギレンホールの眼差しが見どころ。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.0

元の作品が80年代の韓国を描いたのに対し、日本版では90年代にシフトして描かれている。良いアレンジだと思った。時間が経っているので必然なのだが。

アムラーが流行った当時、自分は中学生だったので、もう
>>続きを読む

スプライス(2008年製作の映画)

3.0

序盤からきもすぎて草。
荒唐無稽な話に、わりと大物の俳優、それなりの製作費を感じさせるクオリティ。大の大人が真剣にこれを作ったと思うと、なんかもう笑えてくる。

カルト的映画「CUBE」の監督だから大
>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.5

見事な脚本と、俳優に恵まれた優秀作。

若い夫婦が育てていた子が赤の他人の子であるとわかったらどうなるかを擬似ドキュメンタリーで描く。

子どもに比べると、大人の考えはなかなか変わらない。
子どもを入
>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

〝家族〟というものになかば取り憑かれた是枝監督の作品。

序盤、複雑な家族構成を説明臭さなしで見事に説明。
大した事件もなく、とある里帰りの一日を描いているが、大したことがないことがリアルで、日本の〝
>>続きを読む