シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

パラミドロ(2021年製作の映画)

3.6

久々に面白いホラー映画だった!ロードムービー+SFという、ありそうでなかった展開。

始終不穏な雰囲気の中で進んでいく。基本的には馬鹿みたいな話なのだが、緊張感のあるシーンもあってメリハリが効いていた
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

憎めない感じの神父のキャラがいい味出してるエクソシストもの。

中だるみする所がなく堅実な作りだった。ただ特に目新しさも感じなかったので、個人的には可もなく不可もなくだ。

エクソシスト物が好きならお
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

3.7

アニメ本編の続きにあたるオリジナルストーリー。

ヒーローをクビになったタイガーに哀愁が漂う。バトルシーンは圧巻。映画館のモニターで当時に見ていたら更に感動しただろう。

テンポもよくて見てて爽快だっ
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.2

すごすぎて語彙がなくなる。シリアスとギャグが物凄いスピードで繰り返されて気が付けば置いてけぼり。

逆立ちしても日本人には作れない映画で、アメリカという国を強く意識させられる内容だった。

そして続き
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群山:鵞鳥を咏う(2018年製作の映画)

3.6

私の語彙では表現しにくいのだが、居心地のいい映画。

どこか遠出したくなるし、日常的な色々をもっと楽しみたくなるような話だった。

風の音がBGMになり、センスのいいカメラワークが1シーンを絵画のよう
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

3.2

評価されない理由もわかるけど割と好きだった。

薄暗い森が舞台で死人も出てるのに、どうにも怖くない内容。

どちらかと言うとSFや特撮ファンのが刺さりそうだ。スナック菓子でも食べながら友達とラフに見た
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.3

何をやってもうだつの上がらない2人のロードムービー未満のロードムービー。

ただ、どこかこんな日常?は幸せだったなと思えた。囁かな幸せを大切にしようと思った。

ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow(2019年製作の映画)

4.0

一応アニメ本編の2期の続きにあたる話だが、急にイタリアに飛んだり北海道のSaint Snowが都合よく沼津に来たり、ちょっと現実味のない話だなと言うのが本音。

ただ難しいことは考えず外伝的ストーリー
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.3

改めて複雑な話だなとは思ったけどテンポもよくて飽きなかった。

アニメ本編の後半は話も複雑になって少し冗長な印象もあったが、劇場版のが内容がまとめられていて見やすく感じた。

随所で素晴らしい挿入歌も
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.8

キレッキレのヴィーガンへの皮肉が面白かった。シナリオ構成もしっかりしていて、思わず笑ってしまうような場面や、一転して怖い場面まで、よくできていた。

テンポも良くて最後まで飽きさせなかった。

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

3.7

特撮もののSF映画。ホラー映画調で馬鹿みたいな展開だが、やたらと演出やら造形やらに気合が入ってて、特撮には詳しくないが高レベルに思えた。

サイコゴアマンは一応怖い役柄なのだが、主人公の妹のミミが狂っ
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

2.9

原作を読んでから見たのだが、原作の魅力が全然伝わってこない気がした。

話としては原作の本筋を2時間にまとめた内容で特に小説から変更点があるわけではなかった。

ただ原作には緻密な描写があり各人物の存
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

人間の嫌な部分をバーッと見せられる感じ。

生理的に気持ち悪いシーンも多くて、ホラー的なものとは違った怖さがあった。

ただ人間という生き物をリアルに捉えてると感じたし、映画として見応えがあった。

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

2.9

悪くはないんだけど、どうも安っぽさが目立つ作品だ。

CGだけ浮いてるような違和感があった。CGなしで役者の演技だけにした方が鬼気迫る感じが演出できた気がした。

あと大門先生のくだりも悪い意味での胡
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悪魔は見ていた(2019年製作の映画)

3.4

妙な男に目をつけられた女性の話。

シチュエーションスリラーだが、監禁されてる駐車場自体がそこそこ広いので他のシチュエーション物に比べると閉塞感はない。

韓国映画らしく残虐演出はやりたい放題。最後も
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

原作を読んだ直後に映画を見た。1本の映画として見た時に悪くはなかったけれど、個人的には原作を先に読む事を強くおすすめしたい。

映画の良かったところは原作の一部を端折ることでテンポがよくなりダレるとこ
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デモニック(2021年製作の映画)

2.0

映像も綺麗だし、話も起承転結あるのに何故だか面白くない。

テンポが悪いし、緊張感のある音楽は流れてるけど実際に怖いかと言われると別。

登場人物にも感情移入できないままラストを迎えた。設定自体は面白
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青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない(2023年製作の映画)

4.3

家族について考えさせられる内容。麻衣さんの存在が尊すぎて鳥肌が立つ。

前の映画に比べると劇場版らしい締まった内容に思えた。大学生編にも期待が高まる。

逃げた女(2019年製作の映画)

3.5

数年ぶりにホン・サンスの映画を見たけど相変わらずのカメラの長回しに、どこか安心感を覚えた。

人間模様を捉えるのが本当に上手い監督で、こんな見せ方もあるのかと改めて驚かされた。

昔はよくわからない作
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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

4.5

アニメ本編も見たことあるけど、改めてこんな面白かったっけ?という印象。

全てが洗練されたクールなアニメ。内容はアニメ本編の総集編のようなものだが、古いアニメの再構築を見ているとは思えない。

シナリ
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

3.5

古典的なホラー映画を踏襲しており、目新しさこそないものの面白かった。

主人公の青年は少し悲劇的な人物で、全体的に暗い話ではあった。ゴア表現が地味ながらも味があって良かった。

物語としても一応完結し
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

飛行機が乗っ取られてテロに合うなんて話は映画では使い古されたテーマだ。

ただ、この映画では韓国映画らしく人間の身勝手さや、醜さが描かれており、シナリオで魅せられる内容となっていた。

勿論、醜さだけ
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.5

ほとんどタイトル通りの内容なのだが、息子や娘を持つ立場の人は、より家族というものを考えさせられるだろう。

気分爽快というよりはモヤモヤするタイプの映画。ただ訴えたい事はわかりやすく、誰が見ても何かし
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

シャマラン映画らしい相変わらずわかるようなわからないような話。

内容自体はそこまで奇を衒ったところはなく、わかりやすめの映画ではあった気がした。緊迫感が持続して最後まで飽きることはなかった。

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

3.6

相変わらずバトルシーンの描き込みとカメラワークがすごい。今回は舞台もいつもと違って海外なので新鮮だった。

本編とは別の独立したストーリーでもあったので1本の映画として楽しめた。

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

3.0

バトルばっかりで眠くなる。色んな技が次から次に炸裂するのでバトル好きな人には良いでしょう。

ラブライブ!The School Idol Movie(2015年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ良かった。序盤は海外でのライブ。いつもと違う景色が新鮮。自分も海外に行ったかのような没入感だった。

そして日本に戻ってからは他のアイドルを巻き込んでのライブ。新曲には感動。

劇場版らし
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.7

正統派のホラーで久々に面白かった。

話も起承転結がしっかりしていて、画質も良くて安っぽさを感じさせない。「悪魔のいけにえ」を連想させるような斬新なカメラワークも好印象。

何が起こるかわからない緊張
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劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇(2009年製作の映画)

3.7

リバイバル上映でMX4Dで鑑賞。

後半はシモンが大人になってからの話だけど、ほとんど戦争状態でバトルシーンがすごい。

改めてすごい情報量に圧倒されるし、理屈じゃなくて力技で全てを制する勢い。

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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.0

歴史的な悲劇をミステリー調に映画にした内容。

悪くはなかったけれど台湾の歴史に詳しくなかったせいか、そこまで感情移入できなかった。

ホラー的要素もあるとは言え、ドキュメンタリーとしての側転が強い気
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劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

3.7

アニメ本編は鑑賞済み。劇場版は初めてでリバイバル上映のMX4Dで見た。

割と本編の内容を覚えていたので、それを追っていく感じ。ダイジェストなので仕方ない事だが各キャラクターとの馴れ初めや温泉回などの
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.3

バイオレンスな映画ではあるが、どこか雰囲気は明るくコメディ調。頭空っぽにして見られる内容。

特に後半の情け容赦ない内容は痛快だった。中途半端に悪役に情けをかけないのも良かった。

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.3

変わった映画。盗まれた豚を探して主人公達2人が様々な場所に行く様は、どこかロードムービー的に感じた。

あまりスリラー的要素はなく、ヒューマンドラマのようにも思えた。

雰囲気が合うか合わないかで評価
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.7

コメディとしての純度が高くて面白かった。

アクションシーンもよかったけど主人公2人の無意味なやり取りこそが1番の見所な気がした。

低予算映画ながらカット割りなどが面白く安っぽさを感じさせなかった。
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.8

個人的には良かった。キャラクターデザインや予告編の雰囲気が好きなら見に行って後悔ないと思えた。製鉄所の退廃的な感じがすごくよかった。

またスクリーン映えするような幻想的な景色も多く映画館の大画面で鑑
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スピリットウォーカー(2020年製作の映画)

3.5

人や時系列が入れ替わるので話が少しわかりづらかった。

ただアクションシーンは大迫力だし常に緊張感があってクライム物としては面白かった。

時系列が前後するので「メメント」を思い出した。