シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

少年の君(2019年製作の映画)

4.3

ソウルメイトという傑作の後にも関わらず超大作。

前作が少し爽快感のある作品でもあったのに対して、こちらはいじめを題材にした作品だけに徹底して暗い。

目を覆いたくなるシーンもあるが、その中で目覚めた
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

めちゃいい映画だった。この映画自体はアニメ映画だが実写映画への愛が溢れた作品だと思った。

登場人物の台詞の1つ1つがスゴい良いものなのだが、変に大仰にならず感覚的にはサクッと見れたのも良かった。
>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃいい映画だった。

愛情でもあり友情でもあり、憎悪の対象でもある。人間の細かい心理描写が表情や空気感に見事に再現されてた気がする。

鬼気迫る演技に没入感が半端なかった。久しぶりに良い映画
>>続きを読む

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.3

点数は控えめにしたけど個人的には結構好きだった。

スローな展開とか、ラストとか好みが分かれそうだが、中盤以降の恐怖の表現は結構斬新なものに感じた。他のホラー映画のリスペクトも感じられる。

全編通し
>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

4.2

メチャクチャ良かった。テレビ版から引き続き見たけれど、初めてハルヒを女性として意識した。

帰る場所があることの大切さも実感した。約3時間もあったのにダレるところが一切ないのもすごい。

こんな完成度
>>続きを読む

スティール・レイン(2020年製作の映画)

3.2

話に日本が出てくると、ご時世もあって緊張感が増す。映画のような話も、あながち無いとは言いきれないと考えてしまう。

映画としては序盤のテンポの悪さが目立つ。中盤以降は緊張感も増し面白いが、高評価だった
>>続きを読む

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.0

悪くはないけど地味な印象。

主人公の哀れな姿がシュールで、暗い話ながらクスッと笑ってしまうような場面がある。

映像の見せ方も良いので、あと一押し、インパクトのあるシーンやシナリオ展開だったらよかっ
>>続きを読む

真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

3.6

Jホラー + スプラッターの異色の組み合わせ。

日本のスプラッターはB級以下のお笑いにもならないものが多いが、この作品は全体として高いクオリティでまとまってる。

前半のJホラーパートがしっかり怖い
>>続きを読む

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.1

ネタのつもりで見たけれど案外すきかもしれない。

原作を見たのは2年以上前だけど、改めて大学生みたいなノリのワニたちを見ると妙な気持ちになる。

独特の間も含めてシュール。寒い空気感と言うか、スベって
>>続きを読む

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.6

相変わらず独特な世界観で、なかなかにグロテスクなバトルシーンに驚愕。

シリーズの中では一番長い作品だが、あっという間に感じた。羽川さんとのシーンは流石にニヤけてしまう。

傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

3.6

シリーズ第2弾はバトルシーンメインで、グロイシーンもあって中々に気持ちが高ぶる。

物語シリーズでは戦場ヶ原さんが好きだったが、傷物語を見ると羽川さんを好きになってしまう。

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.7

物語シリーズのアニメの見せ方自体が映画と相性が良い気がする。

ホラー映画みたいな緊迫感もあるし、1本の映画としてスピード感もあってよかった。

キスショットの髪型が可愛い。

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.7

狡噛ファンにはたまらないやつ。アクションシーンもシリーズ内でいちばん充実していると感じた。

登場人物もキャラが立っており、スピード感ある展開で1時間があっという間に感じた。

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2「First Guardian」(2019年製作の映画)

3.6

なかなか重い話だけど面白かった。前作もそうだが60分でよく綺麗に話がまとめられてるもんだと思った。

肉弾戦のシーンもかっこいい。

PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」(2019年製作の映画)

3.7

これは中々おもしろかった。60分と劇場版としては短いものの簡潔なシナリオの中に見せ場も沢山ある。

霜月監視官の表情豊かな姿が見れるのもよかった。OPやEDのリミックスもハイセンス。

からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.9

日常系アニメの映画化かぁ~と高を括っていたけど、想像以上に良かった。

作画や画質が上がり映画館の大画面で見ても映えただろうなぁという内容。

加えて劇伴や主題歌、挿入歌も良い。アニメ本編から続くED
>>続きを読む

フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

3.5

被災3県を応援するためのプロジェクト映画。主題歌はフィロソフィーのダンス。

震災で亡くなった姉の意志をついでフラダンサーを目指す少女の物語。伏線回収がきれいで、挿入歌のアイドルソングも良かった。
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.3

中々の怪作。前情報なしで見た方が面白いかもしれない。

スローペースで徐々に迫り来るような不気味さを楽しむ話なので、好みは分かれそうだけど、こんな映画を作ったことを褒め讃えたい。

もう少し見せ場らし
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.7

原作も読んだことがあるが、映画と本人にそれぞれの良さがあった気がする。

本のが人物の感情描写が明確な分、浮かび上がる風景があったが、映画は人物の表情から反対に気持ちを想像しなくてはいけないのが面白い
>>続きを読む

権力に告ぐ(2019年製作の映画)

3.4

起承転結がしっかりしており手堅い1作。ノワールとしては少し地味だが悪くなかった。

潔白(2020年製作の映画)

3.4

韓国サスペンスにしては少し内容が地味目。感動シーンがとってつけたような印象。

それでもよく練られたシナリオは面白かったし、緊張感が持続したまま最後まで見れた。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

本編とは違ったサブエピソードで、単体の映画としても楽しめそうな内容。

テンポの良い内容とド迫力のバトルで飽きさせず、少し感動的なシーンも混じえながら最後まで突っ走る。

King Gnuの曲も良かっ
>>続きを読む

金の亡者たち(2018年製作の映画)

3.3

インサイダー取引の話かと思っていたら、しっかり韓国ノワールになってしまう作品。

適度な緊張感とテンポの良さで、気楽に楽しめて良かった。

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.7

ノンストップアクション+手術という少し珍しい組み合わせ。

そんなに物珍しい内容ではないのだがテンポが良くて最後まで飽きさせないし、カーチェイスに銃撃戦と定番のアクションがド迫力で楽しめる良作。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.5

そこまで期待してなかったのもあるが、結構面白かった。

脚本が練られていると感じたし、あそこまで過激ではないものの園子温映画のような不気味さを感じることが出来た。

サスペンスの佳作。見てよかった。

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

3.6

相変わらず統一感のある世界観に、シーアンという新しい舞台が新鮮だ。

ただ面白いんだけど、アニメ1期の面白さや、サイコパスという題材を考えると、もっとすごいものを期待してしまった。

評価が難しい作品
>>続きを読む

冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

4.5

加藤恵はラブコメアニメ史上に残る名ヒロインだろう。ただただ加藤恵が素晴らしすぎる映画。

アニメ本編のギャグテンションを保ちつつもシリアスな展開があって良かった。最高。

食われる家族(2019年製作の映画)

3.7

そんなに奥が深い話ではないのだけれど、常に緊張感があるし、サスペンス映画として一貫した雰囲気があって面白かった

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.5

アニメ本編の総集編ではなくて(原作はあるが)オリジナルストーリーなので前2作の映画以上に楽しめた。

独特の緊張感を持った展開が、このアニメの世界観に帰ってきたと感じさせる。ただただ素晴らしい。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

IMAX シアター12で鑑賞。あらゆる要素がごった煮になったような内容で、新海誠の新境地として楽しめた。

正直、単純な感動で言えば過去作に軍配が上がるが、今作は独自の面白さら視点があると感じた。音
>>続きを読む

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.7

最初はちょっと苦手なテンションの映画かなと思ったけれど自然と話に引き込まれた。

必要のなさそうなフラグや、様々な話が展開された上で特に収束しないのが気になったが、それを差し引いても後半は泣けるシーン
>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.5

46分という短い時間にもかかわらず、突き上げるような感動がくる作品。

見始めた瞬間から画面内の世界に引き込まれる。素直にすごい監督と作品だなと思った。

星を追う子ども(2011年製作の映画)

3.2

登場人物に様々な思いがあるのは良いが、どうにも散漫な印象で、記憶に残らない物語。

話の意味自体はわかるけれど、置いてけぼりにされてる感覚。

絵は綺麗だしテンポが良いので見るのは苦痛ではなかったけど
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.9

3話で約60分という短い映画ながら、突き上げるような切なさを感じさせる快作。

変にダラダラと間延びせず伝えたいこともわかりやすくて良かった。

駅や電車の異常な描き込みも個人的にツボ。

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.1

作画、シナリオ、雰囲気、どれも好みなのにどうにも話が頭に入ってこない。

情報量が多い割に人物描写が少ないので感情移入できないのかもしれない。

なんとなく伝えたい事や感動させたい場所はわかるのだけれ
>>続きを読む