映画館での映画鑑賞としては、恐らく今年の映画納めでしょう。
明日にもう一本だけ観るつもりだけども。
フィンランドの建築家 アルヴァ・アアルトの建築、家具など様々な作品を紹介しつつ、アアルトの人物像を>>続きを読む
かなり有名な事故だし、未見だけどハリウッドが映画化もしているから(フランク・マーシャル監督の「生きてこそ」)、ふわっとではあるがどんなものなのかは知っていたつもりだった。
それ以上に、(スペインとNE>>続きを読む
随分珍妙な短編が置かれたなぁと思ったら、カンヌ国際映画祭の合同企画映画からカウリスマキ作品だけ切り抜いたやつだったのか。
何気ない工場での労働と、昼飯時に観るサイレント映画。
リュミエール兄弟の「工>>続きを読む
久しぶりのタル・ベーラ。
白黒じゃないってだけで違和感が凄い。
最初結構それに慣れるまで(主人公を筆頭にあらゆるキャラの能書きが鬱陶しいことも含めて)眠たかった。
社会不適合者級の芸術肌って、映画等>>続きを読む
昔から結構、この映画どんななんだろうって期待はしていたのである。
実のところ。
映画館で観れる機会があればって思っていたから今回午前十時で観たけど、色々惜しい映画ではある。
アメリカも製作には加わっ>>続きを読む
人に無情を振り撒く以上は、自分もまた無情に曝される覚悟はしとけって…コト!?
仲間を売って恩赦を得、スペインに逃げ、そこで暮らすギャングのスタンプが、若く未熟な殺し屋見習いのロスと、ベテランだが殺し>>続きを読む
Blu-ray収録短編。
デンマークが誇れ彫刻家ベルテル・トーヴァルセンの作品群紹介と簡単な本人の紹介の域を出ない作品だが、彫刻の映し方がとにかく官能的(特に尻と膕が)
前半のギリシャモチーフ彫刻に>>続きを読む
晩年の巨匠ゾレと気鋭の若手で半分以上彼の養子のミカエル。
ゾレが抱くミカエルへのホモセクシュアル的な愛と、名声に満ちながらも抱える孤独と老い、迫ってくる死、自身を裏切り離れていこうとするミカエルへの様>>続きを読む
まず最初に、これはホラー映画ではないよ。
ファミリー映画かと問われるとハッキリ言ってそうでもないくらいには苦い展開に着地するけど、少なくともこれをホラーと言っていいはずがない。
今の自分には病状や入>>続きを読む
TV版は実は一期の途中までしか観てなかった(二期の再放送でたまたま夜帷の登場回は観たけど、今期放送されてた三期も実は観ていない)。
でもアーニャのキャラの強烈さは一回でも目にすれば忘れることなんてでき>>続きを読む
原題、「妄執」から「愛のメモリー」と言う邦題を意図して付けたのだとしたら、その意図は大分悪趣味だ。
ヒッチコック先生の「めまい」にオマージュを捧げたとされているブライアン・デ・パルマのキャリア初期作>>続きを読む
非常に暗くジメっとして、徹頭徹尾救いがないホラー。
ジメっとしてはいるんだけど割かし音で驚かせるタイプのスケアも多用してきて、恐怖させると言うよりは驚かせるのが多いから、黒沢清らしいって思って観てたけ>>続きを読む
直近で観た作品で、まさか「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」に割と近い展開が、こんなワンシチュエーションクラシックから摂取できるとは思わなかった。
まぁ尤も、そう言う展開が好きなわけではないんだけどね。
――>>続きを読む
イヌハッカにあんな効果あるわけねーだろ!って言うツッコミは野暮だからしないとして、とにかく定石どおりに進むアホな強盗計画もの。
5分半の尺におさめないといけないからあの終わり方なんだろうが、「計画から>>続きを読む
ベルリン国際映画祭の金熊賞として観ても、アルトマン作品として観ても、明確に下位に位置する作品だと思う。
表面だけの華美さと内面の醜さ、バッファロー・ビルの承認欲求の見苦しさだけが際立つ。
アルトマンの>>続きを読む
絶対に違うのに、前作「あの娘と自転車に乗って」と地続きなようにも感じる、アクタン・アリム・クバト長編二作目。
キルギスだろうがどこだろうが、若い男の考える事なんてどこも一緒よ、って言ってるような、性>>続きを読む
中盤、ちょっと寝落ちしちまった。
結構疲れているのか。
それとも、子どもの感性を段々と理解できなくなってきてるから、寝落ちしたのか。
まあ、何にせよ静かな作品ではあるが、もっと若いころに観たかった感マ>>続きを読む
ぼんやりとはしているけど、死が可視化された現象のように映って見える映画は久しぶりだ。
そう言うのは、ホラーでもなかなか観ないし、観たとしてもこの映画のように漂っている(充満している)それとはまた違う。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
テレビシリーズの一期は確か見てた記憶がある(二期は観なかった)。
当時はギャグアニメとして観ていた感じだったので、自分以外ほとんど女性客だったのは意外だったし、作品の主なターゲット層と言うのを案外知ら>>続きを読む
カサヴェテス特集上映の中では観る予定を作れずに、今日U-NEXTで観た。
50年代後半に製作された、ジョン・カサヴェテスの監督デビュー作。
即興演劇の延長線上にある映画として作られたと銘打たれるだけ>>続きを読む
Blu-rayに収録されてた特典の短編。
信仰心が強いデンマークという国ならではの、教会の歴史や建築様式を紹介し、その長い教会史から転じてデンマークそのものの歴史も簡単にではあるが紹介している。
後>>続きを読む
ドライヤー、サイレント期の作品。
ほぼ百年前の映画。
なので当然のように家父長意識が男どもにとっては当然のように横たわっていただろう。
前半に、サイレント映画にしては多すぎる気もする字幕を使って丹念に>>続きを読む
アン・ハサウェイはダメ人間を演じてても、画力があり過ぎるから説得力全然ない。
なのに、ダメ人間のダメさと、オスカーのあまりに見苦しい性格が不快に過ぎて、すべてに於いて絶妙に笑えないところを突いてきて、>>続きを読む
この映画を純粋な気持ちで楽しめないことは、不幸に分類してもいいと思う。
これをTV地上波や映画館で観れていたら、絶対に受け止め方が違ったと思うもの。
ジャッキー、ユンピョウ、サモハンのトリプル主演、>>続きを読む
相変わらずダニー・ケイ作品は顔も声も演技もうるさい。
一人二役、そして幽霊に関する特殊効果は、この時点で完成していたのかって感心させられる場面が凄く多いし、彼の一挙手一投足が後続のコメディアンらの元ネ>>続きを読む
これは申し訳ないが全く分からない作品でした。
タヴィアーニ兄弟(兄ヴィットリオは2018年に他界)についても、ノーベル賞作家のピランデッロに関しても、理解度が低いまま臨んでしまって撃沈した感じです。>>続きを読む
原題の“若きプラトン”から感じる未来への期待よ。
カトリック、プロテスタント間で未だに続く対立と戦禍、終わらないかもしれないけど未来を担う子供たちに平和を託すのは間違いではない。
ブラナーの「ベルファ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
12月はこれで「PERFECT DAYS」と「SPY FAMILY」まで手足が引き千切れても観に行かねばって作品もうない。
ナポレオンとフランス革命周りの歴史は一時期調べてた時期があり、そして何よりも>>続きを読む
午後から休みを貰って観てきました。
ある意味「ナポレオン」より楽しみにしてたシリーズの続編。
正直に言えば、原作をアニメしか知らない自分にとって、本作はより原作を熟読していることを前提とした作りである>>続きを読む
ヘイズコードも導入前の、初期も初期な刑務所もの。
ウォーレス・ビアリーやルイス・ストーンなど、19世紀出身の出演者の方が多くて、深みが凄い。
「幽霊紐育を歩く」のロバート・モンゴメリーも彼らを向こうに>>続きを読む
過去鑑賞。
鑑賞記録をまとめているExcelを再確認したら、その日は昼に「ミッドサマー」を観て夜にこれを観ていた。
GEOで借りて来た作品だったが、今でも覚えてる。
当時の自分の想像と期待を最も痛快に>>続きを読む
テッド・アレンとの共作で、第一稿は公開の20年前に出来てた、色々と逸話盛りだくさんな、カサヴェテスの集大成映画。
集大成であることに偽りなし、あらゆる過去作品を直近観てきた身としては、それらの要素をち>>続きを読む
ジェラルド・バトラー主演作なんて「300」以来か。
大雑把な味付けの映画が多い印象があり、まあ言ってみれば本作もそうなのだが、それはそれとして面白くはあったわけで。
英空軍出身で経験豊富なトランス機>>続きを読む
今年鑑賞本数が300本になりました。
年間300本越え確定は、2020年以来で3年ぶりに映画を随分観たことになります。
さて、300本目には何か普通とは違う映画を観ようと、さっき郵便返却で返してきた>>続きを読む
色んなものが渦巻くカオス。
このあとカサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズの締めが控えてる和歌山県民以外には、11月最後の衝撃と言っていいだろう。
北野武作品って実はアウトレイジ一作目(しかも>>続きを読む
各グループの紹介、キャラ紹介以上のことが出来てなかった前作よりは(前半一話をイルミネーションスターズのメンバーの方向性を整えに使ったけど)面白い。
ある程度予想は出来る(し、作中で明確な描写はされてい>>続きを読む