eddiecoyleさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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勝負は夜つけろ(1964年製作の映画)

3.7

国産B級ノワールの佇まいがいい感じ。冒頭10分で犯人の目星はつけども、久保菜穂子は和製ファムファタールとして完璧に機能してるし、話が進むにつれて川津裕介がどんどん良くなっていくのがいい。今にも手コキし>>続きを読む

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.6

さんま師匠の言う「紹介した時点では低姿勢なのにその日の晩には師匠クラスまで出世してる元カノ」みたい。

眠狂四郎 勝負(1964年製作の映画)

4.0

三隅の映像と久保菜穂子だけで永遠に観ていられる。

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.3

超絶美人のグレース・ケリーがちゃんとエロい、さすがヒッチ。

シェーン(1953年製作の映画)

3.4

思ったより楽しめたが、やはり冗長で無駄なショットで引っ張り過ぎ。流れ者の定型としての設定はその後常に比較される対象としてベンチマークになったのも頷ける。

大菩薩峠(1960年製作の映画)

3.8

続編、続々編の出鱈目さには敵わないが、業の深さは相変わらず。

迎春閣之風波(1973年製作の映画)

3.7

キン・フーの十八番である劇場型室内アクション炸裂である意味安定している。

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.0

冒頭の自転車乗った子供と郵便配達の「コマは取れたのか」「免許は?」「事故しないもん」ってやり取りがキモで、この後フレームアウトした自転車が衝突するSEでも入るような演出であればシナリオも生きると思うん>>続きを読む

真昼の死闘(1970年製作の映画)

3.5

尼とロバとダイナマイト。オリジナルの脚本はバッド・ベティカーらしいが、基本的には夫婦漫才。幽霊でも無敵でもないイーストウッドは今回も矢が貫通する傷を負うが、裸も傷も見せない。ユーモアと穏やかさ漂う米国>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

1.5

冒頭の雨粒がおそらくカメラ用の傘で滴り落ちる箇所が気になって仕方ない。ラストの降る雪も美しいとは感じず。台詞を歌に乗せることで台詞も音楽もドライブしない。踊らないミュージカル。とにかく苦手要素満載で誰>>続きを読む

天使の顔(1953年製作の映画)

3.6

メンヘラかどうかの判断を誤ると地獄に落ちる。メンヘラが美人だとなお判断がぶれる。ただ俺のタイプではなかったが。

危険な場所で(1951年製作の映画)

4.0

ニコラス・レイもこれで10本目。都会のノワールと思いきや一転しての雪国に飛んでの犯人探しに『インソムニア』を思い出すが、ルピノ-ライアンのやり取りだったり、尺のバランスの歪さにレイの重視したものが透け>>続きを読む

拾った女(1953年製作の映画)

4.1

エロい。ウィドマークとジーン・ピータースの唇の距離感が絶妙。殴り殴られたあとのツンデレ行為はただの前戯だし、入れてないのにセックスの匂いしかしない。もうやたらにエロの表現の極北。

仮面の報酬(1949年製作の映画)

3.9

ミッチャムとグリアの『過去を逃れて』コンビだからかノワール扱いながら、メキシコののんびりした雰囲気の中、4者が入り乱れる逃走追跡劇は笑いの要素も多分に含みながら71分に収まるのがヤバい楽しい。ラストの>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.3

結構寝ちゃって断片的な記憶しかないのでガンダム登場がハイライト。

大砂塵(1954年製作の映画)

4.2

大傑作!冒頭から謎の緊張MAX!喪服に見上げられての女の戦いの異様さ!スターリング・ヘイドンがカッコいい!そして何故かモテモテ設定のジョーン・クロフォードが終始高低差の上に陣取り、衣装が七変化の挙げ句>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

2.8

サウンド(ソニマージュ)の映画だと思うんだが徹底さが足りない。

殺人者(1946年製作の映画)

4.0

冒頭、二人の殺し屋がダイナーに入ってきた件の緊張感は異常。その後、それをバート・ランカスターに伝える為に急いで部屋に向かう同僚を、彼の部屋から捉えるショットのダイナミズムは『幻の女』での雑貨屋に逃げ込>>続きを読む

幻の女(1944年製作の映画)

4.0

初シオドマク。手の執着、内と外をワンフレームで捉えた瞬間のダイナミズム、女優の趣味、どぎつい夜の陰影。今までスルーしてたのが悔やまれる。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

『スポットライト』にあった色々がここにはなかったよな。メリル・ストリープの決断だけで。

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.6

警官コスプレのトニー・レオンと売店の売り子マギー・チャン、このシチュエーションだけで最高。

花様年華(2000年製作の映画)

4.7

爆音にて再見した最高の恋愛映画。美しすぎる画面で最後まで抑圧された状況と意識を晒すってヤバいよな。死ぬほどエロいマギー・チャンのチャイナドレス姿。死ぬほどカッコいいスーツのトニー・レオンに俺はなりたい>>続きを読む

神々のたそがれ(2013年製作の映画)

4.7

爆音で再見だが、インパクトは薄れず物語の理解が進んで死ぬほどおもしろくなった。カメラもセットも役者も導線も泥も汚物もデザインされてるかと思うとゾッとする。最強。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

3.0

少年時代の話が好みじゃないので、それを越えていくものはなかった。

幌馬車(1950年製作の映画)

4.2

アクションが無いとか雄大とかいうワードばかり聞いてたが、スピードを捨て持続する緊張感を持ち込んだ構造は死ぬほど楽しい。

皆殺しの天使(1962年製作の映画)

2.9

なんとなく皆が帰らないから帰らない、的な話かと思ったら、まじ結界が張られた感じでびっくりする。ここでのシルヴィア・ピナルももうひとつ。

砂漠のシモン(1965年製作の映画)

3.0

観ている間『エルトポ』の事を思い出してた。主人公を志村けんにさせてもいいと思う。ここでのシルヴィア・ピナルはいまいち。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

2.8

昔観た時の記憶がイメージの羅列だったが、よりストーリー的なものがあったって事に驚かされた。あとピアノの上のロバの死体の引きっぷりが気持ちいいくらいに一生懸命だったのに驚く。