かんぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.4







シチュエーション一本背負い。
誰も伝言を伝えていないから、結論はなくて然るべきなのだ。

_:(´ཀ`」∠):_
↑主人公に似てる。

カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.3

あまりにも有名なオチ、黒目が小さすぎる不気味な青年(スタイルが良い)、まるまるとしたメガネの博士(コンプラに引っかかるタイプの不健康さ)
など
アイコニックさのアイコンがいっぱい。

紙のセットが絵本
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狂った一頁(1926年製作の映画)

3.2

最後まで見るのがきつかったのは、現代映画を見慣れたせい、だけでは無いはず、、、
無声映画で集中して見なくては筋が追えないのに、途中で追う筋がないと気づく。足場がないと、かくも不安になるものかと。。
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映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.8

全員が何かしらの活躍を見せていて、しかし生臭くない。力を抜いて見られる良い作品 ナレーションの程よいシュールさが、子供向けに終わらない色を乗せている。
飛躍しがちでまとまりがいいかと言われると否だが、
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

「小児じゃなきゃダメ」
なんじゃなくて
「小児でもいいから」
の人たちだから、
対処の難しさが加速している。

同意の意味を履き違えたみなさんへ。
50歳と14歳が同意して性交するな。って話です。

大列車強盗(1903年製作の映画)

3.0

ラストシーンをはじめ、映画でしかできないこと全部やる!という気概が伝わってくる。
100年以上前にこれ作ったってすごいね。

(逆に、商業との融合が早すぎたせいで、このころの壁を破れないでいる、という
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.4

タイトルが秀逸。
役割と自己実現の狭間で少しずつ窒息していく。
母が泣き崩れたのは娘の気持ちが痛いほどわかると思ったからであり、報われなさは旧態依然としている。
ロールに価値を見出さなくてはならない、
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月世界旅行(1902年製作の映画)

3.5

煙のシーンどうやってるの!?だれか教えて、、、、
海に突っ込むシーンが可愛くて好きだな。

小学生の自由研究、要はそういうのに「芸術」の粋が濃縮されているのだろうね。
商業とのモニョモニョを廃するわけ
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.4

お前もらしさに囚われて、線をひいとるやないかい。という
いつまでもぐずる自分の赤ちゃんの自分の面倒は自分で見ましょうね。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.2

良い意味で1分が長く感じられ、故に共感させられる。これもまた何かのご縁。

先輩のうだつの上がらなさを星野源のほんのり棒読みと花澤香菜の鬼ほど優れた声(及びそのイメージと連続したカリスマ性)の対比で再
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彼女(2021年製作の映画)

2.7

前半に掘り下げ共感エピソード持ってきてくれないと……………
こうなる↓
「性格悪いやつだけど惚れるのもわかる」ではなくて、ただただ「なんでこの女がいいんだよ!!てかなんで殺したん!!!」となってしまう
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モンスター上司(2011年製作の映画)

2.9

目の上のたんこぶのレベル感次第だけど、キャリアの選択肢って人生の寄与具合に本当に関係するな。怖いわ
殺されるためだけの存在、「社会への鬱憤」の擬人化で面白かった

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.2

開幕から噛み合ってないしな。
空想のレイヤーが揃う相手じゃないと厳しい、わかるな。
現実への帰属意識の問題だろうけど。

PK(2014年製作の映画)

3.6

かなり突っ込んでいる。自らの信じる表現のために捨身になったエンタメは良作になる。
無駄だから悪いのではない。

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.2

キャスティングが異様に地味だけど、シチュエーションが異様に派手なので、逆にそれが硬質で刺さる。
普通に面白い。

影裏(2020年製作の映画)

2.8

陶酔できなかった、、
自然と人生、その裏の暗いエネルギーを語りたかったのだろうけど
その主題にコミットできなかったのだな。

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.4

「うちの会社やん」ちゅった

費用対効果と超えたらいかんラインを忘れたらまずいんよ

ヤクザと家族の剛みて🥺になったんで、相反する剛を見る目的で鑑賞
何がって薬物へのスタンス、どういう演技だよあれ、す
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.1

たとえ全ての選択が間違いだったとしても
誹りを受けようが、誰を責めれば良い?

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.4

〇〇〇〇のミスリードに気づいた時にはもう遅いのだ
全てが「なるほど」になる、良いミステリー

ダニエル(2019年製作の映画)

2.4

金持ったボンボンが趣味で作ったみたいな
カルトへの憧憬と派手な演出がえぐみの原因かな
キャスティングの意外性を前面に出さず、
大衆向けに打ってなかったら、ワンチャンあったかも…?


まあ寝たんですが
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.4

わがままさと客観的じゃない生臭さまで含めて人生よな。
セックスは何度でもやり直すけど、子供が変わる気持ち悪さには耐えられないのがグロくてよかった、笑

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.2

キッズ頑張り綺談です。
(ロアルドダールか!なるほどね)

アンハサウェイが文字通り怖いの、役者として円熟していて凄いなと思った

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.4

頭いいふりをキープしなくちゃいけない世代だから、くたびれたやさしさが身に染みるわね。
煮詰まったら夜遊び、何よりの教訓だからな

みんな死んだ(2020年製作の映画)

2.9

部屋がいっぱいあるから出来ること
掛け違え、化学反応とは何ですか。

美女と野獣(1991年製作の映画)

3.5

誰よりも人間らしい野獣の目に気づくいい女!ベルは精神が円熟していてすごい。
皆自分を守るために行動していて、それらが無知故にかち合うという人間の愚かさが見えて好きだな。

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

2つのレイヤーで演技がうますぎる、、
何をなし得たかったのか、鮮烈に忘れずにいることが、人生を全うするのに必要なのだと思った。わからんが…

どこから「そうなる」か注視し続けるのだけど、ぜんぜんそうな
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愛の渦(2013年製作の映画)

3.2

自身に付随する余計なイメージから逃れるのは、誰よりも自分にとりたいへんね。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.7

デカすぎる、手のひらが…
想定の想定を想定しろ!、我々にも言えることなのだろうなとも思い。

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.1

赤い呪い
鮮やかな芸術家は、色を失った凡人たちを不幸せだと論うけれど。

ムーラン(1998年製作の映画)

3.8

純粋に面白い。
ストーリー展開も小ネタも面白くて、要は主題が真っ直ぐで薄寒くないのだ
メッセージ性はともすると生臭さの素になるけど、とにかくフラットに描き切る作り手のプライドに感銘を受けた。


(と
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.4

圧倒的強者、選ばれしもの
求めるものが卑近かつ非人道的だっただけで。

地獄少女(2019年製作の映画)

3.4

キャストの演技がいい、絶望の淵が見える。

白石作品の好きな所、「えっ本当に?嘘でしょ?」という温度感で人が死んでくとこなんだけど、この作品も例に漏れず。