Emmaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

4.0

友情の複雑さと、10代ならではの心の奥に光る純粋さが垣間見えるストーリー展開、とても良かった。

カミラどうやったって悪役顔よな〜と思っていたら案の定なるほどなぁな展開で、キャスティングも素晴らしいな
>>続きを読む

ブロンド(2022年製作の映画)

-

とても複雑な気持ちです。

見終わった後、とても心が沈んだ作品であることは確かです。ものすごく気分が悪くなる描写もあり、それは前評通りかなと。

でも同時にそれはお芝居の素晴らしさがあってこそであって
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

2回繰り返してようやくこの作品のメッセージに気付けた私は夢とか目標とかそういう言葉にすごく縛られてきた大人の1人だと思う。そう認めざるを得ない。夢に手が届きかけたのに立ち尽くす主人公になんで?という疑>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

描いている世界はとても残酷なのに、なぜなか何度も観たくなる妖艶さをまとった作品。

グロテスクさと美しさのバランスが絶妙で見事だと思いました。

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.4

思ってたよりは泣けないじゃんとか言いながら観てたけど、J.ムーアの歌のシーンで爆泣きしてしまいました。子を育てる身として母親目線でその時の光景が鮮明に思い浮かび、なんとも言えない気持ちに。トラック好き>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

耳の聞こえない人たちから見える世界について初めて真剣に考えた。

見てよかった、なんて言葉じゃ追いつかないくらい感動した。

ルビーを演じたエミリアさんはアメリカ手話はもちろん船の上でのロープの扱い方
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

この事件が映画になり性犯罪をした加害者たちが世にその名を刻まれることには意味があると思う。

題材が題材なだけに、見てて不快になるシーンも。ケイラのシーンは特にしんどかった。マーゴットロビーの、セクハ
>>続きを読む

ガール・イン・ザ・ピクチャー:写真はその闇を語る(2022年製作の映画)

4.0

彼女が生きていた時にどうにかして逃げることはできなかったんだろうか、助けられる人は本当にいなかったんだろうか、考えても無駄だけど彼女の人生を思うと、報われない気持ちだけが宙に浮かんだままになる。

>>続きを読む

本当にあった死霊館(2021年製作の映画)

3.4

死霊館シリーズ好きにはぜひおすすめしたい。モデルとなった家があるのも知らなかったけど、そこに暮らして怪奇現象、撮影しちゃおうぜ!っていうスタッフの度胸がある意味怖すぎる笑。

霊感とかそういうの無いタ
>>続きを読む

ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

4.5

zoomっていうのがまた絶妙なリアリティを持たせていて怖かった。

特にあの動く背景動画のくだり。不気味でゾッとしてしまった。

ノートPCで本当のzoomさながらスタイルで鑑賞したら、さぞや怖いだろ
>>続きを読む

サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く(2022年製作の映画)

4.5

星はドキュメンタリー作品としてのクオリティの高さに。

題材となった事件は本当に吐き気のする事件。犯人たちがどのように女性たちを騙し、利用し、搾取したのか緻密な取材で犯行の手口が明らかになる。

主犯
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

5.0

キャリーマリガンの猟奇の中の悲しみが指先まで伝わってくるようなお芝居に胸がヒリヒリした。

後半は思ってもなかった展開で、くるしかったけど、この作品に込められた想いや、背景におきてることは現実だから、
>>続きを読む

先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

4.0

不倫って不道徳で最低な行いだと個人的には思ってるんですが、ごめんなさい、エンタメとしてはやっぱり最強の題材。

「愛してた人が、ただ別の人を好きになっただけ」それだけのことで映画が作れる。人間関係のし
>>続きを読む

シニアイヤー(2022年製作の映画)

4.0

脚本は正直ひどい部分もありますが、(いつの間にあのビッチ改心したの?というくらいキャラ変が急すぎたり笑)、そんなことは差し置いておもろい笑

アメリカらしいくだらなさ、オゲレツさを交えながらも、ちょっ
>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.0

オードリーの内なる孤独や逝去される直前の会話、友人とのやりとりなど彼女の知らなかった側面を関係者のインタビューを通して紐解き、アイコニックで美人の代名詞だったオードリーではなく、ひとりの人間としての彼>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

4.5

すばらしかった。

見終わった後に家族のもとへ走って帰りたくなった。

役者一人一人の芝居に心を感じました。

エセルとアーネスト ふたりの物語(2016年製作の映画)

4.0

素晴らしい作画に100点満点を…

なんて美しい。どこを切り取っても壁に飾る絵画の一枚になりそうな暖かくて精巧な作画。日本人にとっても馴染み深いスノーマンの作者か、ご両親の生涯を描いた原作をアニメーシ
>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.6

コンセプトとして、まず着眼点が面白い作品だと思った。ゲームをあんまりしたことがない私でもこれほど楽しめたので、おそらくゲーマーの人たちにとってはたまらない部分が多いんだろうな。

生まれて初めてゲーム
>>続きを読む

ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

5.0

最後の言葉にとても大事な人生の教訓が詰め込まれてることを心で感じた。

思わずグッときてしまった。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

5.0

だいすきな映画。

クラブのダンスシーンはマジで血が騒ぐ。
こういうラテン調だったり民族色の強い歌や踊りが昔から大好きなので、何回見ても圧巻で飽きない。

消えない罪(2021年製作の映画)

3.0

サンドラブロックの芝居の幅には目を見張るものがある。

ただストーリー展開が、あっさりしすぎていて短い尺に無理やり収めた感が否めなかった。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.1

グロいの苦手な人にはとてもおすすめ出来ないですが阿部サダヲの怪演という点では一見の価値あり。

この人がマルマルモリモリ踊ってんの見ても二度と同じ目で見れなくなりそう笑

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

4.0

恋人、病、純愛みたいなテーマってもはやセカチュウみたいな大ヒット作も過去にあったり、テーマとして使い古されてる感が否めないため鑑賞前は特に期待もしてなかったし、なんならジャニーズに対する信頼があまりな>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.5

人を殺して絶望する夢、見たことないですか?私はあります。殺しているのはこちらなのに、殺されるのは自分の心。二度と同じ人生に戻れないあの絶望感。起きて目覚めて、夢でよかったと安堵する、悪夢。

そんな悪
>>続きを読む

ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

2.5

最初の森七菜ちゃんの金髪ギャル姿、似合わなすぎでしょう!と思ってたけど、中盤からなぜか絶妙に馴染み始めててかわいかったです。

でもやっぱり黒髪の森七菜ちゃんがいちばん!この子の笑顔、本当に可愛いです
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

大学生の男女が出会って別れるだけのシンプルな映画がここまで大ヒットするのはなんでだろう、今流行りのエモいって言葉を使いたいだけではとか思ってたけど、素晴らしかったです。

坂元裕二さんって凄い方ですね
>>続きを読む

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.2

思ってた映画と全然違ってびっくり。

人間関係の持つ曖昧で多面的な顔を、ありのままに、曖昧に描くので最後まで答えが分からなかったです。

どういう事だったんだろう。
鑑賞後に久々にみんなのレビューを読
>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

ものすごくそばに居ながら全く眼中になかった相手に心惹かれていく主人の様子がとても自然だった。

二人の人間がお互いを好きになり、それを察しられないようにと視線を逃してみたり、そういう些細な息遣いのよう
>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.5

2022年最初の1本。書籍も読んだ上で鑑賞しました。

女性としてどこかで感じていた女であるがゆえに被る社会の中における不快な経験、投げかけられる言葉。これは韓国も日本も同じなのだなあと。

ただ韓国
>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

5.0

1960年の映画とは思えない。脚本も素晴らしいし、無駄がない。視覚的に豊かな現代映画に慣れすぎてお恥ずかしながら白黒映画に免疫があまりないのですが(どうしても退屈に感じてしまう)それでも、本作みんなが>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

5.0

この作品が生み出されるまでに結集された全ての勇気を讃える意味でも★5つ。

北朝鮮の強制収容所の存在はニュースで見聞きすることがあってもその実情をこれほど明白に視覚化して描いた情報は少なく、それゆえか
>>続きを読む

ジェニーの記憶(2018年製作の映画)

3.0

おぞましいわ。幼い子供を性的に搾取する人の形をした獣は残念ながら昔から存在しているけれど、子を持つ親として、こういうやつらは一人残らず死んでしまえと心の底から思います。(言葉強くてごめんなさい、でもこ>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

大泉洋さんと柳楽優弥さんの俳優としての底力を見せつけられる素晴らしい作品。

こんなに泣くと思わなかった。リビングに入ってきた旦那が、え!?ってびっくりするほど声をあげて泣いてしまった笑

ビートたけ
>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

5.0

星5つでは足りない。

彼のことを知らなかった私も彼の音楽に影響を受けて生きていました。

初演を生きて見ていたら、どんな顔をしただろうかと切なくなりますが、彼の音楽がどれほど今日も多くの人の人生に影
>>続きを読む

雪の華(2018年製作の映画)

2.5

中条あやみちゃんの透明感は思わず見惚れてしまうほど。ただ、きょどりのお芝居が兎に角へたっぴで、もったいなかったです。あれ、なんで涙が出てるんだろ、やだわたし!みたいな、いかにもあるあるな少女漫画的なシ>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.5

ある時点を超えた大人でなければ到達できない郷愁ともいうか、寂しさに似た暖かさを感じさせる作品でした。

複雑で美しい歪な感情をひとまとめにしてしまうその便利さが嫌いで、エモいという言葉を私は使いたくな
>>続きを読む