恋人、病、純愛みたいなテーマってもはやセカチュウみたいな大ヒット作も過去にあったり、テーマとして使い古されてる感が否めないため鑑賞前は特に期待もしてなかったし、なんならジャニーズに対する信頼があまりないので、ファン向けのアイドル映画かなと軽んじていたものの、いざ見てみたら大反省。
まず、中島健人くんってこんな芝居うまかったの？って度肝を抜かれました。ファンでもなんでもないし、期待値も低いままに見たのですが、本当甘く見てごめんなさいって思いました。素晴らしいです。久々に生身の感情を邦画ラブストーリーの中に垣間見たような気がします。
また、特殊メイクって急にリアリティー無くなるし、老けメイクってさよならいつかみたいな代失敗例もあると思うのですが、かなりリアリティがあったし、極力隠す演出だったのも良かったと思います。
またシーンの切り替えや挿入されるメタファーなシーン(別れ話のシーンで突然差し込まれるビルの窓とか)が漫画的で、芸術性が高く、詩的な印象があり、映画全体に言語化できない切なさを上手く散りばめていました。
ぜひ見てほしいです。
