filesさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

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藤井監督の原点。光の使い方、善悪のとらえ方、男性の感情の激しさ、女性の立ち位置等、その後の映画のスタンスを象徴しているよう。

悪役の横で無邪気に微笑む奥さまが、この世界での一番の勝者に見えたな。彼女
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最後まで行く(2023年製作の映画)

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藤井監督の映画って、みてる途中はだいたい息つく暇がない。終わってからやっと深呼吸。旬の映画はみずみずしい。

で、藤井監督が人気の理由を考えた。一つに、人がどう見えたら格好いいか&悪いかを知っているか
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

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難しいようでシンプルな映画でした。
最後そこで終わるとシンプルになっちゃうね。

余命10年(2022年製作の映画)

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泣かなかった。
最初、薄情なのかと思いました。

過去に自分が泣いたときは、喪失、いわゆるロスの感情が湧きあがるときだった。
この映画は死の前までを描いているから、まだ何も失っていないんですよね。闘病
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

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邦画でここまでの規模って確かに珍しいかもしれない(大半がCGだったとしても)。見ているだけで爽快。
中堅俳優、全員良かった。
羌瘣(きょうかい)は、性格としては昔の柴咲コウのような強気な感じがもう少し
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キングダム(2019年製作の映画)

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エンタメとして存分に楽しめました!
吉沢くんは王道のヒーロー顔でありながら、鬱屈とした感情も演じられる貴重な俳優さんなので、彼の良さが過去イチ出てる映画だったな。
山﨑くんも好青年の役が多いけど、ただ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

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家族のつながりが欲しくてヤクザになった男。悪事は罰せられるべきものであるが、真っ白な理想を手に入れるために、真っ黒な悪事に手を染める人々は概して悲劇的。

今はもう誰もがスマホという凶器を持つようにな
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青の帰り道(2018年製作の映画)

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藤井監督への注目度って高いんだな…ということで過去作品を視聴。

人生を振り返るとき、まるで、歩いてきた道を振り返るように考えていました。だから、あそこでああすればよかったなぁ、と「たられば」を思うわ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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ただただ楽しかった😊
知っているキャラクターを大画面で見て、「あのシーン面白かったね!」と鑑賞後に話す。
原点の楽しみを体験できる映画はやっぱり良き👍🏻

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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やっと観られました。「まだ観ていなかったの笑」 …ごめんなさい、本当にごめんなさい。あぁ、謝って終わりにしたい。感想を語るにはセカイが大きすぎます。が、文章に残すことで、最近開きかけていた私の近くの非>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

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村が村のままたるゆえん。
それは臭いものには蓋をするから。
蓋の上にまにあわせの砂をかけ、
外から持ってきた消え物の賑やかしでごまかす、砂上の楼閣、一炊の夢。

なぜ、村人は地道に努力しないのか。
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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生半可にいえない。庵野監督の映画に対しては。シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンは観たが、庵野監督のアニメ過去作、特撮、アクションいずれにも詳しくないので生半可にはいえない。生半可に感想を言った映画はたく>>続きを読む

せかいのおきく(2023年製作の映画)

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ささやかな喜怒哀楽をきちっと描いている。各世代の男女が言いそうなことをきゅっとまとめている。落語の江戸庶民の世界観が好きなヒトにはたまらないんじゃないかな。

江戸時代のように士農工商の役割がはっきり
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サイド バイ サイド 隣にいる人(2023年製作の映画)

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避暑地の映画です。
遠出できない休みの日に見るとスッキリします。
都会の暑さから逃れてきた人々に優しく、深入りせず、ただ受け入れる場所。

この世界の住人はみな、もともと都会側にいた人間の気がする。バ
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

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🥹🥹🥹
ライトなファンタジーかと思ったら、
古き良き、王道な名作でした。
映画愛がつまっていました。
ご覧ください。

新聞記者(2019年製作の映画)

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ずっと水の中に潜っているような息苦しさで、この映画を観ていました。

メディアには、報道とコンテンツ制作、2つの側面があります。映画「さくら」の感想では、「物語(コンテンツ)作りは嘘作りではない。人の
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君が君で君だ(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これは書かにゃならんよね。推しを遠巻きにみてまさに10年、「おまえ分かるだろ」と言われそうだから。

どんな聖人君子とでさえ、会話のキャッチボールをすると自分の思ったとおりの反応は返ってこないわけです
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さくら(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こればっかりは神様(作者)の意図を調べたよね。「今だったら絶対死なせない」。うん、なら良かったです。
映画の中の生死にはとやかく言わないほうなんですが、なんだろか、ちょっと誠実さが足りなかった。

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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画を構成するピースが「よくある安っぽいもの」なんです。工事現場、休憩所のおじさん、路上シンガー、少し前の流行曲のカラオケ。だから、シラフに戻るがこどく、時々、映画の外の世界にスンと戻されます。

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セトウツミ(2016年製作の映画)

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学生当初は、イベントで何かを成し遂げたときに「これがいつか思い出になるのかな」とぼんやり思ってました。
でも、実際は、休み時間に友達と横並びで外を眺めながら、学校と全然関係ない話をしていた時の方がくっ
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

場地絢斗くん、一虎虹郎くん、千冬真宙くん、高良真一郎さんが加わって、一気に映画の説得力が増した気がします。
特に一虎の豹変が、漫画では理解はできても心がついてかなかったのが、虹郎くんの演技で完全に納得
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アイドルがマイナーからメジャーに駆け上がっていくときの古参ファンの映画です。

アウトプットが一般受けしないけど、純粋で熱い心を持っているアイドル。自分しか価値を知らなかったはずなのに、気がつくと誰も
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

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大人の嗜好品をたしなめばたしなむほど、大人に近づけると信じている、高校生。
でも、嗜好品は所詮消耗品だから手元からどんどんこぼれ落ちて消えていく。

青春時代から遠のけば遠のくほど、大人の嗜好品を味わ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

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部活は「好きなものが一緒な人たちの集まり」というのは建前。「似たようなキャラの人たちを見つけて、穏便に学生生活を過ごすために入る集団」が本音だった。

高校生の建前と本音。例えば、かすみ(橋本愛さん)
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オオカミ少女と黒王子(2016年製作の映画)

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日下部くん一択に同意。

「うるせークチだな」に全然キュンとこなくて、さよならティーンの心、と泣く。
たぶん、高橋一生さん風の色気が出た状態で言われるとグッとくるセリフなんだ。
王道な山崎くんだと、ま
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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「百円の恋」で描かれた、社会に対する闘争心とは真逆の世界。ただ、自分とひたすら向き合って、内なる力を発露し、同じ競技を愛する人と交わるための、ボクシング。体を使う競技の練習の地道さを知っている方が作っ>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

公開当時、映画館で観たいと思ってた。でも、観られなかった。
それから随分時間が経ったが、この映画については今こそがちょうどよかった気がする。

百円の世界の住人の救いようのなさ。誰も救ってくれないし、
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Eggs 選ばれたい私たち(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ナプキンの一生分の値段を計算すること、私もやったことある。映画とちがうのは、「あ、思ったより安かったわ」と、値段の話ではなく、手間の話であったことに気づいたわけだが。

男性の方、失礼しました。こんな
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