YUKIさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

YUKI

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ロボコン(2003年製作の映画)

4.0

役者が全員スター級!すごいな!
自分の仕事がロボット関係なので、同僚にロボコン経験者も多い。
彼らはこんな青春してたんだな…。

この年代の良作邦画をどんどん見ていくと、
・過度なBGMがないこと、
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.8

90-00年代のテレビ的良作邦画の質感(スウィングガールズとか)、やっぱり自分の年齢もあってか、親密さを感じてしまいます。
つまらないギャグシーンや不必要な音楽もなくて、不快感なく見れる。
トリック云
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RRR(2022年製作の映画)

-

ハイカロリーで3時間飽きることなく見ることができる!すげえ!

リアリズムの宿(2003年製作の映画)

4.0

「ボケとツッコミ」じゃなくて、なにか変なことが起きているっていうことに対して、誰も過度な指摘をしないっていうのはこちらで面白を増幅させることができてよい。
シュールな笑いとかそういう枠組みに入れられる
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ドラッグストア・カウボーイ(1989年製作の映画)

3.7

my private idahoでも思ったけど、この監督の描くアメリカ(ポートランド)は何故かイギリスっぽいような雰囲気がある。湿気があって、ちょっと重たい感じというか…。
気だるい雰囲気で明るい結末
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

会話は少ない。劇伴もほぼない。しかし、一秒たりとも飽きない。緊張感に満ちながら、柔らかな幸福の瞬間がある。
昔、音楽を聞かずとも外の音を聞いていれば充分と言われたことがあったが、それを裏付けるかのよう
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スモーク(1995年製作の映画)

4.1

こういう手触りの映画、ここ何年か見てない気がする。
基本的に半径3メートルくらいの間でしか事件は起きないし、なにかが解決するわけでもない。でも生活が確かにあるし、ニューヨークの理想形のような関係性もみ
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

この映画のミソは、シンメトリーな画面構成やビビッドな色使いよりも性の生々しさにある気がしてなりません。
ウェス・アンダーソンは不和や生々しさを華麗な画面で「誤魔化して」いるけど、それがより強調する結果
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.8

母性の狂気は性別ではなく性質。

徹底的な父性の排除 ーある種の暴力性や否定、もしくは子を虎穴に突き落とす冷酷さー と徹底的な母性の希求によって「生きやすい」人生を子供に与えんとする。

この物語の気
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

-

見たことない映画だったし、今後似たような映画を見ることもないと思う。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

「漫画の映画化」として新しいフェーズのアニメ体験だった。
正直アニメのスラムダンクを知らないので、声とかにはそんなに違和感もない。
スラムダンクの疾走感はそのままにあったが、回想シーンもうちょいまとめ
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肉弾(1968年製作の映画)

3.9

名前すら与えられない主人公の達観した陽気さと、渇望し空回りする熱意がなによりも空気を物悲しくさせてしまう。

最悪の時代の中でも、人並みの不幸と、人並みの幸福を描くことで、戦争の暗いリアリティを持たせ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

恋愛はかくあるべし。世界の行き先より当人間の関係性のほうがよっぽど大事なのは論を俟たないので。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.4

私は主人公以外全員グルの自殺サークル説を唱えます。以上。

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.9

ある香水の匂いを嗅ぐとタイムリープする少女が自分の周りに起きた過去の惨劇を追体験させられる。
タイムリープものと過去改変は割とセットになるけど、この映画のいいところは「なにもできない」ところ。
ただひ
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未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

3.6

奇跡的に良いカットと、チープすぎるカットが混在している…。

打撃王(1942年製作の映画)

3.8

野球好きなら誰でも知っている悲劇の英雄、ルー・ゲーリッグ。
連続試合出場や数々の打撃タイトルを獲得した「打撃王」の半生を描く作品。
ただ、中心となるのは彼の野球選手のキャリアというよりは、妻であるエレ
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.8

過度に不穏な音楽は気になるけど、画は一貫して美的。ダイアナが白いドレスを着てトイレで伏しているのは一枚絵のような完成度。ストーリー自体に大きな起伏はないけど、衣装・カットの美しさを楽しむ映画という感覚>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.6

エディ・レッドメインのI can't、フィリップ・シーモア・ホフマンのshut upに近い迫力があった。
ストーリー自体はもう分かりやすいくらい分かりやすいけど、演技力や設定・展開の妙で飽きないように
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.0

旅に行くとその人の素性が分かって、関係に変化が生まれると良く言われるけど、旅行中の喧嘩ほど見ていて苦しいものはないです。そういう閉塞感がありありと映っていて良い。大半は画のトーン暗いし。
一方で、開放
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

仕方ねえな、お前〜!ってなる

スコットは名キッカーなのに、たった一つのミスで批判された。でも、彼がいなきゃもっと負けてたっていう言葉は至言。

逃げた女(2019年製作の映画)

4.7

反復と不安定さの映画。
主人公は3つの家を訪れ、近況を聞く。主人公に変化は発生しない。相手のあんまりうまくいっていない人間関係を聞き、毎回自分のうまくいっている人間関係を語る。でも、それは果たして信用
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