くたびれた表現かもしれないが、殴られたような感覚になる映画。
映画館を出ても、雑踏の話し声が背景の音声で使われるように聞こえていて、自分が映画の延長線から抜けられていないような気持ちになった。
疾走す>>続きを読む
繊細さ、軽妙さ、生活感が同居している稀な映画。
繊細な美的感覚からつくられるカットは説明過多にならないながらも、しっかりとその意図が伝わってくるし、思春期の爆発しそうな自我は、下手なカラオケや笑ってし>>続きを読む
2022年にはおおよそ公開が難しそうだが、個人的にはとても理解できる映画。
というよりも、なにかのオタクをやっている人には思い当たる節があるんでは?
以下、オタクの悪いところtop5。
自分の世界で>>続きを読む
吉岡里帆、柄本佑、高野麻里佳の演技が特に良かったし、題材としても面白い。
実際のアニメをクロスオーバーさせながら、制作の過程を描いていくのも意欲的。
アニメにおける産業的な欠陥、例えば、アニメーターの>>続きを読む
緊張感あるオープニングからスタートしたかと思えば、その緊張が保たれたまま終劇を迎える。とはいえ、ズームのシーンやプールのシーンなど、バカバカしさも残っているのがこの映画の素晴らしさ。
ただ、これをエン>>続きを読む
ドキュメンタリーの基本としては、中立的なものがあると思うんだけど、この映画は監督でありながら被害者である人間によって製作されているわけで、その二重性を前提にしないと、暴力的に見えすぎたり、恣意的すぎる>>続きを読む
前作のオマージュが多くて思わず笑ってしまうくらい。ただ、大作映画かくあるべしというのを体現しているのでIMAX等で見るのを推奨。