「群体」の映画だと思った。
とかく群れが多い。
人の群れ、鳥の群れ、ワラワラの群れ。
群れの質感がこんなに気持ち良いのはジブリ特有かもしれません。。
「B級っぽい」のだけど、ストーリーラインはかなりマトモだし、美しいカットも多い。
原理主義的なキリスト教への皮肉もこもった、それでいてユーモアも忘れない快作。
フィリピンで見ました。
とりあえず日本公開したらもっかい見ます。
なんだかんだ言われるけども、これだけの難しい問題をコメディに徹し切るのはかなりの手腕だと思います。
ともすれば重くなりすぎたりす>>続きを読む
傑作は次の時代を内包しており、時間を超えて語りかけることができると思っているのだが、まさしくそういった内容。
京都の色街に根付く、艶やかだけではない、舞子さんと芸妓さんの現実。
舞妓さん、芸妓さんと>>続きを読む
どんなに血で血を洗って、極道らしさを貫いても、結局権力者が得をしてなんにもならない終わりを迎えるのはあまりに現実的。
「予想だにしないことが起こる」というメタファーとしてカエルを降らせるのは理解不能の域ではあるが、
繋がりがあるようでないような個別のストーリーを飽きさせずに見させるのもまたすごいのだと思うのです。
千葉真一演じる大友と北大路欣也演じる山中、どちらも種類の違う狂気に支配されていて圧巻。
最終盤のシーンは実に暗く、まさに山中が追い込まれていく様が真に迫る。
アヴァンギャルドな画面が続くけれど、テーマは結構一般的な部分が多いっていうのがこの映画の面白さかもしれません。
思春期の性に対する悩み、親殺し、自己に対する誠実さ。
確かに難解な部分も多いけど、単純に>>続きを読む
#○○○で断罪する時代は既に過ぎつつあるということをTARやこの映画から読み取れる。
物事は点と点で繋がっているわけではなく、いくつかの線が絡まっていて、そのなかでの最適でしか答えが出せない。
だから>>続きを読む
『伝道師』が元々のタイトル案だったそうで、そちらの方がしっくりきます。
ですが、当時の世相を鑑みて、
『伝道師』というタイトルはナシになり『CURE』になったそうです。
個人的にはこのタイトルの方>>続きを読む
演奏が始まる一瞬前の緊張、
指揮棒が上げられた瞬間のような耐え難い時間の固まり、
それらが凝縮されている2時間半!
めちゃくちゃ面白い野球ドキュメンタリーです。
70年代、俳優のビング・ラッセル(カート・ラッセルの父親)がそのあまりある野球愛をもって、ポートランドに独立リーグの野球チームを設立しました。
選手は寄>>続きを読む