セッセエリボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

セッセエリボー

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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

「勝った気でいるのね」
「違うの?」
「私たちは違うゲームをしてるみたい」

宮廷×女の駆け引きって2大あんま興味ないジャンルなんであんま乗り気じゃなかったけど想像以上に面白かった!面白かったけど依然
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

一人で見ましたが特に問題ありませんでした。逆に誰と見ろっつうねん。
こんなに作り手の意思がコテコテに現れてくる映画も珍しい。色彩がとにかくやばい。廊下の撮り方とかは3年後にシャイニングでクールにリミッ
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.1

きれいだったのでよかった。ナイーブな少年の知覚そのままに、あらゆる光、あらゆる音に対して感覚が開かれている。劇場で観るとほんとに目の前を馬が駆け抜けていくみたい。

アラン(1934年製作の映画)

3.9

1回目 2017.3.10@早稲田大学図書館

2回目 2019.8.18@早稲田松竹
相変わらず比類なき睡眠導入力。眠い眠くないとか無関係に不思議と寝てしまう。
これドキュメンタリーとして観ない方が
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.7

いやっ最初っから飛べよ!

ディズニーの「お約束」を受け入れられるかどうかで楽しめるかどうかが決まる感じの映画。CG技術を駆使しためくるめく想像の世界が広がるなかで、ほぼ唯一演者たちの身体の動きが画面
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真昼の不思議な物体(2000年製作の映画)

4.4

一番の驚きはコレの公開が2000年だということ。遅くとも70年代前半、ぐらいの気持ちで見ていた。
そもそもこういう映画が好きということもあって点数高め。加えて、そのへんの素人が思いつきで話を作るので思
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世紀の光(2006年製作の映画)

4.6

話自体はよくわからなかった。二部構成の後半、転生後のパートで見せる反復も、構成をギリギリまで歪にする冗長さが面白いと思いつつも、生じる誤差の意図が掴めずにいた。終盤の畳み掛け(人が去り電気が消える院内>>続きを読む

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

3.9

みんな声優ぜんぜんやる気ないなかリンゴだけが全力で叫んでいる

ノロイ(2005年製作の映画)

4.4

『コワすぎ!』のダイジェスト感ある。ユルい系の女優が憑依された瞬間ガチになるの、コワすぎでもやってたけど面白い。無関係に見える様々な現象が次第につながっていくのもそれはそれで面白いながら、カメラが捉え>>続きを読む

少林サッカー(2001年製作の映画)

3.6

グッときたセリフ
「おまえは火星に帰れ!地球は危険だ!」

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.6

1回目 2018.4.21 @ヒューマントラストシネマ渋谷
つまみ見はずっと前からしてたけどやっと最後まで観た。ぜんぶ名曲だけど結局「ラストワルツのテーマ」が一番好きかも。知り合いに似てるひとがたくさ
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

吸い込まれるようなファーストカットから、渾身のショットの連続。戦争そのものを描きたい映画ではないので戦場が映される場面は短いのに、今まで見たどんな戦場よりも地獄だった。ほんとにきつかった。
すばらしい
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シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

3.5

んーーごめんけど、何がしたいんかわからんかった。ソンガンホのキャラクターがムリだったからか。

フェスティバル・エクスプレス(2003年製作の映画)

4.2

2017.7.30 U-NEXT

もはや終わったも同然の幻想に必死でしがみつこうとするあたりが見ていてつらくもあり、まさしく最後の華の輝きに満ちてもおり。こういう旅がしたいね。

2019.7.23
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪い(2013年製作の映画)

3.8

ワガママを言うようだけど口裂け女のクオリティにはもう戻れないのが寂しい。けどメリエスとかリュミエールがもたらした驚きを現代に復活させられる手法がモキュメンタリーだ、っていう監督の信念は今回も素晴らしい>>続きを読む

シロメ(2010年製作の映画)

3.0

ももクロの曲って多分はじめてちゃんと聞いたけどかっこよくてびっくりした。アガる。
セットのクオリティはさすがの禍々しさ。しかしももクロがいちいち叫んだり歌ったり騒ぐので怖がるに怖がれない。ホラーとして
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

ワンカット・オブ・トイレの花子さん。笑いあり、涙あり、恐怖あり。このクライマックスは勇敢としか言いようがない。これで傑作たりえているのは奇跡。
花子さんの足音カッパと同じやんけ!

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

4.4

河童と相撲という過去最高のエモ展開、からの超展開。素材が河童で21世紀にこんなに面白い映画撮れるんだな。「!?」って。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.6

震える幽霊は割と早々にどうでもよくなり、もっぱら夕子ちゃんと先生という2大オイシイ新キャラクターの掘り下げに終始する。前作比、恐怖度60%、オモシロ度150%。夕子ちゃんより不自然に画面から行方不明に>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

4.2

「こんなもの作れるのは地球上でゴダールぐらいだろう」と感心しながら見てた割には終わって5分で結構忘れた

Tango(原題)(1981年製作の映画)

4.3

ある程度人数が増えると自然とハダカの姉ちゃんに意識が行く

万引き家族(2018年製作の映画)

4.9

すごすぎる…ここまでやってのカンヌか…
大きな魚を前に、誰が目になったんだろうな。そうめんの使い方に一番感心した。

ヴェネツィア時代の彼女の名前(1976年製作の映画)

4.3

インディアソングと合わせて4.3点。これ寝ずに乗り切ったの褒めて。
幽霊映画としても見るべき良作。インディアソングだとどうしても声と映像のあいだに連関を見つけようとしてしまうので結果的に話全然入ってこ
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インディア・ソング(1974年製作の映画)

4.3

2016.11.20早稲田松竹
耽美的なけだるい雰囲気がツインピークスっぽくて好きだったものの、こんなに長い2時間も体験したことなかった。

2019.5.25アテネフランセ
学生時代にオールナイトで
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.6

@鵠沼シネコヤ

バニシング、バーニングに続き、女いなくなる系映画3本目。
最初の方はすげー好みのトンデモカルト映画かと思ったのに結構しょぼかった。変にセンチにならなくていいので、チープならチープに徹
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.1

上裸死刑台のエレベーター、、かっこよすぎ、、、

コレの予習のために数年ぶりに村上春樹を読みました。やっぱり短編の方が上手いと思う。
原作の一番の怖さは全部がただの思い過ごしに過ぎないかもしれない曖昧
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

『ボディ・スナッチャー』×『エイリアン』。南極の話なのに終わったあと汗びっしょりだった。アメリカ人って何でこんなに疑心暗鬼なんだ。前半、防犯カメラのような緊迫した室内ショットと犬の名演にシビれる。終わ>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.9

予告を何回見てもさっぱり話がわからなかったが。そういうことか。
文字通りの「トンデモ」映画。ヒロインが一瞬「メガネを通して見ても自分で見たことにはならないわ」って言ってたの、その通りだな〜と思ったがそ
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話の話(1979年製作の映画)

4.4

何の話かはわからなかったが、諸作品の中で明らかに群を抜いていた。なんだこれすごい。細部の描き込み、さりげない詩情、不穏なタンゴ。ものの30分程度だったが、一生忘れないだろうなと思うような瞬間がいくつも>>続きを読む

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.6

この辺から動きが多くなってきた。荒涼とした背景に添うようなガリガリの鳥の造形が妙に物悲しい。バカなのかこの鳥…

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.6

寓話的共産主義賛歌。話はウソでしょってぐらいつまらない。ウサギきもすぎ。

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

4.0

宗教画オマージュ。とてつもなく美しい。これを作るってすごい。

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.8

アニメ版『十月』といったところで、大変面白く見れた。アニメーションのアヴァンギャルド。