セッセエリボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

セッセエリボー

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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.2

ストーリーが本当に面白い。けっこうわざとらしい映画なんだけどそれでもやっぱり感動しちゃうのはこの重層的な物語のすばらしさのおかげだな〜。映像もほんとに綺麗、あまりに綺麗でふつうに怖い。なんだろうねこの>>続きを読む

セブン・デイズ・イン・ハバナ(2012年製作の映画)

4.0

全編インスタみたいな映画だった。クストリッツァのやつだけエフェクトが違った。どれも他愛ないけど割と好き。キューバ出身の監督はひとりしかいないとのことだけど、外から見たキューバもそれはそれで面白い。ギャ>>続きを読む

低開発の記憶-メモリアス-(1968年製作の映画)

3.9

自分がこういうフランス映画っぽいのニガテなのをつくづく実感した。主人公がそれはそれはイヤなやつだった。

夜になるまえに(2000年製作の映画)

4.1

海外の映画にコロッケが出てくるの初めて見た。あるんだな。
キューバ史上最も過激にして最も革命と折り合いが悪かった亡命作家レイナルド・アレナスの自伝を映画化したもの。前半はレサマ=リマ、ピニェーラ、そし
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃおもしろくないですか!?ゲロをあの角度から撮れる映画に4点以下はつけられない!

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.3

楽しい!いやぁ楽しい!新たなアニメのスタンダードができたな!妖精IoTすごぉ〜!
話は結構強引だったり、ムゲンが人間なのに強すぎたり、何だったんあいつみたいなキャラクターもいたりするけど、もうエモすぎ
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79歳の春(1969年製作の映画)

4.1

期待しすぎた感はあるけどサイケロック全開の音楽も含めてめちゃいい60年代体験だった。あとこの監督タイトルの出し方がいちいちまじでかっこいい。

L.B.J.(1968年製作の映画)

4.4

これは!すごい!
ゴダールと仲がいいとのことだけど、既にある映像作品から切り貼りして全く別の文脈を生み出す『映画史』あたりのゴダールの発想の源はアルバレスにあるんじゃないか!?超カッコいいモンタージュ
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勝利に向かっていつまでも(1967年製作の映画)

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生きてるゲバラ初めて見たけど『モーターサイクルダイアリーズ』のゲバラ役にめちゃ似てた。爆寝した。

ハノイ、13日火曜日(1966年製作の映画)

4.0

ディアハンターもプラトーンもフルメタルジャケットも、批判的にとはいえアメリカサイドからしかベトナム戦争を描けてないからベトコンはベトコンとしてしか出てこない。外から、それも新興の社会主義国からベトナム>>続きを読む

セロ・ペラド号(1966年製作の映画)

3.9

ちょっと何やってるのかよくわからなかったが、陸上やってる人間の肉体ってかっこいいね

今!(1964年製作の映画)

4.0

今年ベスト級のミュージックビデオ。レナホーンの歌カッコよすぎる…

ハリケーン(1963年製作の映画)

4.1

今読んでる『現代キューバ短編小説集』(1973年)がすっげえつまんないので全然期待しないで見たら、あれ、めっちゃいい!
一瞬ながら生々しい豪雨、押し寄せるように視覚を襲う牛の死体、プロペラの轟音にかき
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.9

「ああ 何てことだ」

カメラワークがカッコよすぎるがそれ以外がダサすぎる。あまりのしょーもなさにびっくりしたし悪霊もまじでうるさい。実際よりもう40年古い作品ですって言われても納得しちゃいそうなくら
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モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

4.0

割と早々にモーターサイクルが退場した。

ブエノスアイレス発、南米縦断二人旅。広瀬すずを思わせるきれいな顔をした青年エルネストが、旅のなかで次第に精悍な表情の戦士チェ・ゲバラに、というか平井堅に近づい
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

2016.8.2 @bunkamuraル・シネマ

キューバ音楽の真髄を全身で満喫。トランペットすごすぎ。ピアノ素敵すぎ。みんなで音楽やる原体験的な喜びに溢れておる。ほんと退屈しない。

2019.1
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U2/魂の叫び(1988年製作の映画)

4.5

2016.12.15 @早稲田大学図書館

演奏の熱気、モノクロの映像の美しさ、ルーツ音楽への深い造詣、鋭い問題意識、どれをとっても最高!一曲残らず素晴らしいの一言ながら、おそらくは彼ら自身も深い葛藤
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.2

2018.10.18 @ユジク阿佐ヶ谷
きゃわいい〜〜(サントラ漁り不可避)

2019.11.30 @ユジク阿佐ヶ谷
この髪型でこんなにかわいいってすごくない?
パイン缶買ってきたのでこれから食べま
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.8

YMOのあたりで気持ちよく寝ちゃった。細野さんは大学のときceroとの対バンで学園祭に来てくれたので一度見たことがあるんだけど、立ち見だったのにその時も気持ちよく寝てしまった記憶がある。

「文化が混
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.7

王家衛の描く愛とか束縛の力関係に共感できることは少ないんだけど、それはそれとしてこんなにカッコいい映像を撮れる人間は世界に二人といないだろう。インスタグラムに与えた影響は計り知れない。
エモーションの
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.8

70年代アルゼンチンのロック全然ノれなくてよかった。日本と大体同じとこにいたのか。
俗物代表ラモンに比べ、カルリートスの天才っぷりは圧倒的に輝いていた。泥棒ってあんなに儲かるのか。話はちょい退屈。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.0

ヒゲに止まったハエが全然とれへんのが面白かった。確かにクソかっこよかったけど『2001年宇宙の旅』にまで比肩する叙事詩たるゆえんはわからなかった…このジャンルもうちょい勉強してからまた見直さないとな〜

サタンタンゴ(1994年製作の映画)

5.0

こんなの満点だわ。すごいすぎる。オールナイトだったけどほとんど眠くならなかった(最後ちょっとあぶなかった)。438分あるけど全っ然無駄がない。時にはひとつのシークエンスを全部収めてしまうひとつひとつの>>続きを読む

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.0

最初マジでカッコいいと思ったけど中盤の水掛け論でちょっと集中が切れた。自分が映画つくるひとだったら勉強のために何回でも見れると思う。
カード見ないで高速で配るのっぽさんが怖おもしろい。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.2

作家性全開の『8 1/2』に比べるとかなり大人しい作りになってるのはカラーになったからか。むちゃくちゃいい映画だった。霧の中から静かに現れる豪華客船、雪が作った道ですれ違う主人公とグラディスカ。この町>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

4.4

こんなん見たことない。とにかく誰も彼もが憑かれたようにしゃべりまくり、無数の登場人物の視線から視線へ、カメラは誘導されるように動いていく。パーソナルととられても仕方ない内容で話自体はそんなに面白くなか>>続きを読む

呪怨(1999年製作の映画)

3.6

んーこれが最初だと思うと衝撃はわかるけど。まだ伽倻子のビジュアルも含めて完成はしてない感じ(それを楽しむべき)。話はちょっとよくわからなかった。
劇場版の呪怨というと、何も起こらないただの家の中とかの
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ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)

3.7

スタート直後は激突チェーンソーマサクルって感じで好調だったのにその後の展開で見事に置いてけぼりをくらった。あんなダイナーと州警察と予知能力のあるおばちゃんが出てきたら普通のホラーならもう大丈夫そうだが>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.1

構成がなんか難しくて消化不良というかそもそも話がよくわからんかったけど映像が素敵すぎたのでよかった。身重の女が横たわるホテルの部屋と、水辺で寝るアンドレイの枕元で燃える詩集の場面がとりわけて美しい。

サクリファイス(1986年製作の映画)

3.9

いい燃えっぷりだった。とてもよく燃えていた。

こういうのを撮らせたらクストリッツァは本当に上手いんだな〜と痛感した。光と影の緻密な計算が生み出す神々しさと不穏さは全体にわたって見事だし、最初の飛来で
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

これはシャーリー以上にトニーについての映画だ!イタリア系移民ばんざい!
どんな白人よりも白人的な教養を備えた黒人ピアニストにリトル・リチャードとフライドチキンを教えるトニー、彼が属しているのは高い教養
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

思ってたのと違う展開になってびっくりしたけどまあいいか。60年代のポップスって劇場の音響で聴くとムチャクチャあがるよね。あとで自宅のステレオで聴いてもそんなでもないんだけど。

(調べてたら作中しれっ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

リバプールには行ったのにインドには行かなかった。

はらわたマン(2019年製作の映画)

3.9

「いけにえマン」と二本立てで鑑賞。「いけにえマン」のほうが好みだったけど「はらわたマン」のほうが出来が良かった。