セッセエリボーさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

セッセエリボー

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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.7

すごい。茫然とした。80年代のSFらしく頭でっかちなんだけどセカイ系の先駆けな感じもあって好みは分かれそうとはいえ、それ以前の全てのSFを引き継ぎそれ以降の全てのSFにバトンを渡す感じが最高。あとIM>>続きを読む

我ら山人たち(1974年製作の映画)

4.3

これは、好き!ぼおっと見てただけなんだけどぼおっと見応えがある映画。荒削りな気品があってカラーでタル・ベーラ観てるみたい。スイスのこんな山奥にも虫コナーズはあるんですねえ。
話はほぼ右から左。映像とあ
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山の焚火(1985年製作の映画)

3.9

山のライフ。黄昏時の光の感じとかとてもきれいですばらしいんだけどちょっとテンポがゆっくりすぎて。寝て起きたら冬になっていた。

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.3

「夏のワルツ(Sommarvalsen)」という北欧の唱歌があります。2週間ぐらいしかない短い夏に、その大地の恵みに、北欧の人たちは深い感謝を示して踊って祝福するそうです。フリーフォート(Frifot>>続きを読む

アシク・ケリブ(1988年製作の映画)

4.0

2020.5.19 @UPLINK CLOUD
傑作。歌舞伎みたい。サントラやばすぎ。

2022.9.17 @新文芸坐
さすがに伝統芸能すぎてよくわからない。師匠の詩人を埋葬するところなど、ドンブラ
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.0

10年前に午後のロードショーで初めて見たとき名物ブリッジウォークを見逃す痛恨のミスを犯し、いつかリベンジをと思ってたやつ。その時も思ったけど全然ホラーっぽくない。最後の方なんかほぼヒーローもの。神父た>>続きを読む

スラム砦の伝説(1984年製作の映画)

4.5

2020.5.19 @UPLINK CLOUD
高地の歪んだ地形が生み出す唯一無二の構図。非対称な岩の形が静止している画面にも不思議な動きをもたらす。高低差を生かして同じ画面の中に垂直の関係性を生み出
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ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談(2017年製作の映画)

4.4

バカ怖い、、久しぶりに洋画ホラーで観終わったあとトイレとか行けないやつだった。そのへんの何でもない音とか光にも過敏になってしまう。本当に怖かった。
だけに、後半もったいねえ〜〜。世にも奇妙な物語じゃん
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ざくろの色(1971年製作の映画)

4.0

2017.7.29 @早稲田松竹
どうしても眠くなってしまう人には、「全てのシーンで『ボケて』をやってみる」という鑑賞法を提案します。

2020.5.14 @UPLINK CLOUD
3年経ったから
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火の馬(1964年製作の映画)

4.8

2017.7.29 @早稲田松竹
どこまでオモシロとして見ればいいのかわからないが、撮影者の息づかいまで聞こえそうな力入りすぎのカメラがかっこいい!ソビエトといっても広いもので中央アジア寄りの民族の感
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夢の丘(2019年製作の映画)

3.5

油断してたら話わかんなかった。高橋洋の映画の女って表情とか動きとかちょっと異様な鋭さがあってこわい。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.7

「唇が!」「大きすぎる…!」

アルジェント版『サスペリア』の150倍面白い。カメラワークとかよく見るとめちゃくちゃしっかりしてるんだけどそれどころじゃなく腹抱えて笑った。日本のゴブリンはゴダイゴとい
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Shadowed(原題)(2020年製作の映画)

3.3

アイデア勝負 おばさんお留守番シリーズ
これはギャグ

Pictured(原題)(2014年製作の映画)

3.5

世にも奇妙な物語。このおばさんメンタルいかつすぎ。こんな絵飾んなや!

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.8

発券時点で埋まっていた席のほとんどが空席というゴーストだらけの映画館で鑑賞。ん〜〜本じゃなくても、、というところが一番惜しい。「マィキィ・ウォカァ」とか言うクソ強いヤツが追いかけてくる話が子供の頃怖か>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

3.9

サービス精神のなせる技、激胸熱展開。キレがありすぎて逆にそんなに怖くない。
選曲の妙味が…。Dead man's bonesっていう最近のバンドの「キミの寝てる部屋で」っていうすっげえ気色悪い曲が流れ
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.7

【呪いの電話あるある】
出るまで待ってくれる

電話アポ入れると入れる呪いの村。優秀なガイドのおかげもあって、残念ながら1秒も怖くない。消化不良もわかる。でもこの単一民族国家が内包する「異界」(この場
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

5.0

何回見ても素晴らしいのは素晴らしいんだが、眠いのは眠い。特に前半部、ここまで全力で注ぎ込める知力、エネルギー、マネー、圧倒される。よく考えたらドアーズのジャケみたいなシーンで始まって終わる映画だった。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

あまりにも、あまりにも素晴らしい。これ以上映画に望むものは何もないのではないか。

MAMA(2013年製作の映画)

3.4

へんなものを見たなあという気持ちになった。
美少女ヴィクトリアの眼鏡かけてからの変貌っぷりにびっくり。絶対コンタクトにした方がいいと思うよ。

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.4

す、すごい…けどガリーヤかわいそすぎる。あんなヤツにあんなに献身的に尽くさなくていいのに。日本語いっぱい出てきた。

幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.0

見るだけで台湾近代史が何となくわかるようになっていて助かった。こういうのが沁みる年齢になったな〜と思いつつ、チーに比べて自分の生活が腐りすぎているのでしんどくなる。チーが生まれた瞬間の外と中の対比と、>>続きを読む

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

4.2

詩は、こういうときのためにある。暗くなってからでは読めない。

震え上がるような瞬間がいくつかあったものの、サタンタンゴほどは長回しに必然性を感じなかった。あとクライマックスからが真っ暗で眠すぎる。ク
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アス(2019年製作の映画)

4.6

『パラサイト』と同じぐらい降りる。もっと降りるかもしれない。
序盤の盛り上げ方が激コワ。無数の偶然(co-incidence)を重ねに重ねる、不気味さと同時に変な高揚感を引き起こす手腕。特に前半はちょ
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ほんとうに映した!妖怪カメラ(2015年製作の映画)

3.2

へびたさん一言も頼んでないのに平気で脱ぎ出すわけで……いましろさんが食レポする阿佐ヶ谷のインドカレー屋は自分もしばしば利用するわけで……

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.8

『レディ・プレイヤー1』のほうがおもしろい。
(どっちかというと原作のせいではないか?とも思う、未読だけど)

あんなに気をつけたのに結局キューブリック版の続編を期待してしまった、もったいない。150
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ソムニア 悪夢の少年(2016年製作の映画)

4.0

おもしろい!この人の映画めちゃくちゃエモーショナルだな。『ウィジャ ビギニング』に比べるとカメラワーク、演出は大人しめ。部分的には『エスター』みたいな話だけど根の素直さでほっこりさせてくれるコーディく>>続きを読む

ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

4.4

めちゃおもしろかった!カッコいい!マイキーの活躍の仕方たまらん!
話はまとまってるようなまとまってないような。エンドロール後のくだりがよくわからんと思ったら、これ何かの続編だったのか。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

降りる、降りる、何層にも分けられた街を、まだ下へ、まだ下へ。上で吐いたものが噴出する、逃げ場のない臭い水の中へ。
想像の4倍ぐらいの密度で来たので全然消化できなかった、あと何回見たらええんや…。パジャ
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.5

なんかあんまノレなかった。犬ヶ島みたいななんちゃってエスニックがほしかったのか。