KZKさんの映画レビュー・感想・評価

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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

斬新な表現方法
序盤で「遭難者が生還」というネット記事がさりげなく映し出され、物語最期の娘の生還が暗示されている。
ただ残念ながら日本語字幕版の場合、英語で書かれているネット記事のうちの当該記事だけが
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千年女優(2001年製作の映画)

3.5

メモ
愛ではなく狂気
マクガフィン
輪廻、繰り返し、ロータス、円、紡ぎ機
ロータスから宇宙へ=死、新たな輪廻へ、次の女優人生
カギの意味
地震の意味
カメラを向けられた=演技がスタートした
メイドの目
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ベネディクトカンバーバッチ観たさに劇場へ。う〜ん…正直期待ハズレ感は否めない。続編は観なくてもいいかな、と。
ストーリーは在り来たりだけど、映像技術は素晴らしく、一見の価値あり。映像技術博覧会みたいな
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

パプリカ、パーフェクトブルーに続けて見た今敏作品3つ目、残る映画は千年女優のみ。寂しいが観ずにはいられない。
夢や妄想の世界がほぼ出てこない作品で、今敏作品の中では圧倒的に観やすい。ただ、あの頭が痛く
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

・先日観たパプリカでドはまりした今監督の初監督作品。
・ネット、ストーカー、アイドルといった切り口は現代でも全く色あせることのないテーマ。90年代後半のネット黎明期にこの観点でアニメを作ったのが凄い。
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・幼い頃に受けた虐待により、別人になりたいと変身願望をもつようになった男。
・サナギから羽化し変身する蛾のように、自分も別の存在に変わりたい。彼にとっては変身対象がたまたま女性だった。(身の回りにあっ
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トータル・リコール(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・「胡蝶の夢」や映画「マトリックス」のような、今いる世界が夢と現実どちらなのか分からなくなる話。
・スタンダードに解釈するなら、「二重スパイの男が愛を貫き、コロニーを独立に導くハッピーエンドの話」
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品。
判で押したような繰り返しの日々から脱出するには、新しいことを学び、積極的に人と交わるしかない、という教訓譚。
ジムキャリーの「イエスマン」と並んで、ポジティブな気持ちになれる作品。ヒロ
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ハリーの災難(1955年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

自分には合わなかった作品。
普通に見ていて余りにつまらなく、2倍速で見てしまった。ヒッチコック作品だからと最後まで見たが、名も知らぬ監督の作品なら途中で見るのをやめていた。
イギリス流のブラックコメデ
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・前から気になりつつも敬遠していた作品。観たら一発でハマってしまい、三回連続で観てしまった。
・以下、誤りも多いかもしれないが自分なりの考察をメモ。

・氷室について。氷室は女装癖のある同性愛者。自室
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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

リメイク版のポセイドンしか見たことがなかったので借りてみた。

以下、自分なりの解釈。
冒頭、モーセが十戒を受けたマタイ山についてベル氏が妻に話すシーンがある。このシーンにより、スコット牧師がモーセ役
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インシテミル 7日間のデス・ゲーム(2010年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ソリッドシチュエーションスリラーの一種。謎の組織による「高待遇の心理実験」の名の下に集まった人々が七日間監禁され、極限状態の中で疑心暗鬼になり事件が起きる。
シチュエーションは好きだが、全てにおいてリ
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

・宣伝文句の通りキレイに騙された。
・どんでん返し系の映画は「キレイに騙される」のが楽しいのであって、初見時に必死にタネや伏線を探す人は、損してるんじゃないかと思う。(当然、楽しみ方は人それぞれで正し
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フィッシュストーリー(2009年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

伊坂幸太郎らしい作品。「21世紀のおとぎ話(教訓を含んだ寓話)」とでもいえるかもしれない。
正のバタフライ効果といえばよいのか、過去のちょっとしたことが「ピタゴラスイッチ」でいう一つ一つの仕掛けとなっ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・途中からバッドエンドしか予想できず、胃が痛くなった作品。よく練られた脚本。是非、「詐欺を仕掛ける人達側」の視点を描いた映画も作ってほしい。
・おじさんを通り越してもうおじいさんに近いジェフリー・ラッ
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ホワイトアウト(2000年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

時々無性に観たくなる、個人的に好きな作品。

世間の評価は低いものの、アルマゲドンやセルラーのような「ごく普通の人が大きな事件に巻き込まれる」系のストーリーに弱い私は、この作品も例に漏れず好き。

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