古池さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

情婦(1957年製作の映画)

4.0

何はともあれ、ウィルフリッド卿!
ストーリーも、もちろん面白いし、動くマレーネ・ディートリッヒを観たのは、たぶん初めてで(訂正・観てた…)「なるほど、彼女が」と思いましたが、謎解きには、やっぱりキャラ
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.8

ニッチな市場を狙え!

ローラが魅力的。「皆に◯◯されるのを見たくなかった。あれは嫌な気分よ」って、なんて強く優しいんだ~。
試作品ブーツのジッパーを、ぐわーっとあげるシーンの高揚感。良いですね!
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ドクター・ドリトル(1998年製作の映画)

3.6

映画館で観た気が、しなくもない。そのとき以来?に。
児童文学から、動物と話せるお医者さんという設定だけ原案として、引き継いだコメディ。
息子と観たけど、ちょいお色気匂わせシーンや、その手のジョークあっ
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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年製作の映画)

3.7

記録(感想と言う感想もないです)
何回も映画化されてること自体、知らなかった…。
録画してたから観たら、ジャック・ニコルソンのじゃなかった→なんか、何度も映画化されてる→ヴィスコンティ?→どっちでもな
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飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)

3.9

「死の砂漠を脱出する男たちの壮絶な奮闘!」ってDVDパッケージの謳い文句に書かれてますが。そうなんだけど極限状態のあれこれ、と言う言葉から想像するよりは、それほどキリキリしていないかも。機長と航空技師>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

記録。
良かったです。責任のある立場に置かれた人にとって、自分を一個人として扱われ、その上で信頼されるというのは、孤独な心に染み渡るものがあるのでしょうか。
ヘレナ・ボナム=カーターも、チャーミング
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

3.7

一人の、人生の折り返し地点一歩手前の出来事と考えると、それなりにいろいろ起こるけど、わりと誰にでも起こり得る。映画としては、起伏の少ない部類。正直に言うと、前半ちょこちょこ寝てしまった。
とは言っても
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分で自分の道を切り開く展開に、成り行きでの共同戦線から信頼へ!とか、ステキ要素満載なのです。
が。けっこう怖いと言うか、身につまされる話だったり。
誘拐後、ラプンツェルを娘として塔に監禁状態で育てる
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めし(1951年製作の映画)

3.8

観てて、地味にキツイものが 笑
原節子さん演じる主婦の抱える闇、身に覚えが…。
さんざん、引っ掻き回された小娘(夫の姪っ子)のわかったような台詞に笑う原節子さん!とても印象的なシーンでしたね。
原節子
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絞殺魔(1968年製作の映画)

3.9

独特の後味。犯人探しよりも、その後が肝でしょうか。
犯行後の遺体は、ほぼ映さず、そういう点でショッキングな映像は、ほぼ無し。実話をもとにした映画だそうですが、じわじわともちょっと違う、底のほうに沈殿し
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.7

「そんなドツボで新鮮な空気を吸ってなんになる」だから「長い一日を耐えるために」……

禁断症状シーンに、うわっ。ぐにゃりと意識が歪む感覚の疑似体験、怖い…となった記憶だけが、微かに残る状態で、久々に観
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

-

風景と、お衣装とホテルの内装含めた色彩が美麗。
女児の衣装、ワンピースにお帽子とか可愛い。ご婦人方の海辺でもスーツ風ドレス?に、日除けの、ふわっふわした薄布をたなびかせたお帽子とか!浮世離れした上流の
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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.6

大変だな…。
性能の良い頭脳を駆使しないと這い出せないけど、清濁あわせのむのも疲弊するだろうなあ。
するすると観易いけど、ちょっと苦味あり。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.3

「自分では見られないでしょ」
自分の後ろ姿すら、見られない。写真や鏡にうつされた状態が限界。

ヤンヤンのお父さん、見かけは普通なのに、あの色気は何…と、うっとりしていたから、もだもだとやるせないあれ
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スリ(掏摸)(1959年製作の映画)

3.8

スリのレクチャーや実施シーンが妙に色気あり。
後は、だいぶラスコーリニコフ(罪と罰)
短くて台詞も少ないけど、こういう映画こそ、集中力が必要ということを思い出しました。
台詞のシーン、ほぼ全部くらいの
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.6

闇を切り裂く光。光によって浮かび上がる暗がり。影。
埃っぽい体育館や校舎に射す、柔らかな光。
ハニー不在時のあれこれな前半に「桐島、部活~」?と、ちょっとだけ思ってしまった。
正直、後半寄りの中盤?は
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親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.9

クムジャ先輩!
コメディ風な前半は、勢いで観られるから楽なんだけど、後半のシリアスで重苦しい雰囲気に「あ~…トーンが変わってきた。どうすれば…?」と一瞬の退屈さと居心地の悪さを味わわされました。
が、
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.6

どことなく「好きにならずにいられない」のフーシを彷彿とさせる主人公でした。
「なんで、そこまで?なんで??」って、観客を、じりじりさせます。
こちらは、一見、きちんとした紳士だけど。そして、こちらのほ
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ボーダレス ぼくの船の国境線/ゼロ地帯の子どもたち(2014年製作の映画)

-

記録
静かな映画。あぁ、と思うシーンはあったけれど、もう少し集中できると言うか、心が落ち着いているときに、観る必要のある映画だったかも。

わんわん物語(1955年製作の映画)

3.6

スパゲティを食べるデートシーンで有名な映画。そこしか、知らなかったです。
犬の世界の、身分違いの恋。お嬢が不良に惹かれる話。
ご近所老犬の活躍もあるし、新人(飼い主の赤子)への複雑な心境もあります。
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ハートビート(2016年製作の映画)

3.6

気軽に観られて楽しいし、嫌いじゃないです。少々、飽きるけど、良くも悪くもシンプルな青春物。
とりあえずソノヤ・ミズノに視線が行きますね…。ソノヤ・ミズノの輝きを観るにも、良い映画。
あ~!もっと映して
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若草物語(1994年製作の映画)

3.9

子どもと分割視聴。大丈夫、公園にも連れて行ってます!(謎の申し開き)
娘が、第四若草物語まで読んだそうなので。私は、ハウス世界名作劇場のアニメのみです…。

とてもバランスが良いし、おもしろい。風景も
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インナー・ワーキング(2016年製作の映画)

-

モアナと同時上映の短編。
台詞らしい台詞無しで、ふふっと笑えるは、笑えるけれど。
ちょっと内容に捻りが無さすぎるような。ちょっと親世代に媚び過ぎてるような。
納得はするけど、ちょっと夢が無い気が。

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.2

気分としては付き添いメインで、そんなに期待してなかったんですけど、とっても良かった!
モアナ、女が惚れる女でした。
海に送り出されるシーンは、胸が熱くなった!
マウイとの目的達成のための関わり上の、ち
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.3

「たぶん忘れていた苦痛が帰ってくる」
「人は想像力があるから卑怯になる」

いーやー。激しいなぁ……。
もう、誰かに恨まれたくないから一言も話さないで余生を過ごそうかな…。て、気分にさせといて、あのラ
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

3.9

おもしろかったです。映像も、きれい。エンディングが、お洒落。
何年も前の映画だけど、ちょっとズートピア風なメッセージも。『誰でもなんにでも、ではないけれど』と言う点では、より現実的な気も。
私もネズミ
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団地(2015年製作の映画)

3.9

「そんなことがありえない。と、いうことが起きるのが団地」

おもしろい。『ゆるい』とも微妙に異なる、少し可笑しく、少しせつなく、少し不思議な。日常と地続きの不思議。日常こそ不思議。
フツウ(よりちょっ
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

4.2

おもしろいというお噂は、かねがね。
テンポ良し、キャラクター良し、すっごい楽しい!
口の悪い敏腕女スパイ素敵です。
レイナも良い。
下品だけど卑俗ではない下ネタが良い(意味不明)
今からでも遅くないか
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エコール(2004年製作の映画)

3.6

これは、こういう雰囲気が好みな人以外は、観るときの気分にも、多分に左右されそう。

写真集みたいに、綺麗な映像。
謎めいた寄宿舎。
純粋無垢な輝きを失うことへの罰?恐れ?憧れ?
渇望しては咎められ、拒
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

5.0

もう呼吸が困難になるレベルで、ときめく。
髭で飄々としていて食えない、でも優しい軍参謀…じゃなかった元新聞記者と、気が強くて我儘だけど愛らしさがある、トルメキア帝国第四皇女…じゃなくて、銀行家の令嬢の
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.2

凄い。導入部は、ちょっと笑えるシーンとか挟んでおきながら…。
完全な悪人ではなくても、まかり間違えればこんな目に……?
「お前は優しい奴だから…」

負のわらしべ長者状態。みんな誰かの憎い人。

しか
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.9

嫌だわ…面白い! 前二作に、ブツブツ言って申し訳ない。頑張って続けて良かった。助走は長いけど、ジャンプが高かった。…でも、やっぱりちょっと長い……けど…。

権力や富への執着、怖い。
人間臭い争いに、
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.7

記録 ちょっと、ながら見気味に。すいません。
ストーリーが展開しだして、面白いと言えば、面白いんですけど、ほんとファンタジー音痴なもので。
エルフの姫様?は、カッコよかったです。
マーティン・フリーマ
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

3.8

「歌は耳じゃなくて、心を揺さぶるもんだ!」
みたいな台詞がね。良い。

先に、中国版を観てしまったけど、こちらがオリジナル。
最初は、うわ、激しいお婆さんだな…と思うんだけど、そうならざるを得なかった
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.6

記録(映画の話は、ほぼしていません) 吹き替えで

ファンタジー音痴の上に、シリーズ長いのは手が出しにくくて、ロード・オブ・ザ・リングのシリーズも観てないんですけど。

「指輪物語」の知識も、遠い昔に
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イノセンス(2004年製作の映画)

-

好みの問題と言ってしまえば、それまでですが、CG?映像が、あんまり好きじゃなかった。
ghost in the shell(1995)は、街並みの映像だけでも、うっとりとトリップできたんですけど…。な
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