古池さんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

頭上の敵機(1949年製作の映画)

3.8

「この作品の空中戦シーンはすべて実戦でアメリカとドイツの空軍が撮影したものである」という字幕が序盤に出るこの映画。
反戦映画じゃない戦争映画の感想、ちょっと書いて良いのか戸惑いますが、まぁ、カッコいい
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.6

痛々しい。

この映画が話題になるまで、彼女のことを知らなかったので、ファンの方からしたら、間の抜けた意見かもしれませんが、めちゃくちゃ歌が良いですね。もちろん上手いんだろうけど、それだけではない、染
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.6

残念ながら、嵌まらなかったです。
なんか、やむにやまれず落ちた恋…!みたいに、思えなかったですね…。
ヒロインも主人公も、不誠実に思えてしまった…。主人公も、パトロンさんに対して、やけくそだったのかも
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悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.8

しゅっとした映像。
愛称「姫」が美しいわ~。
良くも悪くも?(いや、悪くないか?)後にひく映画ではなかったけど、わ~!カッコいいー!って、観てる間は良い感じ。

トップ・ハット(1935年製作の映画)

4.6

小粋~。
歌もダンスも台詞も小粋~!
笑顔になれる。
王道の勘違いストーリーも楽しい。オチも良いですよね~。
ロマンチックかつ心踊るダンスシーンは見惚れます。
これから元気になりたいとき含めて定期的に
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.7

プリンセス2が無邪気すぎ可愛い 笑
ほんとに、こんな描かれ方で、よく許可がでましたね 笑
エリザベス王女は、さすがに聡明で爽やかに。
知らなかった世界を覗いて、信頼と、少しのくすぐったさを含んだときめ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

最高だった。
内容も素晴らしいけど、悲しいとか嬉しいとかとも違って、熱量に反応して涙が出ることがあるけど、オープニングのミュージカルシーンから、涙が…。
大人のファンタジー。素晴らしい。
ありがとう!
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.9

イメージより随分とコメディ色が強いんだな。もっと淫靡な雰囲気かと…。と、思っていたら、悲恋要素との共存加減に、多少戸惑いを感じることは感じる。
でも、あの力技?どっちも全力でやって、ショーはゴージャス
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.9

良い!
こんな話だって、知らなかったです。(いや、正しくは、多少情報入れても忘れてた…失笑…)あの有名な雨の中で街灯の周りを、くるっと歌い踊るシーンしか見たことなかったから、ラブストーリーなのかな?く
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.1

素敵だ。
昔から、気にはなっていて、上映時かソフト化してか? 誰かに「面白いらしいんだけど、よくわからないらしいんだよねえ。」と、未練がましく話した記憶が。
好奇心のままに、観ておけば良かった。という
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フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.9

個人的には、好きです。
チープなコメディの皮をまとった映画。
マスコミの正義、学歴社会の歪み、一面的な物の見方の危険性、奇妙な友情、有るか無きかの微かな愛に似た感情。
魚人間と(魚人間になる前に)一夜
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.7

きれいな色彩。音楽。
共通の意中の人をめぐって、ぎこちなく気まずい友人同士。
ベッドで彼女が、煙草を好きな理由を話すシーンが好き(あのときの彼じゃ、ダメなんですかね?…ダメなんでしょうね)
気になる彼
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月光の囁き(1999年製作の映画)

3.9

お御足…。
ヒロインさつきにとって不幸か幸福かと言ったら、難しいんですけど。
運命というか出会ってしまって、お互いだけを求めてるから…。
仕方ないんでしょうね。
つぐみさんの透明感の強度が凄まじいです
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スヌーピーのバレンタイン/だいすきよ ちゃーりー・ぶらうん(1975年製作の映画)

3.6

これ、ほんとはPG-12とかじゃないの?というくらい、シビアでシニカル、さすがは「ピーナッツ」(選り抜きピーナッツ的な本を何冊かしか読んでないけど)と、思わせる部分と、頬を緩ませる部分の比率が素敵な3>>続きを読む

青空娘(1957年製作の映画)

3.9

もう、どこからつっこめば良いのやら。でも、嘲笑とかでもなく(まあ、にやけることは、にやけますが)「それで、ええねん」て、映画内の女中ヤエさんのごとく、言いたくなります。

でも、今の感覚で言うと奥さん
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

3.7

綺麗な話。時間差有りの交換日記みたいなものでしょうか。
すれ違いっぷりも、やり過ぎになる手前くらいで、丁寧に描かれているから、納得しやすいかと思います。
結局、恋愛だけが大事なのかよ~!と、ならない(
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.5

良かった…!

重大な事実も、雑談も
聞くことも、話すことも
全ては、なんて困難なんだろう。

ギスギスしていて、どうかしてる、と感じるかもしれないけれど、多かれ少なかれ、ああいう側面が、家族にはある
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.2

「俺の役割が、ちゃんとあると言われた。」
フレド…。
キューバの情勢が、よくわかっていないから、ちょっと難しいように感じたり、妙に異国情緒溢れたパーティーシーンばかりだな、と思っていたら、兄弟喧嘩か。
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.3

「嘘のうえに恋愛関係は成り立たないのに」

もう、最初は嫌悪感しかわかなくて所々に笑うとこもあるはあるけど、どういうテンションで観て良いかわからず観るの中断しようかと思ったくらいでしたが、途中から俄然
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.7

無駄に長文です。要約すれば、大好き、です。

「軽はずみは甘い誘惑だよ」
「軽はずみとは背徳でもある」

あぁっ。好き好き。偏屈そうなのに優しそうで、枯れてるように見せかけながらも情熱的。
台詞も映像
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ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.8

「距離と時間に対する憧れは、たぶん、人間にとって、心臓のときめきのようなものだろう」

前半はちょっと、ながら視聴気味にしてしまったので気がひけますが記録。わりと好きです。
自分で自分のボディをパカッ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.9

「(移住先で)まったくの他人と話すのもいいものよ」
これ、不安と期待に溢れた主人公が贈られる、印象的な台詞でした。
「(メイクに関して)あどけないのはダメ」
入国管理局対策で主人公のエイリシュが受ける
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.8

夫が絶妙に気持ち悪い。かつての恋人の幻影に、とり憑かれたような様子が上手い。
職場のOB会後に、無邪気に無遠慮に、みんな昔の輝きがなくなった。つまらない人間になった。という意の台詞を言うあたりも、夫の
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HARDWARE WARS ハードウェア・ウォーズ(1978年製作の映画)

2.9

可愛らしい。和む。味があって、良いなぁ。好きな人は、とても好きだと思う。隙間時間に和むには、充分素敵かと。
スターウォーズ観たことないので説得力に欠けますが、愛あるパロディだろうことは伝わりました。
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.7

この時代の結婚の重み、理解しきれていませんが。
脇役エピソードながら「結婚に夢をみられない女もいるのよ」みたいな台詞ね…。
ダーシーの役者さんに、個人的にはあんまり魅力を感じなかったので(すいません。
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

4.0

雪山と音楽が、最高に麗しい。
みんな容赦ない。躊躇なく殺る。
「正義は、いつ行われる?」
「あんたの処刑の日」って格好良い。

ロコ悪党だなあ。いろいろ言うとネタバレになりそうなので難しいですが、けっ
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リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード(2015年製作の映画)

3.8

雰囲気は2013年の短編のほうが好きですが、お祭り気分で、これはこれで好きです。
ちょっと地味そうな心優しい子って雰囲気のロッテに見せ場があるのも良いな。 キャラクターは、ほんとにみんな各々に個性があ
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リトル ウィッチ アカデミア(2013年製作の映画)

4.0

清く、正しく、可愛い♪
おひさまの匂いのしそうな、良いアニメです。
憧れ、友情、成長の予感。
躍動感あふれ、そして可愛い!みんな可愛い~。
私は、テレビアニメシリーズが始まってから(しかも1話は見逃し
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耳をすませば(1995年製作の映画)

3.8

地球屋に行きたい。

これ、苦手だったんですよ…。エンタメ趣味において、信頼してる友人に「大人になってからこそ、観るべき映画なんだよ~」って言われたときもピンとこなくて。『羨まし過ぎて鬱になる説』も、
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.8

良い話なんだけど…
映像も綺麗だし、良い話なんだけど…
私は、若干、もやもやしますね…
たぶん、私が冷たくて俗っぽいんだと思いますが…

サリー・ホーキンスは、痛々しい雰囲気も優しい雰囲気も出せて、好
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.7

キタ、キタ、キタ~~!って、なりそうで、ならない。
はっちゃけた展開のようでいて、個人的には、いまいち没頭できなかったような…。
と言いつつ、また観たいような気がしなくもないです。音楽は良かったです。
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黒い罠(1958年製作の映画)

5.0

凄い!真っ黒。漆黒の闇だ。
でも、完全な悪役ではない。なんて奥深い人物描写。 乾いた哀愁。
カッコ良すぎるだろ?!

「脚が言うんだよ」

アーティスト(2011年製作の映画)

4.8

なんて素敵なのかしら。なんてロマンチックなのかしら。なんてお洒落で、せつないのかしら。
そして、なんて可愛らしい犬なの…。

ジョージ…好き…。あの包みこむような笑顔。やさぐれて煙草をふかすさまです
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ドラえもん のび太と夢幻三剣士(1994年製作の映画)

3.7

ドラえもん自体、久々に観た。
のび太君は、ほんとに心が美しいな。

娘を誘ったら「バカっぽいからヤダ」ってお断りされて「え?!ドラえもんって作品がってこと?のび太がってこと?」と、絡んでしまった…。の
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ハッピー フィート(2006年製作の映画)

3.7

皇帝ペンギンが、つがいになる為に不可欠な「心の歌」が歌えないマンブル。彼は他のペンギンとは違って、心をダンスで表現する。群れに馴染めない彼の初めての友達は、陽気なアデリーペンギン達、アミーゴス。

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

惨めな自分と他人に、寄り添うということ。その苦しさと、泥に塗れた強さ。

観た。でも、言葉が上手く紡げないと思う。
原作を読んでから早20年とかなので、おぼろ気な記憶ですが、唯一と言って良いくらい記憶
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