プロット的には『ディセント』を彷彿とさせる感じでありつつ、基本的に頭から終わりまでギャグが通底している。画作りのせいか、良くも悪くもテレビ映画的スケール感。
ジャレッド・ヘスのテンポと画作りやっぱ好きだな。あとタッグの相方が何度見てもOKAMOTO’Sのボーカルの子に見えて仕方ない。
ビデオの抽象的なシーンの断続的に並べてるだけなのにあそこまで得体の知れない強さを出すことに成功したのは本当にエピックだと思う。
やはりビデオ版が一番怖い。70分と短い尺ながら全フレーム全てに不穏さと息苦しさが満ち満ちている。
あらゆる要素や観せたいシーンを全部入れるとダメになる典型。そういういいでは良い反面教師とも言える。
この映画にラモーンズは何度観ても本当にアガる。二重三重に意味がある。
ジョン・キャンディ、年取ってからの演技も観たかった。つくづく早逝が残念な俳優の一人。
ストルガツキィ兄弟版『ストーカー』をアレックス・ガーランドが撮ったらこうなりました、みたいな。
何度も見ている作品だけど、とにかく編集が恐ろしく上手い。かなり入り組んだプロットなのにかかわらず、話の構造やシステムを観客がすぐ分かる見せ方、構成にいつも感心する。