ヨウさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ヨウ

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(1990年製作の映画)

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たしかにフワフワした夢のような物語の数々
あんま印象には残らんけど叙情的な芸術空間には目を見張る
小説の短編集にした方がいろいろと良さそう
スコセッシおじさまが出てきたことが一番ビックリ

續姿三四郎(1945年製作の映画)

3.0

続編作らなくてもよかったんじゃ…
月形龍之介の一人二役がよかった
裸足で雪山で決闘、シンプルにヤバそう

虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

4.1

たぶん短編映画の中で一番好き
たったの60分で凄まじい重厚感と多幸感
生きるか死ぬかの瀬戸際を闊達に渡り歩く一行が観る者の心までを踊らせる
弁慶と義経、立ちはだかる関守、張り詰めた空気の中で行き交う仁
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一番美しく(1944年製作の映画)

3.2

ヒロインが黒澤と結婚するのか〜
戦争真っ只中にある女性の強靭な魂
ラストのクシャクシャな顔は記憶に残る

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

3.3

見どころがよう分からんかった、、、
たとえお金が無くとも人間は豊かでいられるっていうメッセージ?

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

4.1

原節子の演技力に泣かされた
自由意志を追い求めた高潔な者たちの物語
その精神は未来永劫日本人の胸に刻まれることであろう

オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ(2013年製作の映画)

4.3

ヤバい…トムヒとティルダ様が余りにも麗しすぎて尊死してもうた……
とにかくこの2人の破壊力ヤバすぎだろ…
ヴァンパイアと過去と現在という設定が良いね!
んでもって初期作のような人間関係の妙を反映させて
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お引越し(1993年製作の映画)

4.4

両親の離婚に翻弄される少女の多感な息遣い。三人一緒に暮らしたい。なのにどうして。やり場の無い思い。抑えきれぬ悶え。ありふれたファミリーストーリーで炸裂する過激な相米節は衝撃そのもの。「ありがとうござい>>続きを読む

影武者(1980年製作の映画)

4.2

武田家に隠された悲劇のストーリー
歴然たる信玄に扮したその役目
結末なんて誰の目にも明確だ
生かすべき時に生かし屠るべき時に屠る
あくまでも影武者にしかすぎない境遇が余りにも惨い
風林火山の旗のもと、
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どですかでん(1970年製作の映画)

4.3

黒澤明鑑賞15作品目。初めてカラーに触れたのだが想像以上にどハマり。黒澤の色彩感覚に唸らされた。貧民層の群像劇。胸糞、ユーモア、憂愁、感動、+と−の感情が絶妙に共存。一方はクソ野郎、もう一方は慈愛者と>>続きを読む

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.4

これかなりの胸糞映画…弱き者は葬り去られ強き者は甘い汁を吸い続ける。腐り切った社会構造。この無限ループから抜け出せないなんて遣る瀬無いこと限りなし…黒澤明の厳格な啓蒙に屈服させられたような心地だ…最悪>>続きを読む

どん底(1957年製作の映画)

3.5

ちょっと冗長的かなー
貧民窟で各々が伸び伸びと暮らしている光景は万引き家族を思い出した
人間結局は”どうしようもない”生き物ってことよ

野良犬(1949年製作の映画)

3.9

私が愛してやまない『マグノリア』にも通じているとは驚き😳
サツが拳銃を無くすっていうシチュエーション、PTAにもビビッとくるものがあったのかな。
茨の道ながらも犯人を追い詰めるヒリヒリ感は『天国と地獄
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.8

デビュー作にもしっかりそのダイナミズムが生きている
柔術家に焦点を当てた黒澤の視点が興味深い
池の木にしがみつく藤田進の描写
臨場感溢れる宿命の対峙
しっかりと爪痕を残したな

生きものの記録(1955年製作の映画)

4.0

反核映画の最高峰
被曝に怯える者の呻きがただただ胸を掻き毟る

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.3

人間の醜さってやつをよくもまあこんなにもスペクタクルに描いたものよ。壮絶な結末に卒倒せよ。

田舎司祭の日記(1950年製作の映画)

3.5

ブレッソンにしては全然印象に残らんな…
敬虔な魂も全て無に帰すという不条理

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

4.0

医師とヤクザの見えざる絆
志村喬の気持ちを考えただけで胸が痛くなる

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.5

『用心棒』に勝るとも劣らない大大大傑作やなあ
椿三十郎のカリスマ性と九人の武士たちのダメダメさ
カッコ良さに脳天ぶち抜かれるし愛しさに心が持ってかれる
親分が子分を想って考えさせ行動させる
こうした関
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

4.3

一世一代の国境越え
天下無双の落武者、啞に扮するお姫様、シュールな子分2人
言われてみればたしかにスターウォーズだ
緊迫の一騎打ちと以心伝心する人情
情けは人の為ならずとはまさに今作に相応しい
黒澤の
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ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)

3.9

ガトリング並みの会話テンポが堪らんね
それに付随する展開の激しさも小気味良い
邪な男、惑う女、弄ばれる男、三者の滑稽な構図

生きる(1952年製作の映画)

4.5

生きるってなんだ?与えられたものを機会的にこなす日々?忙しさに忙殺されること?そんなのは生きながらに死んでいるだけにすぎない。たとえ身を粉にしようと何かのために己を捧げること。その迸る情熱が究極の生を>>続きを読む

赤ひげ(1965年製作の映画)

4.3

本当に3時間あったのか疑うくらいの満足感。貧困と無知、歯止めの効かぬ悪病、放たれる不条理。のっぴきならぬ禍々しい社会に真っ向から立ち向かった赤ひげの魂は確かに人々の胸へ刻まれた。重厚と感動の筆致が傑作>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

4.4

全カットが神秘のベールに包まれたような高尚さ。鬱蒼とした森林。清らかな水辺。寄り添う亡霊と猿の精霊。未来予知と輪廻転生。ブンミおじさんの導く奇跡で得も言われぬ恍惚感に没頭。満ち満ちた生命の力強さをドバ>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

4.1

面白さだけでいったらシリーズNo. 1すね。西田敏行の大杉漣への煽りでガチで笑った。埋められた漣兄の顔が印象深い。もはやコメディ?終わり方もたけし映画らしくてさすがやね。大友よ、永遠に。
これにて北野
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.6

前編後編に分けた方が絶対よかったよなー
映画としてどうなのって思ったけど最後の方たのしめたからギリ及第点かな

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

3.2

ナレーションがひたすらにツボ
中盤までは割と面白おかしく観てたんだけどなぁ…
たけしのバカ映画はまあ一回だけなら観る価値あるかもよ?

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.3

はあぁぁ愛おしい
真っ直ぐな心に勝るものなんてないってことよ

ASU:日の出(2021年製作の映画)

4.2

東京国際映画祭にて。全然話題にはなってなかったけど自分は徹頭徹尾見入ってしまった。待望の男児を授かった母親に襲い掛かる病魔。自分の身体か新しい命か、究極の選択。その決断に寄り添う家族と最後まで我が子を>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

賛否両論いろいろあるだろうけどひとまずみんなでジェームズボンド然りダニエルクレイグに乾杯しようぜ。

P.S.アナデアルマスの破壊力ヤバすぎるだろ…

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.9

ちょっとストーリー掴みづらかったけどまあさすがパクチャヌク様って感じすね。綿密で壮大な復讐劇を支えたのは名状し難い高潔な愛。えぐみマシマシの描写とともに浴びせられる美々しいカタルシスが天下一品。宿命を>>続きを読む

イタリア旅行(1953年製作の映画)

4.1

ゴダールらヌーヴェルヴァーグ世代にどれほど絶大な影響を与えたかを肌身で感じた。男と女と車、そしてロケ地さえあれば天下無双の総合芸術へ昇華。倦怠期の夫婦、嫉妬と憎しみ、二転三転と原点回帰、何の変哲もない>>続きを読む

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

4.2

これはたけし映画のダークフォース。評価低いから全く期待しないで観たのに北野武TOP10に君臨するくらいハマった。現実、幻想、暴力、諧謔、悲哀etc たけしらしい作家性の限りを尽くしたピースの連結。メビ>>続きを読む

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

4.2

一作目よりも僅差で好きかも。お互い因縁だった大友と木村が手を組むっていう展開が激アツなのよな。花菱会なんていうまたやばそうな奴らも絡んできて更なる泥沼へ。今作から登場する西田敏行が個人的にめちゃくちゃ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.4

IMAX補正もあるけど酷評目立つのが嘘みたいに思えるくらいハマっちゃったよ。ブレイクスルーな映像美、ハンスジマーの劇伴、ティミーの麗しさ、それらはもちろん素晴らしいとしてシンプルにストーリーが面白かっ>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

4.0

ディズニーのより断然良いw
この世界観はたまらんなぁ
ヤンシュヴァンクマイエルに興味津々