ふふみさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ふふみ

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乱暴と待機(2010年製作の映画)

3.3

久しぶりに鑑賞。結構好きなやつ。
登場人物が全員うざくて面倒くさくてカッチョ悪い。
初めてみたときは殆どのシーンで首傾げたり眉を寄せたりしながら観てたけど、そのあとになんだか力なく笑えてくる。
「なに
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ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

1.2

まだシャバに居るのが不思議な馬鹿者たちが滅茶苦茶なことをする。
もちろん胸糞悪いけど、いまいち怒りが沸かないのはリアリティとか生々しさがないから。恐怖感もないのは臨場感がないから。
マイク性能はそこま
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

2.8

気色悪いのに全体的になんだかポップ。
全員ムカつくので誰が死んでも良い。

バスのシーンでYEN TOWN BANDカバーの「My way」が流れてナイス。
この世代にも聴かれてたりするのかな?

見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

韓国映画から中国リメイクに続きついに日本でもリメイク。
あらすじは変わらず面白いし、内容は国民性に合わせてアレンジされていて、ここ数年のサスペンス邦画の中でも良作だと思う。
ただ、臨場感と迫力は本家に
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.9

十数年ぶりに鑑賞したけど、ちょっとしたトラヴィスの仕草や表情も焼き付いていたらしく全部覚えてた。
それでもずっと釘付けにさせられる。
昔もそうしたように、最後バックミラーに映るトラヴィスの表情を二回巻
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

2.7

人気シリーズのスピンオフ。
そのシリーズに正直飽きてきたというのもあるけど、これも特に目新しい演出や個性的なストーリーはなく王道をなぞる仕上がり。
可もなく不可もなく危なげなくいつも通り起承転結する。
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.4

新参者シリーズを観ていなくても問題ない。
涙無くしては観られないやつ。
ミステリーと親子愛と阿部寛で鉄板な仕上がり。
ちょっと突っ込むと、昔の事件も今の事件も父娘の犯行には一人も目撃者が現れない。
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.3

実話をこのテイストでド直球で描く度胸が凄まじい。
被害者側も言ってしまうと同じ穴の狢だったから許されるのだろうか。

日頃からサクッと容易く人が殺される映画を観てると、時々こういうリアリティある描写に
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

2.8

終盤までは面白かったのにオチが中途半端で少し拍子抜け。
あの実が開いたら研究家の予想とは違う驚きの現象が起こることを期待してしまった。
結局この真菌は人間を絶滅させて植物に進化させたかっただけなのか。
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.4

美的センスがあって、ストーリーどうこうより目が楽しくて結局ずっと観れちゃうやつ。
そのことがファーストシーンから明確。
仲間たちのキャラクターも良い。
エンディングクレジットで流れるRoyksoppの
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スペイン一家監禁事件(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

久々に結構な胸糞映画。
父親へのツッコミどころはあるものの皆よく頑張ったし、束の間の安堵感の後だったから余計に胸糞。
長回しや画面分割で、懐かしの「24」を思わせる臨場感があって終始しっかりと引きつけ
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ゆるせない、逢いたい(2013年製作の映画)

2.8

キャスティングが丁度良かった。
こういうケースは少なくないのかもしれないけど、主人公のようにちゃんと訴えられる人は少ないのかもしれない。
彼のことが好きだったからこそ、有耶無耶にしなかったのが良かった
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レザーフェイス―悪魔のいけにえ(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

序盤と終盤以外は「悪魔のいけにえ」っぽくないけど、普通のスリラーとしてそこそこ楽しめる。
ずっと特に何の驚きも衝撃なく観てたけど、最後の最後に思わず「そっちかーいっ!」と声が出た。
「悪魔のいけにえ2
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あるスキャンダルの覚え書き(2006年製作の映画)

3.1

上質かと思わせておいて俗的な内容。
これと良く似た映画があったと思うけど思い出せない。
何にせよ女に執着する女っていうパターンは鉄板。
執着する方の女の視点で描かれているところは新鮮で、語りも心地良い
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告発の行方(1988年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

十代のときに観て衝撃を受けた作品。
事件の一部始終を描写したシーンはあまりに辛すぎて恐ろしすぎて、何より怒りが込み上げてくる。
改めて観ると当時これを地上波で放送したのが信じられないくらい。
もっと残
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スピード(1994年製作の映画)

3.5

誰が観ても安定して面白いやつ。
あまりタイプではなかったけど、若い頃のキアヌ・リーブスは改めて見ると間違いなくイケてる。
キリッとシャープなフェイスラインと眉、主張しすぎない上品な鼻と口、それでいて目
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

1.9

ティーンへのメッセージとしては良いんだけど、シンプルにつまらない。
キャッチーなのはタイトルだけ。
予告の時点で誰も死なないのは想像つくからもっと何か起こってくれないと...。
ゼロバンの死亡確認をし
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

とてもリアリティがあって未知のウィルス発覚からワクチンの完成までの流れがよく分かる。
この映画で描かれているハプニングや不平等な事も当然実際にあるだろうと思う。
人間の順応力は凄まじい。

一般的なパ
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湿地(2006年製作の映画)

3.1

ああ、観終わったあとの心境がまさに湿地帯。
「目はなんのためにあるの?」
「泣くためよ」の台詞でバッと冒頭の少女の顔が蘇って涙が浮かんだ。
彼らが生まれてきたことの意味を見出してあげたいのに、父親を殺
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ゴシカ(2003年製作の映画)

3.2

当時劇場で観て以来、その内もう一回観ようと思っていたのに15年以上経った今になってしまった。
当時こういうジャンルをこんな豪華キャストでやるのが画期的だったから、かなり期待して観に行った記憶がある。
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ミック・テイラー 史上最強の追跡者(2013年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ウルフ・クリークは有名なのに、どうしてわざわざ邦題をおっさんの名前にしたのか謎。
描写はのっけから過激だけど全体的にはカラッとしていてなんだかポップな仕上がり。
ミックが善人のフリして若者と戯れながら
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メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

2.5

子供向きだしCGが安っぽいけど、モフモフが堪能できるし可愛くて気軽に楽しめる。
ジェニファー・ガーナーとマリーナ・ワイズマンが似てて本当の母娘みたい。

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ちゃんとミステリーしてる。
彼女が怪しいとは思ったし刑事の過去の悲劇もキーポイントだとは思ったけど、娘も死んでしまっていると思い込んでいたから読めなかった。オチも面白い。
ただ、芝居とはいえ娘仇と寝る
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search/サーチ(2018年製作の映画)

2.6

前評判に期待が過ぎてしまった!
この構成は他の映画で慣らしてたから抵抗ないはずだったけど、このテーマとストーリーには向かない気がする。
ストーリーは面白いから、普通に撮ったらもっと盛り上がりそうだし客
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アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

2.5

POVよりは見やすいし嫌いじゃないけど、やっぱり映画を観てるっていう気分になれない。
仲間とのチャットが主だから同じ構成の映画「search」よりはシチュエーションが自然に成り立っている。
ストーリー
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食べる女(2018年製作の映画)

2.0

テーマには同意できるし女の連帯感の尊さにも共感できる。
ただ、観ていてちょいちょい鼻に付くこの感じはなんだろう?
全キャスティングが派手すぎるせいなのか。危なげなくまとめてて冒険してないなぁって思っち
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.0

純文学的要素があるありふれた物語だけど、観光ガイドでは見られない函館のローカルな街並みと俳優陣の細やかな表情が楽しめる。
光の撮り方が印象的で知らない街へ行きたくなる映像。
こういう風に表現できたら、
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ナラタージュ(2017年製作の映画)

2.3

うーん。ちょっと観てて疲れた。
ロケーションと映像演出は良いけどそれで持つほどではないストーリーで飽きてしまう。
主要キャストのファンには楽しめるのかもしれないけど、やっぱり自分は彼らがあまり好みでは
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捨てがたき人々(2012年製作の映画)

2.8

人間の隠したい部分をさらけ出して本質を描こうとしてる内容。
狸穴は間違いなくクズなんだけど何故か憎めないのは正直だから。
他の登場人物の方が嘘つきな分醜く感じる。
突拍子ないような、ありがちなような、
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密かな企み(2019年製作の映画)

1.8

従来のパターンをなぞったとってもありがちなやつ。
犯人も出オチ。

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.9

映像の美しさに驚いた!
3からもう9年かぁ。
一流クリエイターが実現するCGの進化を実感した。
背景もキャラクターも気持ち良い質感を楽しめる。

その技術面ではもちろん過去最高だけど、ストーリーは過去
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

こういうテーマはこれくらい上質に作られてこそ万人に伝わる。
R指定なんて必要ないんじゃないかってくらい美しい映像で描かれた純粋な恋物語。
もちろん砂浜のシーンが美しいけど、個人的には大人になったシャロ
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しゃぼん玉(2016年製作の映画)

4.3

ファーストシーンとラストシーンのコントラストの違いが印象的。
どちらのインパクトも好き。

市原悦子の優しい声と椎葉村の美しい風景が心をほぐしてくれる。
日本昔ばなしをリアルタイムで観ていた世代にとっ
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火花(2017年製作の映画)

2.5

amazonプライムで鑑賞。
うーん、やっぱり役者が芸人を演じるのを観るのがちょっと苦手。
なんだろう、くすぐったいと言うか小っ恥ずかしいような気分になる。
せっかく芸人の原作を芸人の監督がやるんだか
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マッド・ダディ(2017年製作の映画)

2.5

笑えるところはいくつかあるけど、盛り上がっていきそうで今一つだった感じ。
出産直後のあのシーンには冷えた!
だけどあんなに潔くバッサリ締めるなら、もっとぶっ飛んで収拾つかなくなってからでも良かった気が
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

久しぶりにもう一つのシャイニングと見比べ。
こうして改めて観るとスティーブン・キングが酷評した理由は分かる。とにかく人物描写が冷たいんだな。
ジャック・ニコルソンが演じるジャック・トランスは登場から傲
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