PARPAR8266さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

マイ・ダディのムロツヨシを観てからムロツヨシが苦手になったんだけど、今作で払拭出来た。ありがとう、吉田恵輔監督。(ムロツヨシファンの方、勝手な物言いすみません。)

で、本作!!めっちゃくちゃオモロい
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

続々と湧いて出てくるかのごとく、脇役の豪華さよ。笑
そして、脇で信じられないくらい楽しむ名俳優たち。素晴らしい。

最初ゲイリー見た時「これ15歳は無理あんぜ?」と思ったけど、だんだん見えてくるんだも
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.6

ケイリー・ライカートの作品を観てるのかな?と勘違い起こしそうなくらい類似していたが、こちらの作品に影響受けたのがケイリー・ライカートということで納得。

ワンダは何もかも失い、無気力にただただ彷徨うだ
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細い目(2004年製作の映画)

3.7

無知な状態で鑑賞したけど、作品の世界観に入りやすくて、気がつくと同時にときめいたり、キューっと胸を突かれていたり。

他の方のレビューを見て中国系とマレー系の恋愛が【タブー】だった、というのを見て知っ
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夜明けの夫婦(2021年製作の映画)

3.6

この監督の作品は演劇も含めて好きなので期待して観たがゆえに、今回はそんなに。。
鄭さんのそもそもの情緒不安定具合が不気味でもあり、ストーリーの肝なのだろうけど、なんだか受け入れきれない。

岩谷さんは
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

ん?予告で伝わったことをフル尺で観た。という印象。

広島のヤンチャな夜の生活音は馴染みがあるため、そこはすごく高揚した。
そうそう、そうなんだよ、あの音があるからこそリアリティが◎

終盤、思わぬハ
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パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)

3.7

自分の知識では到底理解に追いつかない作品だと思うが、何も分からなくても『なんか面白い』。
この当時の時代背景を学ぶことで、より理解が深まることは言わずもがな。
だけど、だけど、もうメインビジュアルのジ
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フィラデルフィア物語(1940年製作の映画)

3.7

会話のテンポが速すぎて話に全然ついて行けないし、今はどういう状況なのだ?と考えたりしていたけども、時間と物語は止まってくれないから、身を任せて観ることにした。そしたら、ラストにグッときた。

そもそも
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.8

ビリー・ワイルダー監督作品ということで、ようやく鑑賞。

さすがの脚本と構成。
何十年も昔の作品ですが、今観ても楽しめる。というか、ノーマ役の女優さんの鬼気迫る演技が凄い。
若々しくて美しくも見えるし
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あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.0

おいーーーーーーー!
めっちゃ良作やんかーーーーーーい!
悔しい。。イントロダクションを再鑑賞しなくては、、、
ああああ!!!悔しすぎる。観たのにもう一度イントロダクションを観たくなるあたり、やっぱり
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イントロダクション(2020年製作の映画)

3.6

THEホンサンスと言わんばかりの作品。
眠さとの戦いで全部のセリフを受け止めた自信はないが、ただなんだか心地よさと、人の機微に触れれる瞬間があるんだよな。

意味深だけど、そもそも人間なんてよく分かん
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

良いわ〜。この映画。
個人的に是枝作品の中でTOP3に入りました。
日本の是枝監督と韓国キャストでのコラボレーションにしては豪華すぎるメインメンバー。ただ、どこか“ミーハー向け”なキャスティングだなあ
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

ほっこりあったか映画だな〜と思ったら、岡田惠和さん脚本ね。納得。

要所要所に少し不安にさせる展開の作り方といい、グッと来るポイントの出し方といい、さすがでした。

芦田愛菜ちゃんのこのキャラいいなー
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三姉妹(2020年製作の映画)

4.3

素晴らしい。思っていたよりも何倍も良い映画だった。
『三姉妹』というタイトルだけあって、3人姉妹の物語ではあるのだが、そこだけではない。でも究極それに尽きる。
なんだろう。結構想定外に号泣した。
隣に
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.8

見惚れる。アル・パチーノという名俳優の凄さに。
変わり変わるファッション、ヘアースタイルも観てて面白いが、静かに沸々と熱を帯びていくセルピコという人間の情熱に見惚れた。
こんなにも不甲斐ない、というか
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.9

セボム(娘)!!もう、本当に!!!!やってくれるぜ!
ユンヒとジュンの物語のように見えて、
セボムとユンヒの物語感が強くて、そこがたまらない。
なんて良い娘なんだ!!!!!もう!


ゆくゆくは…と予
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声もなく(2020年製作の映画)

3.6

ユ・アインは喋んなくても最強。
そもそもあの苦悩顔が凄く良くて好きなんだけど、今回はその中でも表情のオンパレード。

ストーリーは思っていたものとは全く違うくて、『あれ?』って感じだったけど、
結局、
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その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.8

そうだった。ダルデンヌ監督作品ってこうだった。
いつのまにかというよりファーストカットから一気に世界に誘われ、そのまま最小限の音楽と演出で一気に抜け出せなくなる。
時折ハラハラする瞬間があるからこそ目
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

3.4

気楽に観れるし、かつ笑える。
山田孝之のアクションのキレの良さと
尾上寛之さんの人を苛立たせる感じとか、それこそ堤真一さんのダメ人間具合とか、
やっぱりこれだけの出演者だから成り立っているだけのことは
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

ちゃんと面白かった。
主演の2人の掛け合いが抜群に良くて、そもそも清原果耶ちゃんは『俺の話は長い』のときに会話上手いな〜って思ってたけど、成田凌もGoodだった!知らなかった。

不器用な2人の普通な
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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

3.7

低スコアだからあまり期待してなかったけど、メンツ的に観ないわけにはいかないから観てみたら、見応えあるし普通に面白かった。

いろいろ不明確なことが多すぎて、主人公と同じように視聴者側も混乱してくる。
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

新作が観たくて、鑑賞。恥ずかしながらこの名作を初鑑賞です。

若かりしトムクルーズの圧倒的なヤンチャで無謀で生意気な感じは確立してる。

なのに憎めないんだよな〜。

ストーリーとしては王道中の王道で
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

なんじゃこりゃのオンパレード!
なんだか色々詰め込み放題やりたい放題に見えてたんだけど、改めてレビューを記そうとすると一寸考えさせられる部分があったな、と。
【チタン】という金属を通して、
生と性に対
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.7

場面の切り替わり方が洒落ていた印象。
全てに忠実に向き合い再現しようとするとこのボリュームでは足りないと思うところだが、ヘビーな事件とカポーティの苦悩、葛藤シーンですらも、軽妙にストーリーを展開させる
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

さすが李相日監督。
心地よい音楽使いと着実に沸々と温度を上げていく過程はお見事。
ずっと観ていられる。
そして山場を迎えた時にはこっちが崩壊しそうな感覚にまで陥れてくれる。凄すぎる。

広瀬すずちゃん
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.1

好き!めっちゃくちゃ良い!
観終わったときの体感は105分より全然長く感じたけど、それは疲労感や退屈感を味わったのではなく、充足感がずっと続いていたからだと思う。
ぶっちゃけ観る前は『寝ちゃいそう〜』
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.7

同じ日本、いや同じ関東でリアルに存在している難民問題。
クルド人のことに関しては『東京クルド』等で、にわかに知った気で居たからこそ、より打ちのめされるのかと思いきや、なんかそこまでグッと来なかったのが
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.8

控えめに言って最強でした。

くそ泣きました。
でもこれは序章に過ぎない。
観れば観るほど味が出る。そんな気がしてたまらんです。
初見だと、ラジオインタビューしている言葉、そのシチュエーションに追いつ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

ん〜、期待し過ぎた。
拷問のシーンや殺害シーンにおいてはこれでもか!というくらいグロテスクだし、それはそれでインパクトが強いけど“それ“でしかない。
『阿部さんの怖さがヤバイ』とか小学生みたいな感想は
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.6

すごい。シガニー・ウィーバーのファン層なのか、シニア世代の女性の方が客席を埋め尽くしていて、まずそこに驚いた。
そして、衰え知らずの美貌と渋さと格好良さ。シビれました。

途中まで、本当に『プラダを着
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

3.8

絶妙なキラキラ青春感と
骨太な役者陣の演技力が中和して、ギリギリバランス取れていたけど、(←口悪い)
パク・ジョンミン、イ・ソンミン出てて外れるわけがない。

パク・ジョンミンの高校生(新入生)役は意
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二つの光(2017年製作の映画)

3.8

何もなくても冒頭の娯楽室での自己紹介で泣いてた。
ハンデがある人たちの活力というか、あのキラキラした笑顔と逞しさには心打たれる。
そうした中で日常生活で情けを買いお節介を受け『ああ、自分って健常者では
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

これはまあまあかな。笑
vol.1に比べてアクションシーン少なめだし、スカッとするというより、ヒューマンドラマ取り入れました感。

vol.1が見応えあったからこそ、期待したんだけどなあ〜。


でも
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.6

びっくりした。こんなに素晴らしい映画があるなんて。
一度も飽きることなく、最後まで一貫して観ることができた。こんな鑑賞体験はいつぶりだろう。
青山真治監督の作品は【共喰い】しか観たことがなくて、たまた
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

くそおもろいやんけ!なんなんこれ!笑

はるか昔むか〜しに観たことあるんだけど、全然記憶に残ってないから、改めての再鑑賞したら、本当最高でした。
音楽の使い方といい、演出の感じといい、わっかりやすくて
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僕の帰る場所(2017年製作の映画)

3.7

初っ端、テッ君(弟)がカウン君(兄)とのじゃれあいで普通に顔面にグーパンチしてたの見てびっくりした!!!
そのあともジャンピング踏みつけをしたり、オモチャ投げつけたり、こんなに活発な弟居たら世話が焼け
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